新約聖書

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使徒言行録 - 第 1 章 最初の書物を書いたのは、テオフィロス、イエスが行い始め、教え始めたすべてのことを記述している イエスが、ご自分の選んだ使徒たちに聖霊によって戒めを授けた後、高いところに上げられた日まで。 これらの人々に対しても、イエスは苦しみを受けた後、多くの証明しがたい証拠をもって生きて現れ、 40 日間彼らの前に姿を現し、神の国に関する事柄を語った。 そして、彼らと食事をしたとき、エルサレムから出発しないように命じられた。 - ヨハネは確かに水でバプテスマを授けたが、あなたがたは、そう遠くないうちに、聖霊でバプテスマを受 けるであろう」。 そこで、集まっていた人々は彼に言った、「主よ、あなたがイスラエルに王国を回復されるのは、この時 ですか。 主は彼らに言われた、「あなたがたは、父なる神がその独占的な権能によって留保しておられる時や 季節を知ることはできない」; しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受け、エルサレム、全ユダヤとサマリア、 および地の果てまで、わたしの証人となるであろう」。 これらの言葉を語ったとき、彼は彼らの目の前で高い所に上げられ、雲で彼らの目から隠された。 - イエスが上って行かれるとき、彼らがじっと天のほうを見ていると、見よ、二人の男が白い衣を着て彼 らのそばに立っていた。 そして彼らに言った、「ガリラヤの人たちよ、なぜ高いところを見つめているのか。あなたがたから天に上 げられたこの同じイエスが、あなたがたの見たように、天に上って来られるのである。 それから、彼らはオリベと呼ばれる山からエルサレムに帰った。オリベは町から安息日の長さほども離 れている。 そして、そこに入ってから、ペテロ、ヨハネ、ヤコブ、アンデレ、フィリポ、トマス、バルトロメオ、マタイ、アル ファイオの子ヤコブ、熱心者シモン、ヤコブの子ユダが集まっている上の部屋に上った。 「これらの人々はみな、女たち、イエスの母マリア、兄弟たちとともに、心を一つにして祈り続けた。 そのころ、ペテロが兄弟たち(現在、集会は百二十人ほどで構成されていた)の真ん中で立ち上が って言った: 兄弟たち、聖霊がダビデの口によって以前に語った、イエスを逮捕した者たちの手引きであったユダに 関する聖句が成就するのは、望ましいことである、 - なぜなら、彼はわたしたちの中に数えられ、この務めに携わっていたからです。 - (さて、この人は不義の代価で畑を買ったが、突進して来て、中ほどで破裂し、その内臓がすべてこ ぼれ落ちた; - このことがエルサレムのすべての住民に知られたので、彼らの言葉でその畑はアセルダマ、すなわち血 の畑と呼ばれるようになった)。 - 詩篇の書にこう書いてある、「その住まいを荒れ果てさせ、そこに人を住まわせないようにしなさい: 他の者にその務めを負わせなさい。 「それゆえ、主イエスがわれわれの間を歩まれたとき、ずっとわれわれに同行していた者のうち、次の者 が必要である。 - ヨハネのバプテスマから始まって、主がわたしたちから高みに連れて行かれる日まで、わたしたちの間 を歩いた人々のうち、このうちのひとりが、わたしたちとともに、主の復活の証人となることが必要です」 。 - そこで、彼らは二人を提案した。バルサバと呼ばれるヨセフと、ユストゥスと呼ばれたマティアである。 - 彼らは祈って言った、「すべての人の心を知っておられる主よ、このふたりのうち、どなたをお選びになっ たのか、わたしたちに示してください」。 ユダが道を踏み外し、自分のところに行ってしまったこの働きと使徒職の空席を埋めるために。 - そして彼らはくじを引いたが、そのくじはマティアスに当たり、彼は十一人の使徒たちとともに場所を 与えられた。 ペンテコステの日が完全に来たとき、彼らはみな一か所に集まっていた; 突然、天から大風が吹き荒れるような音がして、彼らが座っていた家中に満ちあふ - すると、火のような舌が彼らの間に分散して現れ、一人一人がその上に座った。 - すると、彼らは皆、聖霊に満たされ、御霊が彼らに言葉を与えるままに、他の異言で話しはじめた。 - さて、エルサレムには、天下のあらゆる国から来たユダヤ人、敬虔な人々が住んでいた。 - そのため、この声が聞こえると、群衆は集まってきて、それぞれが自分の言葉で話しているのを聞いた ので、当惑した。 彼らは驚いて言った、「見なさい!そこで話しているのは、みなガリラヤ人ではないか。 「それなのに、どうして私たちは、彼らがそれぞれ自分の母国語で話しているのを聞くことができるので しょうか。 「わたしたちはパルティア人、メデス人、エラム人、メソポタミア、ユダヤ、カッパドキア、ポントス、アジアか ら来た人々です、 フリギア、パンフィリア、エジプト、キュレネ周辺のリビアの地域、そしてここに住んでいるローマ人です、 - ユダヤ人も宣教師も、クレタ人もアラビア人も。彼らが自分の舌で神の偉大さを語っているのを、私 たちはどのように聞いているのだろうか。 すべての人が驚き、当惑して、互いに問いかけた:これはどういうことなのか。 しかし、あざける者たちは言った、「彼らは酔っているのだ! そこでペテロは十一人と共に立ち上がり、声を張り上げて、次のように命じた:ユダヤの人々、エルサ レムの住民の皆さん、このことに注意し、わたしの言葉に耳を傾けてください。 「この人たちは、あなたがたが思っているように、酔っぱらってはいない、昼の三時であることを見ればわ かる。 - しかし、これは預言者ヨエルを通して語られたことである: 「主は言われる、終わりの日に、わたしはわたしの霊をすべての肉体に注ぎ、あなたの息子や娘は預 言し、あなたの若者は幻を見、あなたの老人は夢を見るであろう」; 「そのころ、わたしの下男、下女にもわたしの霊を注ぎ、彼らは預言する。 「わたしは天の上に不思議を、地の下に印を示し、血、火、煙の蒸気を出す。 - 主の大いなる栄光の日が来る前に、太陽は暗黒となり、月は血となるであろう。 - そして、主の名を呼ぶ者はだれでも救われるようになる。 「イスラエルの人々よ、これらのことばに注意せよ。ナザレのイエスは、奇跡と不思議としるしとによって 、あなたがたの前で神に認められた人であり、神ご自身があなたがたの間で彼によってなさったのである 、あなたがたも知っているように; -神の決められた目的と予知によって引き渡されたのに、あなたがたは、無法者たちの手で十字架につ けて彼を殺した; しかし、神が死の束縛を打ち破ってよみがえらせたのである。 - ダビデは彼についてこう言っている、「わたしは、主がいつもわたしの前におられるのを見た、主はわたし の右におられるので、わたしは動かされない。 「それゆえ、わたしの心は喜び、わたしの舌は喜び、さらに、わたしの肉もまた希望をもって休むであろう 、 あなたはわたしのたましいを死に至らしめない、またあなたの聖なる者に腐敗を見させることをなさらな いからです。 - あなたは私に命の道を知らせ、あなたの御前で私を喜びで満たしてくださいます 25 - ダビデは彼につ いてこう言った、「わたしは主がいつもわたしの前におられるのを見た、主はわたしの右の座におられるの で、わたしは動かされることがない」。 「それゆえ、わたしの心は喜び、わたしの舌は喜び、わたしの肉もまた希望をもって休むであろう、 - あなたはわたしのたましいを死に至らしめない、またあなたの聖なる者に腐敗を見させることをなさら ないからです。 - あなたは私に命の道を知らせ、あなたの御前で私を喜びで満たしてくださいます。 - 兄弟たちよ、家長ダビデについてはっきり言っておくが、彼は死んで葬られ、その墓は今日までわたし たちの間に残っている。 「それゆえ、預言者であった私は、神が彼の子孫のひとりがその王座につくと彼に誓われたことを知っ ていた。 - このことを予見して、キリストの復活に言及したのである。 - このイエスは神がよみがえらせたもので、私たちはみなその証人である。 - それゆえ、神の右の座に上げられ、父から聖霊の約束を受け、あなたがたの見聞きしているこれを 注いだのである。 - ダビデは天に昇ったのではなく、自ら宣言しているのである、『主は私の主に、「私の右に座れ」と言 われた、 わたしがあなたの敵をあなたの足台とするまで。 - だから、イスラエルの全家は、神が、あなたがたが十字架につけたこのイエスを、主でありキリストであ るとされたことを確信しよう。 - これらのことを聞いて、彼らの心は溶かされ、ペテロと他の使徒たちに言った、「兄弟たち、わたしたち はどうしたらよいのでしょうか。 ペテロは彼らに言った、「悔い改めて、罪の赦しのために、イエス・キリストの名によって、ひとりひとりバ プテスマを受けなさい。 約束は、あなたがたにも、あなたがたの子らにも、また遠く離れている者にも、われわれの神である主 が召される限り、すべての人にある。 - このほかにも多くの言葉をもって、彼らを証しし、戒めた、「この陋劣な世代から自分を救え。 そして彼らは、使徒たちの教えと交わり、パンを裂くことと祈りとを、堅く続けていた。 すると、すべての魂に恐れが生じ、使徒たちを通して多くの不思議としるしが行われた。 信じる者たちは皆、共にいて、すべてのことを共にしていた。 - 彼らは自分の持ち物や品物を売り、その代金を、必要な人のいるように、すべての人に分配した。 彼らは毎日、心を一つにして神殿にとどまり、家から家へとパンを裂き、喜びと真心をもって食事をと った、 神をほめたたえ、すべての民の共感を得た。一方、主は、救われる人々を日に日に彼らに加えられた 。。 ペテロとヨハネは、九時の祈りのために神殿に上った。 生まれつき足の不自由な人が運ばれてきたが、彼らは毎日、美女と呼ばれる神殿の戸口に寝かせ て、入る人に施しを求めた。 - 彼はペテロとヨハネが神殿に入ろうとするのを見て、自分に施しが与えられるようにと懇願した。 - ペテロは彼を見て、ヨハネといっしょに、言った:私たちを見なさい。 - 彼は何かを受けることを期待して、彼らをじっと見ていた。 しかし、ペテロは彼に言った、「銀や金は持っていないが、持っているものはあなたに与える! そして、右の手を取って、彼を持ち上げると、すぐに彼の足と足首に力が入った; 彼は躍り上がって歩き、彼らとともに神殿に入り、躍り上がって神をほめたたえた。 人々はみな、彼が歩きながら神をほめたたえるのを見た、 そして、彼が神殿の美しい門に座っていた乞食であることを見分け、彼の身に起こったことに驚きと感 嘆の念を抱いた。 彼がペテロとヨハネにつかまったとき、すべての民は、ソロモンと呼ばれる車寄せにいる彼らのもとに駆 け寄り、大いに驚いた。 ペテロはそれを見て、民衆に向かって言った、「イスラエルの子たちよ、なぜこれを驚嘆するのか、なぜ 私たちを、私たちの力や神性によって、彼を歩かせたかのように見るのか。 アブラハム、イサク、ヤコブの神、すなわちわたしたちの先祖の神は、あなたがたが裏切ってピラトの前 で否定したそのしもべイエスを、釈放しようと決心したときに、栄光を与えてくださいました。 しかし、あなたがたは、聖なる正しい方を否定し、人殺しを認めてくれるように頼んだ。 あなたがたは、神が死者の中からよみがえらせた命の創造主を殺したのであり、そのことは私たちが目 撃している。 イエスの名を信じる信仰によって、その同じ名が、あなたがたが今見て認めているこの人を強くした。そ う、イエスによってもたらされる信仰が、あなたがたの前で、彼に完全な健康を与えたのだ。 さて、兄弟たちよ、あなたがたは無知でやったのであり、あなたがたの支配者たちもそうであったことを、 わたしは知っている; しかし、神は、すべての預言者の口によって予告されたこと、すなわち、そのキリストが苦しむことを、こ のように成就されたのである。 - だから、悔い改めて、立ち直りなさい、そうすれば、あなたがたの罪は消されるであろう、 それは、主の御前からさわやかな時が来て、主があなたがたのために任命されたキリスト、イエスを遣 わされるためである、 神がその聖なる預言者たちの口によって昔から語られた、万物の回復の時まで、天が受けなければ ならない者である。 22 モーセは確かに言った、「神である主は、あなたのために、あなたの同胞の中から、わたしのような預 言者を起こされるであろう。 - そして、その預言者に聞き従わない魂は、みな民の中から断たれるであろう。 - サムエルに始まるすべての預言者たち、およびその後語った多くの預言者たちも、この日のことを語っ ている。 - あなたがたは、預言者たちの子であり、神があなたがたの先祖と結ばれた契約の子であって、アブラ ハムに言われた、『あなたの子孫において、地のすべての国民は祝福される。 - 神はそのしもべを起こし、あなたがたを祝福するために、まず彼をあなたがたのところに遣わされたの である。 彼らがまだ人々に話しているとき、祭司たち、神殿長、サドカイ派の人々が彼らの前に現れた、 - 彼らが民衆に教え、死者の中からの復活をイエスのうちに宣べ伝えていることを恨んだ; - そして、彼らを逮捕して、翌日まで牢に入れた。 しかし、みことばを聞いた者の多くはこれを受け入れたので、その人数は約五千人になった。 翌日、当局者、長老、律法学者たちがエルサレムに集まってきて 大祭司アンナス、カイアファ、ヨハネ、アレキサンダー、および大祭司の家系に属する者すべてとともに ; そして、彼らの前に立ち、問いただした:あなたがたは、何の力によって、あるいは誰の名によって、こ のようなことをしたのですか。 - そこで、聖霊に満たされたペテロは彼らに言った:民衆の権威者たち、長老たちよ、 - 今日、私たちは、病人になされた善行と、その病人がどのように癒されたかについて問われているの ですから、 - あなたがたも、イスラエルのすべての人々も、あなたがたが十字架につけたナザレのイエス・キリストの 名によって、神が死者の中からよみがえらせた方であることを、よく理解しておきなさい。 このイエスは、あなたがたの建てた人たちに拒まれた石であって、礎となるものである。 「救いは、ほかの何ものにもありません。 