13人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
一真が、総合病院の救急処置室へ飛び込んで来た。
「新庄! 大丈夫か?!」
新庄は、撃たれた肩の処置を医師から受けているところだった。
「申し訳ありません、一真様……。サトリ様が……」
「ああ、分かっている。誘拐したという、動画が送られてきた。とりあえずは、身に危険は及ぼさないと言っているし、サトリも無事な姿が映っていた」
「そうですか……それは、良かった」
新庄は、ホッと息を吐いた。
そして、続けた。
「実は、犯人の目星は付いているんです」
「えっ?」
一真は驚いた。
「誰だ? それは」
最初のコメントを投稿しよう!