牽制

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「それに、直哉くんが心配してた。」 「兄貴が?何を?」 「世那くんが女遊びしすぎてるって。」 「そんなことまで話してるんだ。」 俺が他の女性と寝るのは、乙音が手に入らないからなのに。 何も知らない2人が俺の心配だって? 聞いて呆れる。 「乙音さんは、俺がそういう奴だって知ってここに来たんだね。」 「それは……」 俺は立ち上がり、彼女を後ろから抱き締めた。 「ここ、兄貴に見られた?」 夕方、つけたキスマークを俺は舌で舐めた。 「バレてない/あっ//」 「しー。声聞きたいけど、我慢してね。」 俺は乙音の口を右手で塞ぎながら、もう一方の手で太ももを撫でた。 「んん……/////」 「乙音さん、俺と遊んで?」 俺は耳元で囁いた。
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