彼らは、ペテロとヨハネの大胆さを見て、彼らが無学で教養のない人間であることを知り、驚き、自分 たちがイエスと一緒にいたことを認めた。 - 癒やされた人を一緒に見て、彼らは何も反論することができなかった。 そして、彼らは彼らを議会の外に出して、自分たちの間で相談した、 - こう言った、「わたしたちはこの人たちをどうしたらよいでしょうか。彼らによって注目すべき奇跡が行わ れたことは、エルサレムのすべての住民に明らかであり、私たちはそれを否定することができないからであ る; しかし、民衆の間にこれ以上広まらないように、この名について、もう誰にも話さないように、彼らを脅 そう。 - そこで彼らは彼らを呼び寄せ、イエスの名によって一切話したり、教えたりしないようにと命じた。 - しかし、ペテロとヨハネは彼らに答えた、「神にではなく、あなたがたに耳を傾けることが、神の目に正 しいかどうか、判断してください; - わたしたちは、見聞きしたことを語らずにはいられないからです。 そこで、さらに彼らを脅したが、民衆のために、彼らをどのように罰することができるか分からず、彼らを 解放してしまった。 さて、この奇跡的ないやしが起こった人は、四十歳を越えていた。 彼らは放されてから、兄弟たちを捜して、祭司長たちや長老たちが自分たちに言ったことをいろいろと 告げた。 これを聞いて、彼らはいっせいに神に向かって声をあげ、言った。 - 主よ、あなたのしもべであるわたしたちの父ダビデの口によって、聖霊によって、こう言われた方、なぜ 異邦人は怒り、民はむなしいことをたくらむのか。 - 地の王たちは立ち上がり、支配者たちは主に対して、またその油注がれた方に対して集まっている; 彼らがこの町で、あなたが油を注がれたあなたの聖なるしもべイエスに対して、ヘロデとポンテオ・ピラト と、異邦人とイスラエルの民とが本当に集まったからである、 あなたの手とあなたの目的とが予言したことを実行するために; - 今、主よ、彼らの脅しをご覧になり、あなたのしもべたちが、勇気をもってあなたのことばを宣べ伝える ことをおゆるしください、 - あなたの聖なる僕イエスの名によって、あなたの手を伸ばして、癒しとしるしと不思議を行わせてくだ さい。 - 彼らが祈ったとき、集まっていた場所が揺れ動いたので、彼らはみな聖霊に満たされ、大胆に神の 言葉を語った。 - 信じる者たちの大勢は、心と魂が一つであった。誰も自分の所有するものを一つも自分のものだと 思わず、すべてを共通にした。 - 使徒たちは大きな力をもって主イエスの復活をあかしし、大きな恵みが彼ら全員の上にあった。 - 彼らの中には貧しい人が一人もいなかったからである。土地や家を所有している者は、それらを売っ て、その代金を携えてきた。 - それを使徒たちの足もとに置いて、必要な人がいれば、すべての人に配った。 - ヨセフは、使徒たちがバルナバという姓を与えたが、それはすなわち、レビ人で、キプロスの出身である 。 - 彼は畑を持っていたので、それを売り、その代価を持って来て、使徒たちの足もとに置いた。 使徒の働き 「一方、アナニアというある人が、妻のサフィラとともに、持ち物を売っていた、 - しかし、妻の同意を得て、代金の一部を保留し、残りを取って使徒たちの足もとに置いた。 - そこでペテロは言った、「アナニヤ、なぜサタンはあなたの心を満たして、畑の代金の一部を留保して 、聖霊に嘘をつかせたのですか。 もしあなたがそれを持ち続けたなら、それはあなたのものではないのですか。また、もしそれが売られたと しても、あなたの力にはならないのでしょうか。では、あなたはどのようにしてこの目的を胸に刻んだのか ?あなたは人に嘘をついたのではなく、神に嘘をついたのです。 「アナニヤはこれらの言葉を聞いて、倒れて死に、これを聞いたすべての人の上に大きな恐れが生じた 。 - 若者たちは起き上がって彼の体を覆い、彼を運び去って葬った。 - 約三時間後、アナニヤの妻が、何が起こったか知らずに、入って来た。 そこでペテロは彼女のところに行き、彼女に尋ねた、「教えてください、そんなに高く売れたのですか? 教えてください、あの土地はそんなに高く売れたのですか。彼女は答えた、「はい、そんなに高く売れま した。 - ペテロは彼女に言った、「なぜ、あなたは主の霊を誘惑することに同意したのですか。見よ、あなたの 夫を葬った者たちの足が戸口にあり、あなたを運び出すでしょう。 - その瞬間、彼女はペテロの足もとに倒れ、息を引き取った。すると、若者たちが入ってきて、彼女が 死んでいるのを見つけたので、彼女を運び出し、夫とともに葬った。 - そして、教会全体と、これらのことの報告を聞いたすべての人の上に、大きな恐怖が起こった。 - 使徒たちの手によって、多くのしるしと不思議とが人々の間に行われた。そして、彼らは皆、ソロモン のポーチに一心に集うのが常であった。 しかし、他の者はだれもあえて彼らに加わろうとしなかったが、人々は彼らに大きな感嘆を与えた。 そして、信者の数はますます増え、男も女も、主とともに結ばれていった、 そのため、病人を街路に運び、ベッドや担架に寝かせ、ペテロが通りかかると、せめてその影が何人か の病人を覆い隠してしまうほどであった。 エルサレム周辺の町からも、病人や汚れた霊に苦しめられている人たちを連れて、多くの人が集まって 来たが、彼らはみないやされた。 ところが、大祭司が立ち上がり、また彼とともにいたすべての者、すなわちサドカイ派の者たちが、嫉 妬にかられた、 - そして、使徒たちを逮捕し、公の牢に入れた。 - ところが、主の天使が夜になって牢の戸を開き、彼らを連れ出して言った: 「行って、神殿に立ち、この命のことばをすべて人々に語りなさい。 「これを聞いて、彼らは夜明けとともに神殿に入り、教えた。大祭司が来て、また彼とともにいた者たち は、イスラエルの子らの議会と元老院をすべて招集し、彼らを牢に送った。 「しかし、看守が行ってみると、彼らは獄にいなかった、 - こう言った:私たちは、牢がしっかりと閉ざされ、衛兵が戸のそばの持ち場にいるのを見つけました。 しかし、私たちが戸を開けてみると、中にはだれもいませんでした。 - この情報を聞いた神殿長や祭司長たちは、彼らについて、またこれは何であろうかと、当惑した。 一方、ある人が来て彼らに言った、「見よ、あなたがたが牢に入れた者たちが、神殿で人々に教えて います。 そこで、隊長と看守が来て、民衆から石を投げつけられるのを恐れて、暴力なしに彼らを連れて来た 。 彼らは連れてきて、サンヒドリンに差し出した。すると、大祭司が彼らに質問した、 言った、「私たちは、この名によって教えないようにと、あなたがたにはっきりと命じたのに、あなたがたは その教義でエルサレムを満たし、この人の血を私たちの上に流そうとした。 - そこで、ペテロと他の使徒たちは言った、「私たちは、人よりも神に従うべきです。 - 私たちの先祖の神は、あなたがたが木に吊るして殺したイエスを、よみがえらせたのです。 しかし、神は彼を右の手で高くして、王子とし、救い主とし、イスラエルに悔い改めと、罪の赦しを与え られました。 さて、わたしたちはこれらのことの証人であり、神がご自分に従う者にお与えになった聖霊もまた、その 証人なのである。 しかし、彼らはそれを聞いて、心を切り裂かれ、彼らを殺そうとした。 - しかし、ガマリエルというパリサイ人で、律法の教師であり、すべての民衆から尊敬されていた者が、 サンヒドリンで立ち上がり、少しの間、出発するように命じた、 - そして彼らに言った、「あなた方イスラエル人は、この人たちに対する行いに注意しなさい。 これらの日の前に、テウダが立ち上がり、自分を何かであるとほのめかして、四百人ほどの者を集めた が、彼は殺され、彼に従う者はみな散り散りになって、無に帰してしまった。 「この後、国勢調査の時代にガリラヤ人ユダが起り、多くの者を連れて行ったが、彼も滅び、彼に従う 者はみな散らされた。 - さて、わたしはあなたがたに言う、この人たちに手をかけ、彼らを放っておきなさい; - しかし、もしそれが神から出たものであるなら、あなたがたは彼らを滅ぼすことはできない。そして彼ら は彼に同意した。 - そして彼らは使徒たちを呼び寄せ、 らを打ちのめし、イエスの名によって語ってはならないことを命じて、彼らを去らせた。 - そして彼らは、この名のために恥を受けるにふさわしいと認められたことを喜びつつ、サンヒドリンから 去って行った。 そして、毎日、神殿で、また家から家へ、キリストであるイエスを教え、宣べ伝えるのをやめなかった。 その頃、弟子の数が増えてくると、ヘレニズムの人々がヘブライ人に対して、日々の分配で彼らの寡婦 が忘れられているという理由で、ざわめきが起こったのです。 - そこで十二人は弟子たちの共同体を召集して言った、「私たちが食卓に仕えるために神の言葉を捨 てるのは、道理に合わないことです。 「しかし、兄弟たち、あなたがたの中から、聖霊と知恵とに満ちた、評判のよい七人の人を選び、この 奉仕を担当させましょう」; 私たちとしては、祈りとみことばの務めに専念するつもりです。 この意見は全共同体に喜ばれたので、彼らは信仰と聖霊に満ちた人ステファノ、フィリポ、プロコルス 、ニカノール、ティモン、パルメナス、アンティオキアの異教徒ニコラオを選んだ。 そして、彼らを使徒たちの前に置き、祈った後、彼らの上に手を置いた。 エルサレムでは神の言葉が増し、弟子たちの数が増え、多くの祭司たちも信仰に従順になった。 - そしてステファノは、恵みと力とに満ち、人々の間で大きな不思議としるしとを行った。 ところが、ディスペンセーション派と呼ばれる会堂の者、キレネ派の者、アレクサンドリア派の者、キリキ アとアジアの者の中に、ステファノと論争している者がいた; - 彼らは、ステファノが語った知恵と御霊に逆らうことができなかった。 そこで彼らは、「私たちは、この人がモーセに対する冒涜と神に対する冒涜を語るのを聞いた。 彼らは民衆、長老、律法学者をかき集めて、彼の上に来て、彼を捕らえ、サンヒドリンに連行した。 - 彼らは偽の証人を連れてきて、「この人は聖なる場所と律法に対して語るのをやめない」と証言させ た; - わたしたちは、このナザレのイエスがこの場所を破壊し、モーセがわたしたちに伝えた習慣を変えると 言うのを聞いた。 - 議会に座っていた者は皆、ステファノに目を留めたが、その顔は天使の顔のようであった。 - 大祭司は彼に言った、「これはそうなのか? ステファノは答えた、「兄弟たち、父たちよ、聞きなさい。栄光の神は、父アブラハムがメソポタミアにい たとき、ハランに住む前に、私たちの父アブラハムに現れました、 そして彼に言った、「あなたの国や親族から出て、わたしがあなたに示す土地に来なさい。 そこで彼はカルデヤの地から出て、ハランに住んだ。そしてそこから、父の死によって、神は彼を、今あな たがたが住んでいるこの地に連れて来られた。 その地において、神は彼に嗣業を与えず、足一本分も与えなかったが、彼に子がないときには、これ を所有させ、また彼の後、その子孫に与えると約束された。 - 神は、彼の子孫は異国の地でよそ者となり、そこで四百年間奴隷となり、虐待を受けるだろうと言 われた; 「わたしは神と言い、彼らが奴隷となる国を裁き、その後、彼らはそこから出て行って、この地でわたし に仕える。 - そして、割礼の契約を彼に与えた。イサクが生まれ、アブラハムは八日目に彼に割礼を施した。 - 家長たちはヨセフをねたんで、彼をエジプトに売ったが、神は彼とともにおられた。 - 神は彼とともにおられ、彼をそのすべての苦難から救い出し、エジプトの王パロの目の前で彼に好意 と知恵とを与え、その国と王家のすべてとを治める者とされた。 - しかし、エジプト全土に飢饉が起こり、カナンには大きな苦難があり、われわれの先祖は食物を見 いだせなかった。 - しかしヤコブはエジプトに穀物があることを聞いて、初めて私たちの先祖を遣わした。 - 二度目にヨセフはその兄弟たちに知らされ、ヨセフの家族はパロに知られるようになった。 そこでヨセフは送って、父ヤコブとその親族全員、すなわち七十五人を呼び出した。 ヤコブはエジプトに下って行き、そこで死に、われわれの先祖もまた死んだ; 彼らはシェケムに運ばれ、アブラハムがハモルの子らから金を出してそこで買った墓に寝かされた。 しかし、神がアブラハムに誓われた約束の時が近づいたので、民はエジプトで成長し、ふえた、 そこで、ヨセフを知らない別の王が現れるまでであった。 この別の王は、われわれの民族を狡猾に扱い、われわれの父祖を拷問して、その子を捨てさせ、生き 残れないようにさせた。 - そのころ、神の目に美しいモーセが生まれた。彼は三か月の間、その父の家に留め置かれた; - 彼がさらし者になったとき、パロの娘は彼を引き取り、自分の子として育てた。 モーセはエジプト人のすべての知識を教育され、言葉にも行いにも力強かった。 - 彼が四十歳になったとき、彼の兄弟であるイスラエルの子らを訪ねるという考えが浮かんだ。 彼は人が不当に扱われているのを見ると、自分の守りを固めて、虐げられた者を討ち、そのエジプト 人を殺した。 - さてモーセは、神が自分を通して自分たちを救おうとしておられることを、兄弟たちが理解するだろう と考えたが、彼らは理解しなかった。 翌日、彼は戦っている者たちのところに来て、彼らを平和に戻そうとして言った、「人びとよ、あなたが たは兄弟であるのに、なぜ互いに争うのか。 - しかし、隣人を攻撃する者は彼を撃退して言った、「だれがあなたを私たちの権威とし、裁判官とし たのですか? 「あなたは昨日エジプト人にしたように、わたしを殺すのか。 - この言葉にモーセは逃げて、ミディアンの地でよそ者となり、そこで彼にふたりの息子が生まれた。 - 40 年後、シナイ山の荒野で、天使が燃える柴の炎の中にモーセの前に現れた。 しかし、モーセはその光景に驚き、観察しようと近づいたとき、主の声が聞こえてきた: 私はあなた方の先祖の神、アブラハム、イサク、ヤコブの神である。モーセは恐怖に震えながら、あえて 彼女を見ようとはしなかった。 主は彼に言われた、「あなたの立っている所は聖なる地であるから、あなたの足からサンダルを脱げ。 「わたしはエジプトにいるわが民の苦しみを見、そのうめき声を聞き、彼らを救うために下ってきた。