はじめに

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はじめに

この対談を始めようと思ったのは、去年の12月に、某喫茶店で待井さんと話をしたことがきっかけです。待井さんとは、「5分後に奇跡のラスト」でご一緒させていただき、また、リレー小説などもやっていたので、勝手に親近感を抱いていました。 話をしている中で、「待井さんの作品は生首を多用している」という話題になりました。待井さんと言えば、「5分後に奇跡のラスト」に掲載されている「雪の女」のように、感動的な作品のイメージだったので、生首の作品なんてあったっけ? と首を傾げました。 別れた後、私は待井さんの過去作品を読み直してみました。一通り読んでみて……生首だらけやないかい! と一人で盛大にツッコミを入れました。ただ、その時に思ったのは、待井さんの作品って、こんなに面白いのにあんまり評価されていないなあ、ということです。 まあ、エブリスタで生首が登場する話で人気を取るのは難しいでしょうが、それにしても読者が少なく、もったいないなあと感じました。そこで、私がインタビューを行えば、もっと読者が増えるのではないか、というのと、何よりこんなすごい作品をどうやって書いたのか根掘り葉掘り聞いてみたい! という欲望から、インタビューを依頼しました。 対談については、待井さんの生首小説を一作ずつ話題にあげ、私と待井さんで語り合います。それではどうぞ!
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