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それで、揉み手をして塩尻議員は言った。
「本日は、どのようなご用でございましょうか?まさか、離党でございますか?」
もう、塩尻は古巣の党を見捨てる気満々だったようだった。
勘解由小路は勘解由小路で、出された緑茶に、フラスコの清酒を垂らして飲み干して、極めて偉そうにこう言った。
職務中に飲酒をするなお前は。
「ゲフー。JKだ。JKを出せ変態親父」
塩尻は、キョトンとしていた。
「お前が、他の議員や金持ち相手にjkを手配しているのは解っている。素直に白状しろ。このロリペド野郎が。島原、輪っぱだ」
「いつも、俺に言うな。たまには自分でやったらどうだ?」
「え?だって、持ってないし。あんなバッチいもん」
「そのバッチいもんをかけろという気かお前は?!手帳に手錠すらないのか!」
「ない。塩尻何とか。児童買春の容疑で、逮捕だ。このゴミ変態め」
塩尻は、みるみる赤くなっていった。
「高名なお方からの紹介があればこそ、多少の無礼は大目に見るが、これ以上証拠もなく、私を犯罪者呼ばわりするなら、この塩尻耕三、容赦いたしませんぞ!稲荷山トキ?!八卦見の卜筮屋如きが何するものぞ!」
卜筮屋というのは、占いを生業にする者を貶めて言う言葉だった。
茶のお代わりを探して、少しキョロキョロした勘解由小路は言った。
「卜筮屋だと?政治屋が偉そうに。だがいいのか?死ぬぞ?お前」
「それは脅迫ですかな?」
「いや、事実を端的に言っただけなんだが。川藤に突き落とされた、お前等を警察にサそうとしていた官僚、名前、何だっけ?」
やはりか。こいつ本当に人の名前を覚えようとせんな。
「竹中純一だ」
「おお、そうだった。竹中の妹は、お気に入りか?生き別れになった妹が、お前に囲われてるんだな。それはまあ解るが、竹中の次は、お前なんだとさ。まあ竹中も、ついぞ会っていなかった妹が、お前に囲われてるなんて思わんものな?ついさっきまで、がっついてたんだろう?妹を呼んでこい。お前が調教した、歳の割におっぱいの発育のいい、清純派本ビッチだよ。妹は知ってるのか?お前を何とか救おうとして、マンションから突き落とされて、脳漿ぶちまけて死んだ兄貴のことを。それとも、それすらどうでもいいのか?月に25万程度の小遣いで、おっさんの股座舐め回す生活の方が大事なのか?おい!出てこいよ妹!お前の兄貴は、4日前に始末されたとさ!」
奥の扉が開いて、制服を着崩した女子高生が、ヨタつきながら歩いてきた。
島原には解った。僕悪魔の仕業だった。
「あー。俺達が来るまで、1戦交えてたって?何考えてんだお前」
リムジンの中で、小鳥遊君とイチャイチャしてたお前も同じだろうが。
彼女が成年でよかった。のか?成年だよな?どう見ても。
ところで、塩尻議員は泡を食っていた。どう考えても、申し開き出来ないからだった。
「お、お前!何で出てきた?!」
「知らない!何か無理やり!痛い!腕捻んないでよ!」
「なあ島原。とりあずJKを、こいつが隠してたのが解った。おい、お前等の関係は?というより、上は着崩して下着見えちゃってるのに、何でストッキングだけは、綺麗に履いてるんだ?何した?あれか、足コキか?足コキ1回幾らの契約なんだ?この事実を世間に広めてやろう。民自党の幹事長は、JKに足コキされるとすぐイっちゃうって」
「まあ、特ダネゲットしたんで、とっくに拡散中でゲス。今、いいね8万くれえでゲスな?」
「う、うわああああああああああああああああああああああ?!」
バカバカしい暴露を食らい、幹事長は崩れ落ちていた。
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