今 すぐ来なさい、私はあなたをエジプトに遣わす。 彼らが否定したこのモーセは、『だれがあなたを権威とし、裁判官としたのか』と言った。神は彼に、柴 の中に現れた天使の助けによって、支配者、解放者として遣わされたのである。 彼は彼らを連れ出し、エジプトの地、紅海、荒野で四十年の間、不思議としるしを行なった。 モーセがイスラエルの子らに言った、『神はあなたがたのために、兄弟たちの中から、私のような預言者 を起こされる。 このモーセこそ、荒野で会衆の中にいて、シナイ山で彼に語りかけた天使と、われわれの先祖たちと一 緒にいた者であり、生きた言葉を受け取って、それをわれわれに伝えた者である。 われわれの父祖たちが従おうとせず、彼を退けて、心の中でエジプトに引き返したのは、この人である 、 アロンに言った、「われわれの前に出る神々を造れ。われわれをエジプトの国から連れ出したこのモーセ については、われわれは彼の身に何が起こったかを知らない」。 そのころ、彼らは子牛を造り、その偶像に犠牲をささげて、その手のわざを喜んだ。 しかし、預言者の書に書いてあるように、神は背を向けて、彼らを天の軍勢の礼拝に渡された:イス ラエルの家よ、あなたがたは、四十年の間、荒野でわたしに犠牲といけにえをささげた、 - またモロクの幕屋と、神レパンの星を立てて、これを拝んだのではなかったか。それゆえ、私はあなたを バビロンに追放する。 証の幕屋は荒野でわれわれの先祖の間にあったが、それはモーセに、自分の見た型にしたがって作る ようにと言われた、彼の定めたとおりである。 この幕屋は、神が彼らの前から追い払われた国々を、ダビデの時代に至るまで占領したとき、ヨシュア とともに、それを受け取った我々の先祖も、これを取り上げた。 - 彼は神の前に恵みを見いだし、ヤコブの神のために住まいを造ってくださるよう、神に懇願した。 - しかし、彼に家を建てたのはソロモンであった。 - しかし、いと高き方は人間の手で作った家には住まわれない: 「天はわたしの王座、地はわたしの足台。主は言われる、あなたはわたしにどんな家を建てようとする のか、わたしの安息の地は何なのか? 「わたしの手がこれらのものをすべて造ったのではあるまいか。 あなたがたは、心も耳もこわばった無割礼な者で、いつも聖霊に逆らう。 あなたがたの先祖は、どの預言者たちを迫害しなかったか。あなたがたの父祖が迫害しなかった預言 者はだれか。彼らは、以前、正しい方の到来を告げた者を殺した、 天使の働きによって律法を受けたのに、それを守らなかったあなたがたは。 これを聞いて、彼らは心に激怒し、彼に対して歯ぎしりをした。 しかし、聖霊に満たされたステファノは、天を仰ぎ見て、神の栄光と、その右の手に立っておられるイエ スとを見た、 そして言った、「見よ、私は天が開かれ、人の子が神の右の座に立つのを見る。 しかし、彼らは大声で叫び、耳をとめ、一心に彼に突進していった。 そして、彼を町の外に放り出し、石を投げつけた。証人たちは、サウルという青年の足もとに自分の服 を置いていった。 そして彼らは、「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と呼びかけて言ったステファノを石打にした! 6 それから、彼はひざまずいて、大声で叫んだ:主よ、彼らにこの罪を負わせないでください!この言 葉によって、彼は眠りについた。 「サウロは自分の死を承諾していた。その日、エルサレムの教会に対して大きな迫害が起こり、使徒た ちを除いて、彼らはみなユダヤとサマリヤの地方に散らされた。 「ある敬虔な人たちがステファノを葬り、彼のことを大いに嘆いた。 しかし、サウロは教会を荒廃させ、すべての家に入り、男女を引きはがして牢に閉じ込めた。 一方、海外に散らされた者たちは、みことばを宣べ伝えて回った。 - ピリポはサマリヤの町に下って行き、彼らにキリストを宣べ伝えた。 - 群衆は一致して、ピリポの語ることを聞き入れ、ピリポが行ったしるしを見た。 とりつかれた多くの人の汚れた霊が、大声で叫びながら出てきたり、半身不随や足の不自由な人が 多くいやされたりしたからである。 そして、その町には大きな喜びがあった。 - さて、シモンというある人がいて、そこで魔術を行い、サマリヤの人々を欺いて、自分が偉い人である とほのめかしていた; その人に、小さい者から大きい者まで、みな耳を傾けて言った、「この人こそ、大能と呼ばれる神の力 である」。 彼らが彼に固執したのは、彼が長い間、魔術で彼らを欺いていたからである。 しかし、フィリポが神の国とイエス・キリストの名に関することを宣べ伝えたので、彼らは信じたところ、 男も女もバプテスマを授かった。 - シモン自身も信仰を受け入れ、バプテスマを受けると、そのしるしと不思議に驚いて、ピリポにぴった りとついて行った。 さて、エルサレムにいた使徒たちは、サマリアが神の言葉を受けたと聞いて、ペテロとヨハネを遣わした ; -その使徒たちは、そこを下って行き、彼らのために、聖霊を受けるようにと祈った; まだ、聖霊は彼らのだれにも下っていなかったが、彼らは主イエスの名によって洗礼を受けた。 - それから、彼らは彼らの上に手を置いたので、彼らは聖霊を受けた。 - しかし、シモンは、使徒たちが手を置いたことによって【聖】霊が与えられたのを見て、彼らに金を差し 出した、 - こう言った。「わたしにもこの力を与えてください。わたしが手を置く者はだれでも、聖霊を受けることが できます。 - しかし、ペテロは彼に言った、「あなたの金は、あなたとともに滅びへと向かうものです。 あなたがたは、この働きにおいて、何の役割も分担もありません。 だから、自分の悪を悔い改め、主に祈って、自分の心の意図が赦されるようにしなさい; - わたしは、あなたが苦汁の胆汁と不義の絆の中にいることを知ったからである。 - しかし、シモンは答えて彼らに言った。あなたがたの言ったことが、わたしに降りかからないように、わた しのために主に祈ってください」。 しかし、彼らは主の言葉を証しして話した後、エルサレムに帰り、サマリヤ人の多くの村々に福音を宣 べ伝えた。 主の天使がフィリポに語りかけて言った:準備をして、エルサレムからガザに下る道の、南側のほうに 行きなさい。彼は起き上がって行った。 - 見よ、エチオピア人の宦官で、エチオピア人の女王カンダスの高官であり、そのすべての宝庫を監督 していた者が、エルサレムで礼拝するために来ていた。 - 帰ってきて、その馬車に座り、預言者イザヤを読んでいた。 - すると、御霊がフィリポに言った、「その戦車のそばに行って、彼に付き添いなさい。 フィリポは走って行って、彼が預言者イザヤを読んでいるのを聞き、言った、「あなたは読んでいること がわかりますか? - 彼は答えた、「だれかが説明してくれないと、どうやってもわかりません」。そして、フィリポを招き、自 分のそばに座らせてやった。 - フィリポが読んでいた聖句はこうであった。「彼は羊のように屠殺場に導かれ、子羊のように毛を刈る 者の前で口がきけなかった。 「その屈辱の中で、彼らは彼の正義を否定し、だれが彼の世代を説明できようか。彼の世代を誰が 説明することができよう。 そこで宦官はフィリポに言った、「お願いですから、この預言者が誰を指しているのか、説明してください 。預言者は自分のことを話しているのか、それとも他の人のことを話しているのか。 そこでフィリポは説明し、この聖句から始めて、彼にイエスのことを話した。 - 彼らが道を進み、水のあるある場所にさしかかると、宦官は言った、「ほら、ここに水がありますね、 私が洗礼を受けるのを妨げるものは何ですか? - [フィリポは答えた]「もしあなたが心から信じるなら、そうしてもよいでしょう」。すると彼は答えて言 った、「イエス・キリストが神の子であることを信じます」。] - そこで、戦車を静止させ、ふたりは水の中に降り、フィリポは宦官に洗礼を授けた。 - 二人が水から上がったとき、主の霊がフィリポを捕らえ、宦官はフィリポを見なくなったので、フィリポ は喜んで自分の道を進んだ。 - しかし、フィリポはアゾトスで見いだされ、そこを通り、カイザリヤに来るまで、すべての町々に福音を宣 べ伝えた。 サウルは、主の弟子たちに対して、まだ脅しと死を息巻いていたが、大祭司のところへ行った。 そして、ダマスコの諸会堂への手紙を頼み、男女を問わず、道を歩む者を見つけたら、彼らをエルサレ ムに縛り付けて連れてくるようにと頼んだ。 - 彼が道を進み、ダマスコの近くにさしかかると、突然、天から光が彼の周囲を照らした、 - そして、彼は地面に倒れ、『サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか』と言う声を聞いた。 彼は言った、「主よ、あなたはどなたですか?と言うと、「私はイエスであり、あなたがたが迫害している 者です」と答えられた; しかし、起きて町に入り、そこで、あなたがたのなすべきことが告げられるであろう。 - 彼の仲間たちは言葉を失って立ちすくみ、その声を聞いたが、だれも見ていなかった。 そこでサウルは地面から起き上がり、目が開かれると、何も見えなくなった。そして、彼らは彼を手引 きして、ダマスコに連れて行った。 彼は三日間、目が見えず、その間、食べることも飲むこともなかった。 さて、ダマスコにアナニヤという弟子がいた。主は幻の中で彼に、『アナニヤよ』と言われた!すると彼 は言った、「主よ、わたしはここにいます! - そこで、主は彼に命じられた:準備をして、まっすぐと呼ばれる通り、ユダの家に行き、タルソと呼ば れるサウルを探しなさい。 すると、アナニヤという人が入って来て、彼の上に手を置いて、彼が視力を回復するのを見た。 - しかし、アナニヤは答えた、「主よ、わたしはこの人のことを多くの人から聞きました、彼がエルサレムの あなたの聖徒たちにどんなに害を与えたか; 彼は祭司長たちから、あなたの名を呼び求める者をすべて縛る権威をここに持ってきたのです。 - しかし、主は彼に言われた、「彼は、異邦人、王たち、イスラエルの子らの前で、わたしの名を伝える ために、わたしが選んだ道具だから、あなたの道を行きなさい」; - わたしの名のために、彼がどれほど苦しまなければならないかを、わたしは彼に示すであろう」。 そこでアナニヤは行って家に入り、彼の上に手を置いて言った、「兄弟サウル、主がわたしを遣わされた のです。 すぐに、彼の目からうろこのようなものが落ち、彼は再び視力を得た。そして、立ち上がってバプテスマ を受けた。 「そして、食べさせられたとき、彼は強くなった。それから、ダマスコで弟子たちとともに数日滞在した。 - そしてすぐに、会堂でイエスを宣べ伝え、これこそ神の子であると断言した。 さて、彼の話を聞いた者はみな驚いて言った、「この人は、エルサレムでイエスの名を呼んだ人々を滅 ぼし、彼らを祭司長たちのところに連れて行くために、まさにここに来た人ではないか。 しかし、サウロはますます強くなり、ダマスコに住むユダヤ人たちを困惑させ、イエスがキリストであること を証明した。 「何日もたってから、ユダヤ人たちは、彼の命を奪うことを自分たちの間で決めた; しかし、彼らの企みはサウルに知られた。彼らは昼も夜も、彼を殺すために、門を守っていた。 - しかし、弟子たちは夜になって彼を連れて行き、かごに入れ、壁から降ろした。 エルサレムに来たとき、彼は弟子たちに加わろうとしたが、彼らはみな、彼が弟子であることを信じな いで、彼を恐れた。 しかし、バルナバは彼を連れて行き、使徒たちのところに連れて行き、彼が道すがら主を見たこと、主 が彼に話しかけられたこと、ダマスコでイエスの名によって大胆に宣教したことを彼らに告げた。 - 彼はエルサレムで彼らとともに出入りし、主の名によって大胆に宣教していた。 彼はヘレニストたちと話し、理屈をこねたが、彼らは彼の命を奪おうとした。 しかし、このことが兄弟たちの知るところとなったので、彼らは彼をカイザリヤに下し、そこからタルソに送 り出した。 - 教会は実にユダヤ、ガリラヤ、サマリアの全土で平和を保ち、啓発され、主を畏れる歩みをして、聖 霊の慰めによって数を増やしていた。 - ペテロはこれらのことをすべて終えてから、リュダに住んでいる聖徒たちのところにも下って来た。 そこで彼は、アイネアスという名のある人を見つけた。 ペテロは彼に言った、「アイネアス、イエス・キリストがあなたを癒してくださいます!起きて、ベッドを整 えなさい。彼はすぐに起き上がった。 - リュダとシャロンの住民は皆、彼を見て、主に立ち返った。 - ヨッパには、タビタという名のある女がいて、ドルカスと訳されていたが、彼女はその善行と慈善行為 とに目を見張るものがあった。 - そのころ、彼女は病気で死に、彼らが彼女を洗ってから、上の部屋に連れて行った。 - リュダがヨッパに近かったので、弟子たちはペテロがそこにいるのを聞いて、二人の者をペテロに遣わし 、「わたしたちのところに来るのを遅らせてはいけません」と言った。 「ペテロは答えて、彼らと一緒に行った。やもめたちは皆、彼のまわりに立って泣きながら、ドルカスが自 分たちのところにいる間に作った上着や衣服を見せていた。 - しかし、ペテロは皆を連れ出した後、ひざまずいて祈り、遺体のほうを向いて言った、「タビタ、起きな さい」!すると、彼女は目を開けて、ペテロを見て、立ちあがった。 そして、手を差し伸べて彼女を持ち上げ、聖徒たち、特にやもめたちを呼び寄せて、彼女を生きたま ま差し出した。 このことはヨッパ中に知れ渡り、多くの人が主を信じた。 ペテロはヨッパで、シモンというなめし革職人の家に何日も滞在した。 「カイサリアに、コルネリウスという名のある人が住んでいたが、これはイタリア人というバンドの百人隊 長であった、 敬虔な人で、家をあげて神に従順であり、人々に多くの施しをし、いつも神に祈っていた。 この人は、その日の九時ごろ、神の天使が自分のところに来て言ったのを、幻視の間にはっきりと見た : コルネリウス!そして、彼は目を彼に向け、驚いて言った、「主よ、それは何ですか?すると天使は彼 に言った:あなたの祈りと施しは、神の前に記念として掲げられました。 「今、使者をヨッパに遣わし、シモン(ペテロという姓)を呼んでください。 