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公園の後はいつもみっくんと行くスーパーに行き、みっくんを捜した。
「お客様、連絡先を教えて下さい」
みっくんの事を聞くと店員さんに聞かれた。そうだ。みっくんが見つかった時に連絡してもらわなきゃ。泣きそうになりながら番号を言った。
スーパーを出た後はさらに空が暗くなっていた。
私のバカ。なんで帰って来た時にすぐみっくんを確認しなかったの。
みっくんが事故に遭ったらどうしよう。私のせいだ。
面倒でもみっくんを連れて行くべきだった。
みっくんと二度と会えなかったら……。
胸がぎゅっと押し潰される。
だめ、泣いてる場合じゃない。みっくんを捜さないと。そう思うけど、この瞬間、みっくんが私を呼んで泣いていると思ったら、心配で堪らない。目の前のアスファルトの道路が涙で滲む。
私、何やってんの。大事な、大事なみっくんを邪魔だと思ってた。そんな風に思ったから罰が当たったんだ。大切なみっくんだったのに……。
みっくん、ごめんね。ママが悪かった。ごめんなさい。
神様、お願いします。もう一度みっくんに会わせて下さい。可愛い私のみっくんに会わせて下さい。
どうかお願いします。
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