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いつもの場所で暗闇の中にきらりとひかり輝く星たちが降る空を並んで見上げた。
たわいない話と昔話に笑い合う。
ふっと笑いがおさまり、しばらく続いた沈黙のあと。
「俺、結婚することになった」そう告られた。
「そっか。おめでとう」にっこり笑って祝福の言葉を伝える。
君の幸せが嬉しい。でも、ぽっかり心に穴が空いたような気分になる。
このまま、ずっと一緒に。とはいかないと分かってた。
「男同士だったら、ずっと一緒に居られたかな」
ぽつりと呟いた言葉に
「ここまで仲良くなってなかったよ。男同士なら」優しい笑顔を浮かべてこちらに顔を向ける君とゆっくり視線がぶつかる。
君に出会ってから楽しい思い出しか思い出せない。
一緒に過ごす時間が愛おしかった。
もうすぐ傍に居られなくなる。
だから
「幸せになってね」と星降る夜に願う
秘めた想いを胸にしまって·····
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