「彼は海辺に家を持つ皮なめし職人シモンのところに滞在しています。 彼に話しかけた天使が立ち去るとすぐに、彼は自分の家の使用人のうちから二人と、敬虔な兵士を 呼び出した。 - 彼らにすべてを話してから、ヨッパに行かせた。 - 翌日、彼らが旅に出て、町に近づいたとき、ペテロは六時ごろ、祈るために家の屋上に上って行った 。 飢えていたので、食べたいと願ったが、彼らが彼のために食物を用意している間に、彼は恍惚状態に 陥った; - そのとき、彼は、天が開かれ、あるものが、まるで四隅から地上に下ろされた大きなシートのように、 降りてくるのを見た、 - その中には、四つ足の動物、地の這うもの、空の鳥など、あらゆる種類のものが入っていた。 - すると、彼に言う声が聞こえた、「ペテロよ、起きなさい!殺して食べなさい。 しかしペテロは答えた、「主よ、そうではありません!わたしは、一般的で汚れたものを食べたことがな いからです。 - 二度目のとき、声が彼に語りかけた:神がきよめたものを、一般的なものとみなしてはならない。 - これが三度行われると、その物はたちまち天に上げられた。 ペテロが、この幻の意味は何だろうと戸惑っていると、見よ、コルネリウスから遣わされた者たちが、シ モンの家に尋ねてきて、戸のそばに立っていた; - 呼んで、ペテロの姓のシモンがそこに泊まっているかどうか尋ねた。 - ペテロがその幻を考えているとき、霊が彼に言った; - だから、起きて、降りて、何も疑わずに、彼らとともに行きなさい。 ペテロはその人たちのところに下りて行って、こう言った:あなたがたが捜しているのはわたしなのか。あ なたがたは何のために来たのですか。 そこで彼らは言った、「百人隊長コルネリウスは、まっすぐな人で、神を恐れ、ユダヤ人の間で評判の よい人ですが、聖なる天使に命じられて、あなたを自分の家に呼び寄せ、あなたの言葉を聞くことにな りました」。 - そこで、ペテロは彼らを家に招き入れ、もてなした。翌日、彼は起き上がって彼らと一緒に行き、ヨッ パの兄弟たちも何人か一緒に行った。 - 翌日、彼はカイザリヤに入った。コルネリウスは親族や親しい友人を呼び寄せて、彼らを待っていた。 ペテロが中に入ろうとしたとき、コルネリウスがペテロに出会い、その足もとにひれ伏して、ペテロを拝ん だ。 しかし、ペテロは彼を起こして言った、「立っていなさい。 - 彼と話しているうちに、中に入ってみると、多くの人が集まっていた、 その人たちに向かって言った、「あなたがたは、ユダヤ人が他の人種の人を集めること、あるいは近づく ことさえ禁じられていることを知っています; それゆえ、わたしは呼ばれたとき、ためらうことなく来たのです。ですから、私は呼ばれたとき、ためらう ことなく来ました。 コルネリウスは彼に答えた、「四日前のきょう、ちょうどこの時刻に、私は自分の家で第九の祈りの時 間を守っていました。 「カイサリアに、コルネリウスという名のある人が住んでいたが、これはイタリア人というバンドの百人隊 長であった、 -敬虔な人で、家をあげて神に従順であり、人々に多くの施しをし、いつも神に祈っていた。 - この人は、その日の九時ごろ、神の天使が自分のところに来て言ったのを、幻視の間にはっきりと見 た: コルネリウス!そして、彼は目を彼に向け、驚いて言った、「主よ、それは何ですか?すると天使は彼 に言った:あなたの祈りと施しは、神の前に記念として掲げられました。 「今、使者をヨッパに遣わし、シモン(ペテロという姓)を呼んでください。 「彼は海辺に家を持つ皮なめし職人シモンのところに滞在しています。 - 彼に話しかけた天使が立ち去るとすぐに、彼は自分の家の使用人のうちから二人と、敬虔な兵士 を呼び出した。 彼らにすべてを話してから、ヨッパに行かせた。 - 翌日、彼らが旅に出て、町に近づいたとき、ペテロは六時ごろ、祈るために家の屋上に上って行った 。 - 飢えていたので、食べたいと願ったが、彼らが彼のために食物を用意している間に、彼は恍惚状態 に陥った; そのとき、彼は、天が開かれ、あるものが、まるで四隅から地上に下ろされた大きなシートのように、降 りてくるのを見た、 - その中には、四つ足の動物、地の這うもの、空の鳥など、あらゆる種類のものが入っていた。 すると、彼に言う声が聞こえた、「ペテロよ、起きなさい!殺して食べなさい。 しかしペテロは答えた、「主よ、そうではありません!わたしは、一般的で汚れたものを食べたことがな いからです。 二度目のとき、声が彼に語りかけた:神がきよめたものを、一般的なものとみなしてはならない。 これが三度行われると、その物はたちまち天に上げられた。 ペテロが、この幻の意味は何だろうと戸惑っていると、見よ、コルネリウスから遣わされた者たちが、シモ ンの家に尋ねてきて、戸のそばに立っていた; - 呼んで、ペテロの姓のシモンがそこに泊まっているかどうか尋ねた。 - ペテロがその幻を考えているとき、霊が彼に言った; - だから、起きて、降りて、何も疑わずに、彼らとともに行きなさい。 ペテロはその人たちのところに下りて行って、こう言った:あなたがたが捜しているのはわたしなのか。あ なたがたは何のために来たのですか。 そこで彼らは言った、「百人隊長コルネリウスは、まっすぐな人で、神を恐れ、ユダヤ人の間で評判の よい人ですが、聖なる天使に命じられて、あなたを自分の家に呼び寄せ、あなたの言葉を聞くことにな りました」。 - そこで、ペテロは彼らを家に招き入れ、もてなした。翌日、彼は起き上がって彼らと一緒に行き、ヨッ パの兄弟たちも何人か一緒に行った。 翌日、彼はカイザリヤに入った。コルネリウスは親族や親しい友人を呼び寄せて、彼らを待っていた。 ペテロが中に入ろうとしたとき、コルネリウスがペテロに出会い、その足もとにひれ伏して、ペテロを拝み ました。 しかし、ペテロは彼を起こして言った、「立っていなさい。 彼と話しているうちに、中に入ってみると、多くの人が集まっていて しかし、神は私に、いかなる人間も一般的なもの、あるいは汚れたものと見なすべきではないことを示 された; それゆえ、わたしは呼ばれたとき、ためらうことなく来たのである。ですから、私は呼ばれたとき、ためら うことなく来ました。 - コルネリウスは彼に答えた、「四日前のきょう、ちょうどこの時刻に、私は自分の家で第九の祈りの時 間を守っていました。 そして言った、「コルネリウス、あなたの祈りは聞かれ、あなたの施しは神の目の前で覚えられたのです 。 - そこで、彼はヨッパに行き、シモンを呼び、その姓をペテロといい、海辺の皮むき職人シモンの家に宿 った。 そこで、わたしはすぐにあなたがたを送ったが、あなたがたはよく来てくれた。それで今、私たちは皆、神 の前にいて、主があなたがたに命じられたことをすべて聞く用意ができている。 そこで、ペテロは口を開いて言った、「私は、神が偏愛をなさらないことを心から認めます; しかし、どの国においても、神を畏れ、正しいことを行う者は、神に受け入れられる。 - これは、神がイスラエルの子らに遣わされたことばで、イエス・キリストによる平和の福音を彼らに告げ たものである。これは、すべての人の主である。 ヨハネが宣べ伝えたバプテスマの後、ガリラヤから始まって、全ユダヤに広まったことばを、あなたがたは 知っている、 神がナザレのイエスに聖霊と力を注いで、善を行い、悪魔に圧迫されている者をすべていやされたの は、神が彼とともにおられたからである; -そして、わたしたちは、彼がユダヤ人の地とエルサレムで行ったすべてのことの証人である。 - その人を、神は三日目によみがえらせ、それを明らかにすることをお認めになった、 すべての民衆にではなく、神によってあらかじめ選ばれた証人たち、すなわち、死からよみがえった後、 彼とともに食べたり飲んだりした私たちにである; そして、私たちに命じて、人々に宣教させ、神によって生者と死者の審判者として任命されたのは彼 であることを証させた。 この方については、すべての預言者が、この方の名によって、信じる者が皆、罪の赦しを受けることを 証言しています。 ペテロがまだこれらのことを話しているとき、聖霊がその言葉を聞いたすべての人の上に下った。 信じた割礼の人たちは、異邦人にも聖霊の賜物が注がれたので、びっくりした; 彼らが異言で話し、神をあがめるのを聞いたからである。そこで、ペテロは尋ねた: 私たちが聖霊を受けたように、聖霊を受けた者たちがバプテスマを受けないように、だれでも水を拒む ことができるでしょうか。 48 - そして、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けるよう、彼らに命じた。そこで、彼らは彼に、 数日間、自分たちのところにいてくれるように頼んだ。 - 異邦人も神の言葉を受け取っていることが、使徒たちとユダヤにいた兄弟たちの知るところとなった。 - ペテロがエルサレムに上って来たとき、割礼の者たちはペテロに質問して言った: 「あなたは割礼を受けていない人の家に入り、彼らと一緒に食事をしましたね。 そこでペテロは、彼らに向かって順序よく説明し、こう言った: わたしはヨッパの町で祈っていたとき、恍惚として、天から四つの端を下げた大きなシートが、わたしの 近くに降りてくるのを見たのです。 そしてその中を見ると、地の四つ足の動物、野獣、這うもの、空の鳥が見えた。 そして、私に言う声が聞こえた、「ペテロよ、起きなさい!殺して食べよ。 わたしは答えた、『主よ、そうではありません。 天からの声は二度目に語った、「神がきよめたものを、ありふれたものと呼んではならない。 これが三度行われ、皆は再び天に引きあげられた。 見よ、まさにその時、私たちのいた家のそばに、カイザリアから私に会うために遣わされた三人の男が 立っていた。 - すると、御霊が、迷うことなく彼らと一緒に行くようにと言われた。そして、この六人の兄弟たちもわた しと一緒に行って、その人の家に入った。 そして彼は、天使がその家に立っているのを見て、彼に言った、『ヨッパに送って、シモン(ペテロという 姓の者)を呼びなさい』とのことを、私たちに話した、 - その人は、あなたとその家中の者が救われる言葉を、あなたに告げるであろう。 しかし、わたしが話し始めると、聖霊が彼らの上に降りた、最初のときのわたしたちのように。 そこでわたしは、ヨハネは確かに水でバプテスマを授けたが、あなたがたは聖霊でバプテスマを受ける、 と言われた主の言葉を思い出した。 もし神が、私たちが主イエスを信じたときに与えたのと同じ賜物を彼らに与えたのなら、神に逆らうこと のできる私はいったい誰だったのだろうか。 - これらのことを聞いて、彼らは安心し、神をほめたたえた。 その後、ステパノに降りかかった苦難のために海外に散らされた人々は、フェニキア、キプロス、アンティ オキアまで散らばって、ユダヤ人以外の誰にもみことばを伝えなかった。 しかし、キプロスやキレネの出身で、アンティオキアまで来た者たちは、ギリシア人にも語り、主イエスの 福音を彼らに宣べ伝えていた。 主の御手が彼らとともにあったので、多くの人が信じて、主に立ち返った。 - 彼らに関する知らせは、エルサレムにあった教会の耳に入り、彼らはバルナバをアンティオキアまで遣 わした。 - 彼は来て神の恵みを見て喜び、堅い心で主に堅くとどまるようにと、皆に勧めた。 - 彼は聖霊と信仰に満ちた良い人であったからである。そして、多くの人々が主に身を結び. - そしてバルナバはサウロを捜すためにタルソに出発した; サウロを見つけると、アンティオキアに連れて行った。そして、彼らは一年の間、その教会に集まって、 大勢の人を教えた」。アンティオキアでは、弟子たちは初めてクリスチャンと呼ばれるようになった。 - そのころ、何人かの預言者たちがエルサレムからアンティオキアに下って来た、 そのうちの一人、アガボスという者が進み出て、クラウディウスの時代にも起こったような大飢饉が全 世界に起こることを霊によって示した。 弟子たちは、それぞれ自分の能力に応じて、ユダヤに住む兄弟たちに救いの手を差し伸べることにし た; - 彼らはそれを実行し、バルナバとサウロの手によって長老たちに送った。 そのころ、王ヘロデは、教会の何人かを逮捕させて、悪者扱いしました、 ヨハネの兄弟であるヤコブを剣の刃にかけた。 これがユダヤ人に喜ばれるのを見て、彼はペテロも捕らえようとした。そして、それは種入れぬパンの日 であった。 ペテロを捕らえて牢に入れ、四人の兵士からなる四人の護衛に渡して見張らせ、過越の祭りのあと で民衆の前に連れ出すつもりであった。 「それゆえ、ペテロは獄につながれていたが、教会のために絶えず神に祈っていた。 「その夜、ヘロデがペテロを引き出そうとしたとき、ペテロは二本の鎖でつながれた二人の兵士の間で 眠り、戸口の番人たちが牢を守っていた。 ところが、見よ、主の天使がそばに立っていて、牢に光を放ち、ペテロのわきに触れて、彼を目覚めさ せて言った、「早く起きよ」!すると、彼の手から鎖が落ちた。 天使は彼に言った、「身を固め、サンダルを履きなさい」。と言ったので、彼はそうした。そして、「マント を着て、わたしについて来なさい」と言われた。 彼は出て行って、彼に従ったが、それが御使いによってなされた現実であることを知らず、幻のように 思えた。 彼らが第一の見張り番と第二の見張り番を過ぎると、町に通じる鉄の門に至り、それは自動的に 開いた。 - そのとき、ペテロは正気に戻って言った。今、私は本当に、主が御使いを遣わして、私をヘロデの手 から、またユダヤ人のすべての期待から救い出されたことを知っています。 - 自分の置かれた状況を考えて、多くの人が集まって祈っているマルコと呼ばれるヨハネの母マリアの 家に行くことを決意した。 彼が門をたたくと、ローダという名の召使の娘が来て、それがだれであるかを確かめた; ペテロの声に気づいた彼女は、うれしくて、彼を中に入れもせず、走って戻って、ペテロが門のそばに立 っていることを告げた。 彼らは彼女に言った、「あなたはおかしい」!しかし、彼女はそうだと言い張った。すると、彼らは言った 、「あなたの御使いです。 - 一方、ペテロはたたき続けた。すると、彼らは開いてペテロを見て、驚いた。 