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貴妃といえば、あの景貴妃と同じ立場となる。実質上、皇后に次ぐ位だ。
何を考えているのだろうか。
「それだけは勘弁して、ようやく後宮を出られて喜んでるんだから」
皇帝の妃となってしまえば、二度と後宮から出ることもできず、後宮という鳥かごの中で一生暮らしていかなければならない。
後宮を出る時、それは死ぬ時。
そこで一つ疑問が。
赦鶯の妃、答応となった蓮花が、一颯の自害を止めるため宮廷の外に出られたのは何故か。
結局、蓮花は正式に答応となったわけではなかった。
赦鶯が答応にすると言っただけで、実際、冊封の儀式すら行っていない。
つまり、正式な妃となっていなかった。
皇帝の手がついたと周りは言っているが、そんな艶っぽい関係はまったくないのだから。
蓮花はまだ、皇后の侍女のままであったというわけである。
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