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「えっ? 新庄?」
サトリが、不思議そうに新庄に向かって言った。
一真は、じっと黙った後に、ひとこと言った。
「新庄剣人……。いや、お前は、鮫島京介だろう」
「えっ?」
サトリは訳が分からずに、茫然としていた。
そのサトリに、新庄が、顔を歪ませて嗤って、言った。
「サトリ様、あなたのお父様は、底知れず、頭がいい」
そして、一真を見た。
「一真様、いつ、私が鮫島京介だとお分かりになったのですか?」
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