しかし、彼は手で彼らを手招きして静かにさせながら、主が自分を牢から出してくださったことを話し、 こう付け加えた:このことをヤコブと兄弟たちに知らせてください。そして、出て行って、別の場所に引き こもった。 昼になると、ペテロがどうなったかについて、兵士たちの間に少なからぬ騒ぎがあった。 ヘロデは彼を探しても見つからなかったので、見張りの者たちを試練にかけ、死刑にするよう命じた。そ こで、ヘロデはユダヤからカイザリヤに下って行き、そこでしばらく過ごした。 「さて、ヘロデとティレとシドンの住民との間には激しい不和があったが、彼らは一致して彼のもとに来て 、王の侍従ブラストの好意を得て、自分たちの国が王の国から供給されているので、融和を求めた。 定められた日に、ヘロデは王家の服を着て、玉座に座り、彼らに話しかけた; すると民は叫んだ、「人の声でなく、神の声だ」! 23 - そのとき、彼が神に栄光を帰さなかったので、主の天使が彼を打ち、彼は虫に食われ、死んだ。 しかし、主の言葉は成長し、増大した。 バルナバとサウロは使命を果たしてエルサレムから帰り、マルコと呼ばれるヨハネを連れて行った。 アンティオキアの教会には、バルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、キュレネのルキウス、ヘロデ四大将の 大佐マナエン、サウロという預言者と教師がいた。 彼らが主に仕え、断食していると、聖霊が言われた、「今、バルナバとサウルを、わたしが呼んだ仕事 のために、わたしのもとに引き離しなさい」。 彼らは断食して祈り、彼らの上に手を置いてから、彼らを送り出した。 聖霊によって送り出された彼らは、セレウキアに下り、そこからキプロスへ航海した。 - サラミスに来て、ユダヤ人の会堂で神の言葉を宣べ伝え、またヨハネを助け手とした。 - 彼らが島を横切ってパフォスまで行ったとき、あるユダヤ人に出会った。彼は魔術師で、偽預言者で あり、その名はバルジェスであった、 その人は大司教セルギウス・パウルスのもとにいた、賢い人であった。この人は、バルナバとサウロを呼 び寄せ、神の言葉を熱心に聞いていた。 しかし、魔術師エリマス(その名はそう解釈される)は彼らに反対し、代議士を信仰から遠ざけよう とした。 - しかし、パウロとも呼ばれたサウロは、聖霊に満たされて、彼に目を留め、言った: 「悪魔の子よ、あらゆる欺きと悪に満ち、あらゆる正義の敵である、あなたは主の正しい道を曲げるこ とをやめないのですか。 「今、見よ、主の手があなたの上にあり、あなたは盲目となり、しばらくの間、太陽を見ることができな い」。その時、霧と闇が彼の上に降り注ぎ、彼は巡り巡って、自分の手を導いてくれる人を求めた。 大司教は起こったことを見て、主の教えに驚いて信じた。 - そこで、パウロとその仲間たちは、パフォスから航海して、パンフィリアのペルガに来た。しかし、ヨハネは 彼らから出発して、エルサレムに帰って行った。 - しかし、彼らはペルガからピシディアのアンティオキアに渡って、安息日に会堂に行き、座った。 律法と預言書の朗読が終わると、会堂の支配者たちが彼らのところに来て言った、「兄弟たち、何か 民衆を戒める言葉があれば、言ってください」。 すると、パウロは立ち上がって、手で手招きしながら言った、「イスラエルの人々、また、神を恐れるあ なたがたも、聞きなさい。 「この民イスラエルの神は、私たちの父祖を選び、エジプトの地での滞在中に民を高くし、そこから力強 い腕をもって連れ出された; 18 - そして荒野で約四十年間、彼らの悪い道に耐えた; そして、カナンの地で七つの国を滅ぼしたとき、彼らにこの地を嗣業として与えられた、 約四百五十年の間、彼らに打ち勝った。この後、預言者サムエルに至るまで、彼らに裁判官を与え られた。 - それから彼らは王を求めたが、神はベニヤミン族のキシュの子サウルを見つけられた。 22 - そして彼を取り去られた後、彼らのために王ダビデを起こし、そのダビデもまた証しして言われた: わたしはジェシーの子ダビデを見いだした、わたしの心にかなう人であり、わたしのすべての意志を行うで あろう。 「その子孫のうち、約束に従って、神はイスラエルに救い主をお与えになった、 - ヨハネは、ご自分が現われる前に、まずイスラエルのすべての民に悔い改めのバプテスマを宣べ伝え ました。 - しかし、ヨハネがその課程を終えたとき、彼は言った。『私はあなた方が思っているような者ではなく、 私の後に、私がそのサンダルをほどくに値しない者が来る。 兄弟たち、アブラハムの子孫で、神を恐れるあなたがたは、この救いの言葉が私たちに送られたのです 。 「エルサレムに住む人々やその支配者たちは、イエスも、安息日ごとに読まれる預言者たちの教えも知 らず、イエスを非難したとき、その預言が成就したからである; そして、死因を見いだせなかったにもかかわらず、ピラトに、彼を死刑にするように頼んだ。 - 彼について書かれていることがすべて実現した後、彼らは彼を木から下ろして墓に寝かせた。 - しかし、神は彼を死者の中からよみがえらせた; そして、ガリラヤからエルサレムまで彼とともに上って来た人々によって、何日も見られた。 わたしたちは、わたしたちの先祖に結ばれた約束の福音を、あなたがたに宣べ伝える、 詩篇の第二篇にも書かれているように、神はイエスをよみがえらせることによって、その子である私たち にその約束を完全に果たされたのである。 - そして、神がイエスを死者の中からよみがえらせ、決して腐敗に帰さないようにされたのである。このよ うに、神は言われた。 それゆえ、彼はまた別の詩篇でこう言っている、「あなたはあなたの聖なる者に腐敗を見させることをな さらない」。 ダビデは神の設計に従って自分の世代に仕えた後、眠り、その先祖のもとに行き、腐敗を見たからで ある。 - しかし、神がよみがえらせた者は、腐敗を見なかった。 - 兄弟たちよ、この人を通して、あなたがたに罪の赦しが宣べ伝えられていることを知りなさい; この方によって、信じる者はみな、モーセの律法では義とされなかったすべての事柄から義とされるので ある。 だから、預言者たちに語られているようなことが、あなたがたの上に起らないように、気をつけなさい: 見よ、軽蔑する者たちよ、驚き、くじけよ。私はあなたがたの時代に、だれかが言っても信じないような わざを行う。 - 彼らは出て行くとき、次の安息日にも同じ言葉を話してくれるように頼んだ。 会堂が解散したとき、多くのユダヤ人や敬虔な宣教師がパウロとバルナバについて行き、彼らに語り かけて、神の恵みにとどまるように説得した。 次の安息日には、ほとんど全市民が集まって、神のことばを聞いた。 しかし、ユダヤ人たちは、その大群を見て嫉妬にかられ、パウロの語ったことに反論し、神を冒涜した。 46 - そこで、パウロとバルナバは大胆に発言して言った、「神の言葉は、まずあなたがたに伝えられるべ きでしたが、あなたがたはそれを拒み、自分たちを永遠の命に値しないと判断したので、見よ、わたし たちは異邦人に目を向けます。 - しかし、ヨハネがその課程を終えたとき、彼は言った。『私はあなた方が思っているような者ではなく、 私の後に、私がそのサンダルをほどくに値しない者が来る。 兄弟たち、アブラハムの子孫で、神を恐れるあなたがたは、この救いの言葉が私たちに送られたのです 。 「エルサレムに住む人々やその支配者たちは、イエスも、安息日ごとに読まれる預言者たちの教えも知 らず、イエスを非難したとき、その預言が成就したからである; そして、死因を見いだせなかったにもかかわらず、ピラトに、彼を死刑にするように頼んだ。 彼について書かれていることがすべて実現した後、彼らは彼を木から下ろして墓に寝かせた。 - しかし、神は彼を死者の中からよみがえらせた; 31 - そして、ガリラヤからエルサレムまで彼とともに上って来た人々によって、何日も見られた。 32 - わたしたちは、わたしたちの先祖に結ばれた約束の福音を、あなたがたに宣べ伝える、 33-詩篇の第二篇にも書かれているように、神はイエスをよみがえらせることによって、その子である私た ちにその約束を完全に果たされたのである。 34 - そして、神がイエスを死者の中からよみがえらせ、決して腐敗に帰さないようにされたのである。こ のように、神は言われた。 - それゆえ、彼はまた別の詩篇でこう言っている、「あなたはあなたの聖なる者に腐敗を見させることを なさらない」。 - ダビデは神の設計に従って自分の世代に仕えた後、眠り、その先祖のもとに行き、腐敗を見たから である。 - しかし、神がよみがえらせた者は、腐敗を見なかった。 - 兄弟たちよ、この人を通して、あなたがたに罪の赦しが宣べ伝えられていることを知りなさい; この方によって、信じる者はみな、モーセの律法では義とされなかったすべての事柄から義とされるので ある。 - だから、預言者たちに語られているようなことが、あなたがたの上に起らないように、気をつけなさい: - 見よ、軽蔑する者たちよ、驚き、くじけよ。私はあなたがたの時代に、だれかが言っても信じないよう なわざを行う。 彼らは出て行くとき、次の安息日にも同じ言葉を話してくれるように頼んだ。 会堂が解散したとき、多くのユダヤ人や敬虔な宣教師がパウロとバルナバについて行き、彼らに語りか けて、神の恵みにとどまるように説得した。 次の安息日には、ほとんど全市民が集まって、神のことばを聞いた。 しかし、ユダヤ人たちは、その大群を見て嫉妬にかられ、パウロの語ったことに反論し、神を冒涜した。 - そこで、パウロとバルナバは大胆に発言して言った、「神の言葉は、まずあなたがたに伝えられるべきで したが、あなたがたはそれを拒み、自分たちを永遠の命に値しないと判断したので、見よ、わたしたち は異邦人に目を向けます。 - しかし、あなた方はそれを拒否し、自分たちを永遠の命に値しないと判断しているので、見よ、私た ちは異邦人に目を向けるのです。 主はこう言って、わたしはあなたを異邦人への光とし、地の果てまで救いとするために、わたしたちを任 命されたのである。 異邦人はこれを聞いて喜び、主の言葉をほめたたえ、永遠の命のために任命された者はみな信じた 。 - そして、主の言葉はその地方一帯に広く伝わった。 - ところが、ユダヤ人たちは、地位の高い敬虔な女性たちや町の支配者たちをあおって、パウロとバル ナバに対する迫害をあおり、彼らをその領地から追放した。 - そして、彼らに対して足の塵を振り払い、イコニウムに来た。 しかし、弟子たちは喜びと聖霊とにあふれた。 - イコニオムで、パウロとバルナバは一緒にユダヤ教の会堂に入って話したので、ユダヤ人とギリシャ人 の両方が大勢、信じるようになった。 しかし、不信仰なユダヤ人たちは、兄弟たちに対して異邦人をかき乱し、煽り立てた。 しかし、彼らはそこに長くとどまり、主にあって大胆に語った。主は、その恵みの言葉を確認し、彼らの 手によってしるしと不思議とが行われることを認めてくださった。 しかし、町の人々は、ある者はユダヤ人のために、またある者は使徒たちのためにと、意見が分かれた 。 異邦人やユダヤ人が、支配者たちと一緒になって、彼らを罵倒し、石を投げつける騒動が起こったと き それを知って、彼らはリストラとデルベというリカオンとその周辺の国の町へ逃げ込んだ、 そこで、福音を宣べ伝えた。 リストラには、ある足の不自由な人が座っていたが、生まれつき体が麻痺しており、決して歩くことがで きなかった。 - この人はパウロが話しているのを聞き、パウロが彼を見つめ、彼が全き者とされる信仰を持っているこ とを見て - 大声で彼に言った:足でまっすぐに立ちなさい!彼は飛び上がり、歩いた。 - 群衆はパウロがしたことを見て、リカオン語で叫んで、言った:人の姿をした神々が、私たちのところ に降りてきたのです。 バルナバはユピテルと呼ばれ、パウロは言葉の運び手の長であったので、水銀と呼ばれた。 - ユピテルの祭司は、その神殿が町の前にあったので、牛と花輪を門の前に持ってきて、群衆とともに 犠牲を捧げたいと願った。 - しかし、使徒バルナバとパウロはこれを聞いて、服を破り、群衆の中に飛び込んで、こう叫んだ。 「先生方、なぜこのようなことをなさるのですか。私たちもまた、あなたがたのような人間で、同じ心情 を持ち、このようなむなしいことを知らせるために、あなたがたに良い知らせを持ってきたのです; 昔の世には、すべての人が自分の道を歩むことを許された方です; しかし、神はご自分を証人のないままにせず、善を行い、天からの雨と実りの季節をあなたがたに与え 、あなたがたの心を豊かさと喜びとで満たしてくださった。 このように言って、大勢の人が自分たちに犠牲をささげるのを防ぐのは、困難でさえあったのである。 ところが、アンティオキアとイコニオムのユダヤ人たちが来て、群衆をかき乱し、パウロを石打ちにして、町 の外に引きずり出して、死刑にした。 しかし、弟子たちが彼を取り囲むと、彼は立ち上がり、都に入った。翌日、彼はバルナバとともにデル ベに向けて出発した。 そして、その町に福音を宣べ伝え、多くの弟子を作った後、リストラ、イコニウム、アンティオキアに帰っ て行った、 弟子たちの魂を強め、信仰を堅く保つように勧め、また、多くの苦難を経て神の国に入らなければな らないことを示した。 そして、すべての教会で彼らのために長老を任命し、断食して祈り、彼らを自分たちが信じた主に委 ねました。 - ピシディアを通過して、パンフィリアに来た。 - ペルガでみことばを宣べ伝えた後、アッタリアへ下って行った。 - そこからアンティオキアへ航海した。そこでは、自分たちが果たした業について、神の恵みにあずかるこ とができた。 - 彼らが来て、教会を集めたとき、神が彼らとともになさったことをすべて報告し、神が異邦人に信仰 の戸を開かれたことを報告した。 そして、彼らは弟子たちとともに、短い時間でなくとも続けた。 ユダヤから下ってきたある人たちは、兄弟たちにこう教えた。「モーセの習慣に従って割礼を受けなけれ ば、あなたがたは救われない。 パウロとバルナバとの間に不和が生じたので、彼らは、この問題について、この二人と他のある者たち とがエルサレムに上って、使徒たちや長老たちのところに行くことに決めた。 