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この事は、氷室一真のプロフィール・エピソードとして、有名だった。
とにかく氷室一真と云う人間は、世間の人々から規格外の人間だと思われていた。
八才で、アメリカに渡り、マサチューセッツ工科大学に史上最年少で入学し、在学中に、AIソフトを開発し、起業した。
それが、大バズリし、世界的に有名な会社になった。
十三才で、その会社のCEОとして就任し、どんどん事業を拡大し、「KAZUMA」という一大企業グループを形成したのだ。
一真は、学校へ行く支度を慌ててしているサトリに言った。
「やっぱり、オレのハーレーで送ってやる」
「えっ? マジで?」
サトリは、喜びの声を上げた。
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