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「瑠璃お兄ちゃん!」
「おお! 翡翠来たかーー!」
「毎年、お正月に猪さんがいないのはイベントやってたからなんだね?」
「そうそう。三匹とももうすっかりスタジオメンバーだからね。猪と触れ合える機会も一般人にはないからね。三匹とも賢くて助かるよ。翡翠たちも乗るか?」
「うーん。僕らはいっつも猪さんに乗ってるから。できればカイくんのシャンプーしたい!」
「よし! でも順番だからな?」
「はーーい。ところで伊織先生どこにいるの?」
「ふふ。どうしたと思う?」
「埋めた?」
「沈めた?」
「閉じ込めた?」
フーフーとスイスイが順番に怖いことを言っている。
「ブーー。正解はあれ」
瑠璃お兄ちゃんは空を指差した。そこには大きな風船が浮かんでおり、その表面に伊織先生が貼り付けられていた。
「正解は飛ばしたです。にょんたんずを知ってから、イベントに来るショタにすぐ女体化チョコレート食べさせようとするからお仕置きしてる」
「……伊織先生って瑠璃お兄ちゃんたちの上司だよね?」
「うん。上司だよ。だからどうしたって話だけど。子供に手を出したら俺らも仕事失うからキツめのお仕置きは必要なんだよ」
フーフーとスイスイがガクガク震えながら抱き合っている。
「俺絶対悪いことしない!」
「僕も!」
なんか先月もこんな場面見た。とりあえず瑠璃お兄ちゃんのいる仕事場は半端なことしないってのがよく分かった。
二月に続くよーー!
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