3 そこで、派遣された彼らは、ある程度教会に伴われて、フェニキアとサマリアの地方を巡り、異邦人 の改宗を報告したとき、すべての兄弟に大きな喜びを与えた。 エルサレムに来たとき、彼らは教会と使徒と長老たちによく迎えられ、神が彼らとともになさったことを すべて報告した。 しかし、信じていたパリサイ人の一派の一部が立ち上がり、「彼らは割礼を受け、モーセの律法を守る ように命じられなければならない」と言っていた。 そこで、使徒と長老たちは集まって、この問題を検討した。 多くの議論があったとき、ペテロは答えて彼らに言った、「兄弟たち、あなたがたは、神が昔から、わた しを通して異邦人が福音のことばを聞き、信じるようにと、あなたがたの間でわたしを選ばれたことを知 っています」。 心を知っておられる神は、私たちに与えられたのと同じように、聖霊を与えて、彼らに証しされたのであ る。 - そして、私たちと彼らを区別せず、信仰によって彼らの心をきよめた。 「それなのに、どうしてあなたがたは、私たちの先祖も私たちも負うことのできなかったくびきを弟子たち の首に負わせて、神を誘惑するのですか。 しかし、私たちは、彼らが救われたのと同じように、主イエスの恵みによって救われたことを信じていま す。 すると、群衆はみな静まり返り、バルナバとパウロが、神が彼らを通して異邦人の間でどれほど多くの しるしと不思議をなさったかを語るのを聞きはじめた。 - 彼らが話し終えると、ヤコブは言った、「兄弟たち、わたしの言葉を覚えておきなさい: - 彼は、神がまず異邦人を訪れて、彼らのうちにご自分の名のための民を造られたことを説いた。 預言者たちの言葉は、次のように書かれているように、これと一致している。 これらのことが成し遂げられるとき、わたしは帰ってきて、倒れたダビデの幕屋を建て、それを廃墟から 起こして回復させるであろう。 それは、残りの人々が主を求め、また、わたしの名が呼ばれるすべての異邦人が、主を求めるためで ある、 - 主は言われる、これらのことを永遠のうちに知らせる方である。 - だから、私たちは、神に立ち返った異邦人を悩ませてはいけないと思う、 - むしろ、偶像の汚れ、不正な性的関係、窒息した動物の肉、血から遠ざかるようにと、彼らに書き 送るべきである。 - モーセは、昔からどの町でも、安息日ごとに朗読される会堂で、これを宣べ伝える者を置いていたか らである。 そこで、使徒たちや長老たちは、教会全体の中から人を選び、パウロとバルナバと一緒にアンティオキ アに送るのがよいと考えたが、その人はバルサバと呼ばれるユダと、兄弟たちの中の長であるシラスだっ た、 - 彼らの手によって書かれた:使徒と司祭の兄弟たちから、アンティオキア、シリア、キリキアの異邦人 の中にいる兄弟たちへ、ごあいさつ申し上げます。 私たちの中から何の権威もなく出て行った者たちが、言葉であなたがたを悩まし、あなたがたの魂を苦 しめていることを、私たちは知っています、 - 私たちは、完全に合意したので、人を選び出し、私たちの愛するバルナバとパウロと一緒にあなたが たのところに送ることがよいと思いました、 私たちの主イエス・キリストの名のために命を捨てた者たちです。 そこで、私たちはユダとシラスを派遣しました。 - 聖霊にも、またわたしたちにも、あなたがたに、これらの要点以上の重荷を負わせないことがよいと思 われたからです: - 偶像の犠牲となるもの、血、窒息した動物の肉、不正な性的関係から遠ざかること。乾杯。 遣わされた者たちは、すぐにアンティオキアに下って行き、共同体を集めて、手紙を伝えた。 - 彼らはそれを読んで、自分たちが受けた慰めに大いに喜んだ。 同じく預言者であったユダとシラスは、多くの助言をもって兄弟を慰め、彼らを力づけた。 - しばらくそこに滞在していると、兄弟たちは、彼らを送った人たちのところに安心して帰らせた。 - 【しかし、シラスにはそこに残ることがよいと思われた】。 - パウロとバルナバはアンティオキアに留まり、多くの人々とともに、主の言葉を教え、宣教していた。 何日かして、パウロはバルナバに言った、「今すぐ帰って、私たちが主の言葉を宣べ伝えている各都市 の兄弟たちを訪ねて、彼らの様子を見よう」。 - バルナバは、マルコと呼ばれているヨハネも連れて行こうとした。 - しかし、パウロは、パンフィリアから出発して、働きに同行していない者を連れて行くのは、正しいこと だとは思わなかった。 - そして、彼らの間には分裂が生じ、離れ離れになるに至った。そこで、バルナバはマルコを連れて、キ プロスへ船出した。 しかし、パウロはシラスを選んで、兄弟たちから主の恵みにゆだねて、出帆した。 - そして、シリアとキリキアを巡り、諸教会を確証した。 彼はまた、デルベとリストラに来られた。そこにはテモテという弟子がいて、ユダヤ人の女性の子で信じ ていたが、その父はギリシア人であった; リストラとイコニオムの兄弟たちは、彼について良いあかしをした。 - パウロは、彼が彼らとともに行くことを望んだので、それらの地のユダヤ人のために、彼に割礼を施し たが、彼の父がギリシャ人であることは皆知っていたからである。 彼らは町を通るとき、エルサレムで使徒と長老たちが下した決定を守るように、兄弟たちに引き渡し た。 こうして、諸教会は信仰を強められ、日に日にその数を増やしていった。 - 彼らがフリギア地方とガラテヤ地方を巡り、聖霊によってアジアでみことばを宣べ伝えることが妨げら れたとき ミシヤに迫って、ビテニヤに行こうとしたが、イエスの霊は彼らをお許しにならなかった。 - 彼らはミシヤを一周したとき、トロアスに下って来た。 - 夜、パウロに幻が見えた。マケドニヤの人がそばに立って、パウロに願った、「マケドニヤに来て、わたし たちを助けてください。 - 彼が幻を見るや否や、すぐに、私たちはその目的地に向かって出発しようとした。 - そこで、トロアスを出発して、サモトラケに向かい、翌日、ネアポリスに向かった。 - そして、そこからマケドニアの都市ピリピに向かった。ピリピは、この地区と植民地の最初の都市である 。私たちはこの町に数日滞在した。 安息日に、私たちは町から出て、川のほとりにある祈りの場があると思われるところへ行った。 ティアティラの町のリディアというある女、紫の売り子で、神を恐れる者が、わたしたちの話を聞いていた ので、主は彼女の心を開いて、パウロの語る事柄を聞かせた。 - 彼女とその家族全員が洗礼を受けた後、彼女は私たちに懇願した、「もし、私が主に忠実であると 思われるなら、私の家に入って、そこに泊まってください」。そして、彼女は私たちを促した。 - 私たちが祈りの場所に行こうとすると、占いの霊に取りつかれたある女中が私たちに会った。この女 中は、占いによって主人に多くの利益をもたらしていた。 彼女はパウロとわたしたちのあとについてきて、こう叫んだ。「この人たちはいと高き神のしもべであり、 あなたがたに救いの道を示しています。 このようなことが、何日も繰り返された。そこで、パウロは憤慨して振り返り、その霊に言った、「イエス・ キリストの名によって命じる、この女から離れよ」。そして、まさにその時、彼は出て行った。 - 主人たちは、自分たちの望みが打ち砕かれたのを見て、パウロとシラスをつかまえ、支配者たちの前 に市場に引きずり出した; そして、彼らを支配者たちのところに連れて行き、こう言った。「この人たちは、ユダヤ人で、私たちの町 を悩ませています、 - 私たちはローマ人なので、受けることも実践することもできない習慣を広めています。 群衆は一斉に彼らに対して立ち上がり、支配者たちは彼らの衣服を引き裂き、棒で打つように命じ た。 そして、多くの鞭を与えた後、彼らを牢に入れ、看守に命じて、彼らを安全に保管させた。 - そのような命令を受けると、彼は彼らを内獄に連れて行き、その足を倉に固定した。 真夜中ごろ、パウロとシラスは神に祈り、賛美していたが、他の囚人たちも聞いていた。 - 突然、大きな地震があり、牢の土台が揺れた。 突然、牢獄の土台を揺るがすような大地震が起こり、すべての扉が開かれ、全員の鎖が解かれたの です。 - 看守は眠りから覚めて、牢の戸が開いているのを見て、剣を抜き、囚人たちが逃げ出したと思い、 自殺しようとした。 - しかし、パウロは大声で叫んだ。私たちは皆ここにいるのだから、自分に危害を加えるな! - すると、看守が明かりを求めて駆け込んできて、震えながら、パウロとシラスの前にひれ伏した。 それから、二人を連れ出して言った、「先生、救われるためには、どうしたらよいでしょうか。 彼らは彼に答えた:主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。 - そして彼らは、彼とそのすべての家族に神のことばを宣べ伝えた。 - 夜の同じ時刻に、彼らを見守っていたとき、彼は彼らの鞭打ちの縞を洗った。それから、彼も、そのす べての者も、バプテスマを受けた。 それから、彼は彼らを自分の家に連れて来て、彼らのために食卓を整え、彼らが神を信じたことを、 自分のすべての者と共に喜んだ。 昼になると、プラエトールたちは、次のような戒めとともに、司法の役人を遣わした:その人たちを自 由にさせなさい。 そこで看守がパウロに報告して言った、「総督たちは、あなたがたを自由にするよう命令しました。だか ら、出てきて、安心して行きなさい。 - しかし、パウロは彼らに答えた。「私たちに対して正式な裁判が行われたわけでもないのに、ローマ市 民であった私たちを公に鞭打ち、牢に入れたのに、ひそかに私たちを追い出そうというのですか。それど ころか、彼ら自身が来て、私たちを解放してくれるようにしましょう。 吏員たちはこれを諸侯に報告したが、諸侯はこれがローマ市民であることを聞いて、恐怖におののいた 。 そこで彼らは彼らのところに来て、その許しを請い、その縛りを解いて、この町から出て行くよう懇願し た。 そして牢を出て、リディアの家に来て、兄弟たちを見て、慰めた。それから、彼らは出発した。 アンフィポリス、アポロニアを経て、テサロニケに来たが、そこにはユダヤ人の会堂があった。 パウロは、その習慣どおり、彼らのところにはいり、三日の安息日に、聖書に基づいて彼らと論じ合っ た、 - キリストが苦しみを受け、死者の中からよみがえることが必要であることを説明し、証明した。 彼らの中には、説得されてパウロとシラスに加わった者もあり、また、大勢の敬虔なギリシア人や多く の優れた女性もいた。 ところが、ユダヤ人たちは嫉妬に駆られて、悪党の中の悪い者を連れてきて、暴徒を集めて町をかき 回し、ジェイソンの家に押し入って、彼らを民衆の中に入れようと努めた。 しかし、彼らが見つからなかったので、ジェイソンとある兄弟たちを当局の前に引きずり出し、「世をひっ くり返した者たちが、ここにも来た」と叫びました、 ジェイソンがかくまった者たちです。これらはみな、カエサルの命令に逆らって進み、イエスはもうひとりの 王だと主張しているのです。 - 群衆も当局も、この言葉を聞いて激昂した; - しかし、彼らは保釈金を受け取ると、ジェイソンとその他の者たちを釈放した。 そして、すぐに、夜のうちに、兄弟たちはパウロとシラスをベロエヤに送り出した。 - さて、ベレヤの人々は、テサロニケの人々よりも立派であったが、それは、心を整えてみことばを受け、 毎日聖書を調べて、物事がそうであるかどうかを確かめていたからである。 それで、多くの人が信じた。地位の高いギリシア人の女性も、少なからぬ男性もである。 ところが、テサロニケのユダヤ人たちは、パウロがベレアでも神の言葉を宣べ伝えていることを聞いて、そ こに行って、人々をかき乱し、困らせた。 - そこで、兄弟たちは、パウロを海のほうへ送り出すことを、遅滞なく決定した。しかし、シラスとテモテは そのまま残った。 15 - パウロを担当する者たちは、パウロをアテネまで連れて行き、帰ってきて、シラスとテモテに、できる だけ早くパウロのもとに来るように命じた。 16 - パウロがアテネで彼らを待っているとき、その町に蔓延している偶像礼拝のために、彼の霊は反 乱を起こした。 17 - そこで彼は、ユダヤ人や敬虔な異邦人の間では会堂で、また市場では毎日、そこに集まっている 人たちの間で理屈を述べた。 18 - エピクロス派やストア派の哲学者の中には、彼と論争する者がいた。ある者は言った、「このおし ゃべりは何を言っているのか。また、他の者は言った:彼はイエスと復活を説いたのである。 - そこで、彼らは彼を連れてアレオパゴスに行き、言った、「あなたが教えているこの新しい教義が何で あるかを教えてください。 「あなたは不思議なことをわたしたちの耳に入れるので、わたしたちはこれらのことが何を意味するのか 知りたいのです」。 - アテネの人々も、そこに寄留しているよそ者も、みな最新の情報を話したり、聞いたりすることにしか 関心がなかったからである。 - そこでパウロは、アレオパゴスの真ん中で立ち上がって言った、「アテネの皆さん!あなたがたは、あら ゆることに非常に信心深いようですね; 私が通りかかり、あなたがたの礼拝の対象を観察していると、祭壇に刻まれた未知の神への祈りがそ の祭壇には、未知の神への賛辞が刻まれていました。あなた方が知らずに崇拝しているものこそ、私が あなた方に告げたものなのです。 世界とその中のすべてのものを造られた神は、天地の主であり、人間の手で造った聖所に住まわれる ことはない。 - また、何か必要であるかのように、人間の手によって仕えられることもない。なぜなら、彼自身が命と 息と万物を万人に与えるからである; - ひとりで、全人類を地の全面に住まわせ、あらかじめ定められた時と、その住まいの境界を定めたの である; それは、彼らが神を求めるためであり、もし、彼らが神を探し求めて、神を見つけることができるならば、 神は私たちひとりひとりから遠く離れてはいない; あなたがたの詩人の何人かが言ったように、わたしたちは彼のうちに生き、動き、存在するからである。 したがって、私たちは神の子孫であるから、神性が人間の芸術と想像力によって作られた金や銀や石 のようなものだと考えてはならない。 .神は無知の時代を顧みず、今、あらゆる人に悔い改めるよう命じておられる; - なぜなら、神が定め、すべての人に先立って信じ、死者の中からよみがえらせた方によって、世界を 正しく裁かれる日を定められたからである。 