幻のハイウェイ

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       エピローグ 「これね」  事件から数か月後、僕たちは婚姻届を提出した。それから室蘭の地球岬まで行った。そして二人で展望台の幸福の鐘の前に立った。 「僕たちは急がずにゆっくりと行こう」 「はい、剛明さん」  僕たちは丸い水平線に向かって二人で幸福の鐘を鳴らした。          完
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