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「騎士ちゃーん、はよ~」
勢いよく抱き付いてくる猛をすんでのところで避ける
「はよ~」
眠たげに欠伸を漏らしながら適当に挨拶を返すと、不満げな顔で肩を組まれ
「今日も1人朝練したん?真面目だね~
でも、なんか姫宮先輩は体調不良で帰ったって聞いたぜ?」
つい先程のことを思い出し、顔が赤くなる
目敏くオレの顔をみてニヤァ~と笑う猛に嫌な予感ぎする
「騎士ちゃん、もしかして静御前に告白とかしたわけ?んで、振った先輩が気にして早退!!どうだ!オレの名推理!!」
言われた瞬間に腹に一発重い一撃をお見舞いする
「まだ振られてねー!ってか、告白もしてねぇーよ!!」
「うぅ…いてぇ…、騎士ちゃん、見た目によらずいい拳持ってるよな...ガクッ」
ワザと死んだフリをする友人をほっといて自分の席に戻る
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