死者の復活を聞いたとき、ある者はあざけり、ある者は言った、「このことについては、また今度聞こう」 。 このとき、パウロは彼らのもとを去った。 しかし、ある人たちは彼に加わって信じた。その中には、アレオパギテ人ディオニシウスと、ダマリスという 名の女と、そのほかの人たちがいた。 「これらのことの後、パウロはアテネを出て、コリントに出発した。 そこで、アキラというあるユダヤ人に出会った。アキラはポントスの人で、クラウディウスがユダヤ人はみな ローマを去るようにと定めたので、最近、妻のプリスキラとともにイタリアから来た。パウロは彼らに近づ いた。 「彼らは同業者であったので、一緒に宿をとり、そこで働いた。 そして、安息日ごとに会堂で説教し、ユダヤ人とギリシア人とを説得した。 シラスとテモテがマケドニアから下って来たとき、パウロはみことばにすべてをささげ、ユダヤ人たちにキリ ストはイエスであることを証しした。 彼らが反対して神を冒涜したとき、パウロは自分の着物を振り払って彼らに言った、「あなたがたの血 は、あなたがたの頭の上にある!私はそこから清くなり、今後は異邦人のところへ行く。 そして、そこから出て行って、神を礼拝する者、ユストゥスというある人の家に入ったが、その家は会堂 の隣にあった。 しかし、会堂の支配者クリスポスは、その家中の者とともに主を信じ、コリントの人々の多くも、それを 聞いて信じ、バプテスマを授かった。 その夜、パウロは幻を見て、主が彼に言われた、「恐れるな、話せ、黙るな」; - わたしはあなたがたとともにいるので、だれもあなたがたを害することはない。 - そして、彼はそこに一年六か月とどまり、彼らの間で神のことばを教えた。 ところが、ガリオがアカイアの総領だったとき、ユダヤ人たちがいっせいにパウロに対して立ち上がり、彼 を裁きの座の前に連れて行った、 こう言った。「この人は、律法に反して神を礼拝するよう、人を説得している。 パウロが話そうとしたとき、ガリオはユダヤ人たちにこう宣言した。「ユダヤ人たちよ、もし本当に不義や 重大な罪であれば、私はあなたがたに耳を傾けるのが正当であろう; - しかし、言葉や名前、あなたがたの律法の問題なら、自分たちで処理しなさい。私は、これらのことを 判断する役には立ちたくない! - そして、彼らを裁きの座から追い出した。 - それから、彼らはみな、会堂の支配者ソステネスを捕らえて、裁きの席の前で殴ったが、ガリオはこれ らのことについて悩むことはなかった。 しかし、パウロは、兄弟たちを見送った後、何日もそこに留まったが、ついにプリスキラとアキラを連れて 、シリアへ出航した。 - 彼らがエペソに来たとき、彼らをそこに残して、会堂に入り、ユダヤ人に説教した。 彼らがもう少し滞在するように頼んだとき、彼は承知しなかった。 - しかし、別れを惜しんで、「神がお望みなら、また、あなたがたのところに戻ってまいります」と言った。そ して、エペソから船出した。 - カイザリヤに上陸すると、エルサレムに上り、教会に挨拶して、アンティオキアに下って来た。 そこでしばらく過ごした後、出発して、ガラテヤとフリギヤの地方を順に巡り、すべての弟子たちを確認 された。 一方、アレキサンドリア出身のユダヤ人で、弁が立ち、聖書に強いアポロという者が、エペソに来た。 - 彼は主の道を学び、霊に熱心で、ヨハネのバプテスマしか知らなかったが、イエスについて正確に語り 、教えた。 そこで、彼は会堂で大胆に語り始めた。ところが、プリスキラとアキラは彼の話を聞いて、彼を脇に連れ て行き、神の道をより正確に説明した。 彼がアカヤを通ろうと望んだとき、兄弟たちは彼を励まし、弟子たちに彼を迎えるよう書き送った。彼 は来てから、恵みによって信じた人たちを大いに助けた; - 彼は、公の場でユダヤ人たちに力強く反論し、聖書からイエスがキリストであることを証明したからで ある。 すると、看守が灯りを求めて駆け込んできて、震えながら、パウロとシラスの前にひれ伏した。 - それから、二人を連れ出して言った、「先生方、救われるためにはどうしたらよいのでしょうか。 - 彼らは彼に答えた:主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。 そして彼らは、彼とそのすべての家族に神のことばを宣べ伝えた。 - 夜の同じ時刻に、彼らを見守っていたとき、彼は彼らの鞭打ちの縞を洗った。それから、彼も、そのす べての者も、バプテスマを受けた。 - それから、彼は彼らを自分の家に連れて来て、彼らのために食卓を整え、彼らが神を信じたことを、 自分のすべての者と共に喜んだ。 昼になると、プラエトールたちは、次のような戒めとともに、司法の役人を遣わした:その人たちを自 由にさせなさい。 - そこで看守がパウロに報告して言った、「総督たちは、あなたがたを自由にするように命令を下しまし た。だから、出てきて、安心して行きなさい。 - しかし、パウロは彼らに答えた。「私たちに対して正式な裁判が行われたわけでもないのに、ローマ市 民であった私たちを公に鞭打ち、牢に入れたのに、ひそかに私たちを追い出そうというのですか。それど ころか、彼ら自身が来て、私たちを解放してくれるようにしましょう。 吏員たちはこれを諸侯に報告したが、諸侯はこれがローマ市民であることを聞いて、恐怖におののいた 。 - そこで彼らは彼らのところに来て、その許しを請い、その縛りを解いて、町の外へ出て行くように頼ん だ。 - そして牢を出て、リディアの家に来て、兄弟たちを見て、慰めた。それから、彼らは出発した。 - アンフィポリス、アポロニアを経て、テサロニケに来たが、そこにはユダヤ人の会堂があった。 - パウロは、その習慣どおり、彼らのところにはいり、三日の安息日に、聖書に基づいて彼らと論じ合 った、 - キリストが苦しみを受け、死者の中からよみがえることが必要であることを説明し、証明した。 彼らの中には、説得されてパウロとシラスに加わった者もあり、また、大勢の敬虔なギリシア人や多くの 優れた女性もいた。 ところが、ユダヤ人たちは嫉妬に駆られて、悪党の中の悪い者を連れてきて、暴徒を集めて町をかき 回し、ジェイソンの家に押し入って、彼らを民衆の中に入れようと努めた。 しかし、彼らが見つからなかったので、ジェイソンとある兄弟たちを当局の前に引きずり出し、「世をひっ くり返した者たちが、ここにも来た」と叫びました、 ジェイソンがかくまった者たちです。これらはみな、カエサルの命令に逆らって進み、イエスはもうひとりの 王だと主張しているのです。 群衆も当局も、この言葉を聞いて激昂した; しかし、彼らは保釈金を受け取ると、ジェイソンとその他の者たちを釈放した。 そして、すぐに、夜のうちに、兄弟たちはパウロとシラスをベロエヤに送り出した。 - さて、ベレヤの人々は、テサロニケの人々よりも立派であったが、それは、心を整えてみことばを受け、 毎日聖書を調べて、物事がそうであるかどうかを確かめていたからである。 それで、多くの人が信じた。地位の高いギリシア人の女性も、少なからぬ男性もである。 - ところが、テサロニケのユダヤ人たちは、パウロがベレアでも神の言葉を宣べ伝えていることを聞いて、 そこに行って、人々をかき乱し、困らせた。 そこで、兄弟たちは、パウロを海のほうへ送り出すことを、遅滞なく決定した。しかし、シラスとテモテは そのまま残った。 - パウロを担当する者たちは、パウロをアテネまで連れて行き、帰ってきて、シラスとテモテに、できるだ け早くパウロのもとに来るように命じた。 - パウロがアテネで彼らを待っているとき、その町に蔓延している偶像礼拝のために、彼の霊は反乱を 起こした。 - そこで彼は、ユダヤ人や敬虔な異邦人の間では会堂で、また市場では毎日、そこに集まっている人 たちの間で理屈を述べた。 - エピクロス派やストア派の哲学者の中には、彼と論争する者がいた。ある者は言った、「このおしゃべ りは何を言っているのか。また、他の者は言った:彼はイエスと復活を説いたのである。 - そこで、彼らは彼を連れてアレオパゴスに行き、言った、「あなたが教えているこの新しい教義が何で あるかを教えてください。 「あなたは不思議なことをわたしたちの耳に入れるので、わたしたちはこれらのことが何を意味するのか 知りたいのです」。 アテネの人々も、そこに寄留しているよそ者も、みな最新の情報を話したり、聞いたりすること以外に は、何も気にしなかったからである。 そこでパウロは、アレオパゴスの真ん中で立ち上がって言った、「アテネの皆さん!あなたがたは、あらゆ ることに非常に信心深いようですね; 私が通りかかり、あなたがたの礼拝の対象を観察していると、祭壇に刻まれた未知の神への祈りがそ の祭壇には、未知の神への賛辞が刻まれていました。あなた方が知らずに崇拝しているものこそ、私が あなた方に告げたものなのです。 .世界とその中のすべてのものを造られた神は、天地の主であり、人間の手で造った聖所に住まわれる ことはない。 また、何か必要であるかのように、人間の手によって仕えられることもない。なぜなら、彼自身が命と 息と万物を万人に与えるからである; ひとりで、全人類を地の全面に住まわせ、あらかじめ定められた時と、その住まいの境界を定めたの である; それは、彼らが神を求めるためであり、もし、彼らが神を探し求めて、神を見つけることができるならば、 神は私たちひとりひとりから遠く離れてはいない; - あなたがたの詩人の何人かが言ったように、わたしたちは彼のうちに生き、動き、存在するからである 。 したがって、私たちは神の子孫であるから、神性が人間の芸術と想像力によって作られた金や銀や石 のようなものだと考えてはならない。 神は無知の時代を顧みず、今、あらゆる人に悔い改めるよう命じておられる; なぜなら、神が定め、すべての人に先立って信じ、死者の中からよみがえらせた方によって、世界を正 しく裁かれる日を定められたからである。 - 死者の復活を聞いたとき、ある者はあざけり、ある者は言った、「このことについては、また今度聞こう 」。 - このとき、パウロは彼らのもとを去った。 - しかし、ある人たちは彼に加わって信じた。その中には、アレオパギテ人ディオニシウスと、ダマリスとい う名の女と、そのほかの人たちがいた。 1 - この後、パウロはアテネを出て、コリントに出発した。 - そこで、アキラというあるユダヤ人に出会った。アキラはポントスの人で、クラウディウスがすべてのユダ ヤ人はローマから立ち去るようにと定めたので、最近、妻のプリスキラとともにイタリアから来た。パウロ は彼らに近づいた。 「彼らは同業者であったので、一緒に宿をとり、そこで働いた。 そして、安息日ごとに会堂で説教し、ユダヤ人とギリシア人とを説得した。 - シラスとテモテがマケドニアから下って来たとき、パウロはみことばにすべてをささげ、ユダヤ人たちにキリ ストはイエスであることを証しした。 彼らが反対して神を冒涜したとき、パウロは自分の着物を振り払って彼らに言った、「あなたがたの血 は、あなたがたの頭の上にある!私はそこから清くなり、今後は異邦人のところへ行く。 そして、そこから出て行って、神を礼拝する者、ユストゥスというある人の家に入ったが、その家は会堂 の隣にあった。 - しかし、会堂の支配者クリスポスは、その家中の者とともに主を信じ、コリントの人々の多くも、それ を聞いて信じ、バプテスマを授かった。 - その夜、パウロは幻を見て、主が彼に言われた、「恐れるな、話せ、黙るな」; - わたしはあなたがたとともにいるので、だれもあなたがたを害することはない。 - そして、彼はそこに一年六か月とどまり、彼らの間で神のことばを教えた。 ところが、ガリオがアカイアの総領だったとき、ユダヤ人たちがいっせいにパウロに対して立ち上がり、彼 を裁きの座の前に連れて行った、 - こう言った。「この人は、律法に反して神を礼拝するよう、人を説得している。 - パウロが話そうとしたとき、ガリオはユダヤ人たちにこう宣言した。「ユダヤ人たちよ、もし本当に不義 や重大な罪であれば、私はあなたがたに耳を傾けるのが正当であろう; しかし、言葉や名前、あなたがたの律法の問題なら、自分たちで処理しなさい。私は、これらのことを 判断する役には立ちたくない! - そして、彼らを裁きの座から追い出した。 - それから、彼らはみな、会堂の支配者ソステネスを捕らえて、裁きの席の前で殴ったが、ガリオはこれ らのことについて悩むことはなかった。 - しかし、パウロは、兄弟たちを見送った後、何日もそこに留まったが、ついにプリスキラとアキラを連れ て、シリアへ出航した。 彼らがエペソに来たとき、彼らをそこに残して、会堂に入り、ユダヤ人に説教した。 - 彼らがもう少し滞在するように頼んだとき、彼は承知しなかった。 しかし、別れを惜しんで、「神がお望みなら、またあなたがたのところに戻ってまいります」と言った。そし て、彼は船に乗って、エペソを出発した。 カイザリヤに上陸すると、エルサレムに上り、教会に挨拶して、アンティオキアに下って来た。 そこでしばらく過ごした後、出発して、ガラテヤとフリギヤの地方を順々に巡り、すべての弟子たちを確 認された。 - 一方、アレキサンドリア出身のユダヤ人で、弁が立ち、聖書に強いアポロという者が、エペソに来た。 - 彼は主の道を学び、霊に熱心で、ヨハネのバプテスマしか知らなかったが、イエスについて正確に語り 、教えた。 - そこで、彼は会堂で大胆に語り始めた。ところが、プリスキラとアキラは彼の話を聞いて、彼を脇に連 れて行き、神の道をより正確に説明した。 - 彼がアカヤを通ろうと望んだとき、兄弟たちは彼を励まし、弟子たちに彼を迎えるよう書き送った。彼 は来てから、恵みによって信じた人たちを大いに助けた; - 彼はユダヤ人たちを公然と説得し、大きな力をもって、聖書によってキリストがイエスであるこ とを証明したからである。 「アポロがコリントにいたとき、パウロが上の地方を経てエペソに来たが、そこで何人かの弟子を見つけ た」、 - 彼らに言った、「あなたがたは、信じたとき、聖霊を受けたか」。すると、彼らは彼に言った、「それどこ ろか、私たちは聖霊が存在するということさえ聞いていません」。 