< ブレイク・タイム >

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一真が、総合病院の救急処置室へ飛び込んで来た。 「新庄! 大丈夫か?!」 新庄は、撃たれた肩の処置を医師から受けているところだった。 「申し訳ありません、一真様……。サトリ様が……」 「ああ、分かっている。誘拐したという、動画が送られてきた。とりあえずは、身に危険は及ぼさないと言っているし、サトリも無事な姿が映っていた」 「そうですか……それは、良かった」 新庄は、ホッと息を吐いた。 そして、続けた。 「実は、犯人の目星は付いているんです」 「えっ?」 一真は驚いた。 「誰だ? それは」
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