そこでパウロは言った、「では、あなたがたは何のためにバプテスマを受けたのですか」。彼らは答えた、「 ヨハネのバプテスマで」。 パウロは彼らに言った、「ヨハネは悔い改めのバプテスマを授けて、人々に、自分の後に来る者、すなわ ち、イエスを信じるようにと言ったのです。 - これを聞いて、彼らは主イエスの名によってバプテスマを受けた。 - パウロが彼らの上に手を置いたとき、聖霊が彼らの上に臨み、彼らはともに異言を語り、預言をした 。 全部で十二人ほどであった。 パウロは三か月間、会堂に通い、そこで大胆に語り、神の国について推論し、説得していた。 彼らの中には、頑固で不信心な者がいて、大勢の前で道の悪口を言っているのを見て、パウロは彼ら から離れ、ティラヌスの学校で毎日説き始めた。 このようなことが二年のあいだ続いたので、アジアに住む者はみな、ユダヤ人もギリシア人も、主のこと ばを聞いた。 - そして、神はパウロの手によって、珍しい奇跡を起こされた、 - 彼らが、自分たちが使っていたハンカチやエプロンを病人に持って行くと、その前に病気が逃げ去り、 悪霊が去ったほどである。 また、あるユダヤ人たちは、巡回しているエクソシストであったが、悪霊にとりつかれた人たちの上に主イ エスの名を呼ぼうとして、「私は、パウロが宣べ伝えているイエスによってあなたがたを祓います」と言った 。 - このようなことをしたのは、大祭司であったスチェバというユダヤ人の七人の息子であった。 - しかし、悪霊は彼らに答えた、「わたしはイエスを知っているし、パウロがだれであるかも知っている。 すると、悪霊に取りつかれた者が彼らに飛びかかり、彼らを圧倒したので、彼らは裸でその家から逃げ 出し、傷を負った。 このことが、エペソに住むユダヤ人とギリシア人のすべての人に知れ渡ったので、彼らの上に恐れが生 じ、主イエスの御名が大きくなった。 信じる者の多くは、自分の行いを告白し、公に糾弾して来た。 - また、魔術を行う者の多くも、その書物を持ち寄り、皆の目の前で焼いた。その値段を計算すると、 五万デナリにのぼることがわかった。 - こうして、主の言葉は大きくなり、大きく勝った。 - これらのことが成し遂げられたとき、パウロはその霊において、マケドニアとアカイアを通過してエルサレ ムに行くことを決意した:そこで、ローマも見なければならない。 - 自分に仕えていた者のうち、テモテとエラスツの二人をマケドニアに送り、自分はしばらくアジアにとど まった。 そのころ、『道』について大騒動が起こった。 デメトリオスという銀細工人が、ダイアナの銀の祠を作り、職人たちに大きな利益をもたらしたからであ る、 - 彼らを同業者とともに呼び寄せて言った、「先生方、私たちの富はこの商売からもたらされていること はご存知でしょう。 - あなたがたは、エペソだけでなく、ほとんど全アジアで、このパウロが多くの人々を説得し、惑わし、手 で造られた神々はないと断言したことを見聞きしています。 私たちの職業が評判を落とすだけでなく、偉大な女神ディアナの神殿そのものが無きに等しいものと みなされ、全アジアと全世界が崇拝している彼女の威厳さえも破壊される危険があるのです」。 - これを聞いて、彼らは怒りに満ち、「エペソのダイアナは偉大である」と叫んだ! 29 - 町は混乱に包まれ、みな一斉に劇場になだれ込み、マケドニアから来たパウロの仲間であるガイ ウスとアリスタルコスを取り押さえた。 - また、彼が人々のところへ出て行こうとすると、弟子たちはそれを許さなかった。 - また、パウロの友人であったアシヤルキたちも、パウロのもとにやってきて、劇場に出て行かないようにと 懇願した。 「それゆえ、ある者はあることを叫び、ある者は別のことを叫んだが、集会は混乱に陥った。彼らは、自 分たちがなぜ集まっているのか、ほとんど知らなかった。 そこで、ユダヤ人たちがアレキサンダーを前に出して、群衆の中から連れ出した。彼は手を振って、民 衆に話しかけようとした。 しかし、彼がユダヤ人であることを認めると、彼らは皆、二時間ほど一つの声で叫んだ、「エペソ人の ディアナは偉大である! 市書記は人々をなだめると、「エペソ人諸君、エペソ市が偉大なダイアナの神殿と、ユピテルから落ち た像の守護者であることを知らない者はいないでしょう? 「さて、これらのことは否定できないのですから、あなたがたは落ち着いて、軽率なことはしないはずです ; 「あなたがたが連れてきたこの人たちは、冒涜的でもなく、私たちの女神を冒涜しているわけでもないの です。 「それゆえ、もしデメトリウスと彼といっしょにいる職人たちが、だれかに文句があるならば、謁見者もい るし、代議士もいるのだから、互いに非難させればよい。 しかし、もしあなたがたが他のことを訴えるならば、それは正規の議会で決定されるであろう。 われわれもまた、この日のために、扇動罪で訴えられる危険があるからである。 - このように話してから、彼は集会を解散した。 - あなたがたは、エペソだけでなく、ほとんど全アジアで、このパウロが多くの人々を説得し、惑わし、手 で造られた神々はないと断言したことを見聞きしています。 私たちの職業が評判を落とすだけでなく、偉大な女神ディアナの神殿そのものが無きに等しいものと みなされ、全アジアと全世界が崇拝している彼女の威厳さえも破壊される危険があるのです」。 - これを聞いて、彼らは怒りに満ち、「エペソのダイアナは偉大である」と叫んだ! - 町は混乱に包まれ、みな一斉に劇場になだれ込み、マケドニアから来たパウロの仲間であるガイウ スとアリスタルコスを取り押さえた。 また、彼が人々のところへ出て行こうとすると、弟子たちはそれを許さなかった。 - また、パウロの友人であったアシヤルキたちも、パウロのもとにやってきて、劇場に出て行かないようにと 懇願した。 「それゆえ、ある者はあることを叫び、ある者は別のことを叫んだが、集会は混乱に陥った。彼らは、自 分たちがなぜ集まっているのか、ほとんど知らなかった。 そこで、ユダヤ人たちがアレキサンダーを前に出して、群衆の中から連れ出した。彼は手を振って、民 衆に話しかけようとした。 - しかし、彼がユダヤ人であることを認めると、彼らは皆、二時間ほど一つの声で叫んだ、「エペソ人の ディアナは偉大である! - 市書記は人々をなだめると、「エペソ人諸君、エペソ市が偉大なダイアナの神殿と、ユピテルから落 ちた像の守護者であることを知らない者はいないでしょう? 「さて、これらのことは否定できないのですから、あなたがたは落ち着いて、軽率なことはしないはずです ; 「あなたがたが連れてきたこの人たちは、冒涜的でもなく、私たちの女神を冒涜しているわけでもないの です。 「それゆえ、もしデメトリウスと彼といっしょにいる職人たちが、だれかに文句があるならば、謁見者もい るし、代議士もいるのだから、互いに非難させればよい。 しかし、もしあなたがたが他のことを訴えるならば、それは正規の議会で決定されるであろう。 われわれもまた、この日のために、扇動罪で訴えられる危険があるからである。 - このように話してから、彼は集会を解散した。 「別れるとき、わたしたちは船出をして、コスへ、翌日ロードスへ、そこからパタラへと旅に出た。 「わたしたちはフェニキアへ行く船を見つけたので、船に乗って出帆した。 「キプロスが見えたので、それを左手に置いて、シリアに向かい、タイレに来た。 そして、弟子たちを見つけると、そこに七日滞在した。彼らは霊に動かされて、パウロにエルサレムに行 かないよう説得した。 そのあと、出発して、わたしたちは、すべての人に伴われ、すべての人が妻と子供を連れて、町を出る まで旅に出た。 - そして互いに別れるとき、私たちは乗船し、彼らは帰途についた。 わたしたちは、ティレからの航海を終えてプトレマイスに着き、そこで兄弟たちに挨拶して、一日を共に した。 - 翌日、私たちは出発してカイザリヤに至り、七人のうちの一人である伝道者フィリポの家に入り、彼 のもとにとどまった。 - 同じ人に四人の娘(乙女)がいたが、彼女は預言者であった。 わたしたちがそこにしばらくとどまっていたとき、ユダヤからアガボスという名の預言者が下ってきた; - そして、わたしたちのところに来て、パウロの帯を取り、それで自分の足と手を縛って言った、「これらの ことは、聖霊が言っている。エルサレムのユダヤ人たちは、この帯の持ち主に対して、この帯を異邦人の 手に渡すようにしなければならない。 「この言葉を聞いたとき、わたしたちも、その場所の人々も、パウロがエルサレムに上って行かないよう にと願った。 すると、彼は答えた。「あなたは何をしているのですか、泣きながら、私の心を砕いているのですか。私 は、主イエスの名のために、エルサレムで逮捕されるだけでなく、死ぬことさえも覚悟しているからです。 - しかし、私たちは彼を説得できなかったので、身を捨てて言った。主のみこころが行われるように! - そのあと、私たちは準備をして、エルサレムに上った; - 弟子たちの中にも、カイザリヤからわたしたちと一緒に来た者があり、キプロスのムナソンという古い弟 子を連れて来て、わたしたちの宿舎とした。 - わたしたちがエルサレムに着くと、兄弟たちは快くわたしたちを迎えた。 - 翌日、パウロはわたしたちとともにヤコブのところへ行ったが、長老たちはみな集まっていた。 彼らに挨拶して、自分の宣教によって神が異邦人の間になさったことを詳しく話した。 彼らはそれを聞いて、神に栄光を帰し、彼に言った、「兄弟よ、ユダヤ人の中に、信じた者が何万人 もいて、みな律法に熱心なのがわかりますね; - 彼らはあなたのことを知らされた。あなたは異邦人の中のすべてのユダヤ人にモーセから離反すること を教え、自分の子供に割礼を施さず、律法の習慣に従って歩むようにと告げている。 「それでは、どうしたらよいのでしょう。きっと彼らは、あなたの来訪を知るだろう。 「だから、わたしたちの言うとおりにしなさい。わたしたちの中に、自発的に誓願を立てた四人の男がい る; - 彼らを連れて行き、彼らと共に身を清め、彼らが頭を剃るのに必要な費用を出しなさい。そうすれ ば、彼らは皆、あなたについて言われていることが真実でなく、あなた自身も律法を守っていることを知 るでしょう。 信じた異邦人については、偶像に捧げるもの、血、絞め殺した動物の肉、不正な性的関係を断つよ うに、すでに命じてあるのです。 そこで、パウロは男たちを連れて行き、翌日、彼らとともに身を清めてから神殿に入り、一人一人に 代わって供え物が捧げられるまで、清めの日の成就を決定した。 - さて、七日間が終わろうとしたとき、アジアのユダヤ人たちは、パウロが神殿にいるのを見て、すべての 民衆をかき乱し、彼を捕らえた、 - 叫んで言った、「イスラエルの子たちよ、助けてください!この人は、どこの誰にでも、民と律法とこの 場所に敵対することを教え、しかも、ギリシャ人を神殿に連れ込んで、この神聖な場所を汚した人な のです。 そして、パウロはその人たちを連れて、翌日、彼らとともに身を清めた後、神殿に入り、一人一人に代 わって供物が捧げられるまで、清めの日の成就を決定した。 - さて、七日間が終わろうとしたとき、アジアのユダヤ人たちは、パウロが神殿にいるのを見て、民衆を 総動員してパウロを取り押さえた、 l- 叫んで言った、「イスラエルの子たちよ、助けてください!この人は、どこの誰にでも、民と律法とこの 場所に敵対することを教え、しかも、ギリシャ人を神殿に連れ込んで、この神聖な場所を汚した人な のです。 「彼らは以前、エペソ人トロフィモスが自分たちと一緒に町にいるのを見て、パウロが彼を神殿に連れ 込んだのだと思ったからである。 「すると、町中の人が騒ぎ出し、人々は走り寄った。そして、パウロをつかまえて、神殿から引きずり出 したが、すぐに戸が閉まった。 - 彼らが彼を殺そうとしたとき、エルサレム全土が暴動状態にあることが、部隊の指揮官の知るところ となった。 そこで彼は直ちに兵士と百人隊長を連れて、民衆のところへ走った。彼らは司令官と兵士が来るの を見ると、パウロを打つのをやめた。 - 司令官が来て、パウロに手をかけ、二本の鎖で縛るように命じて、彼がだれで、何をしたかを聞いた 。 - 群衆の中で、ある者はあることを叫び、ある者は別のことを叫んだ。 しかし、騒ぎのために、真相を 知ることができなかったので、パウロを兵舎に連行するように命じた。 「彼が階段にさしかかったとき、群衆の暴力のために、兵士たちが彼を担がなければならなかった、 - 群衆が彼のあとをついて来て、「彼を放してくれ」と叫んだからである! パウロが兵舎に連れて行かれたとき、彼は隊長に言った、「一言申し上げてよろしいでしょうか」。彼は 答えた、「あなたはギリシャ語を知っていますか。 「あなたは昔、シリア人の四千の兵を起こし、荒野に導いたエジプト人ではないか。 - パウロは彼に答えた。「わたしはユダヤ人で、キリキアのさして重要でない町、タルソの出身です。 - 許可を得たパウロは、階段に立ったまま、手で民衆を手招きした。すると、大きな沈黙があり、彼は ヘブライ語でこう話した。 「兄弟たち、父たちよ、今、あなた方の前で私の弁明を聞いてください。 「彼がヘブライ語で話したと聞いて、彼らはなお一層沈黙した。そして、彼は続けた: 「わたしはユダヤ人で、キリキアのタルソで生まれましたが、この町で育ち、ここでガマリエルの足もとで、 先祖の律法を忠実に守って、神に対して熱心であり、ちょうど今日、あなたがたがそうであるように、指 導されました。 私はこの道を死ぬまで追求し、男女を逮捕し投獄した、 このことは、大祭司とすべての長老たちが証人である。そして、私はダマスコに行き、エルサレムにいる 者たちを処罰のために連れて行くつもりだった。 「私が旅をして、ダマスコに近づいたとき、正午ごろ、突然、天から大きな光が私のまわりに輝いた。 - そこで、わたしは地面に倒れ、『サウル、サウル、なぜわたしを迫害するのか』と言う声を聞いた。 - わたしは言った、『主よ、あなたはどなたですか』。すると、彼は私に言った、『わたしはナザレのイエスで 、あなたがたが迫害している者です』。 「わたしといっしょにいた人たちは、光を見たが、わたしに話しかけた人の声の意味を理解しなかった」 「わたしといっしょにいた人たちは、光を見たが、わたしに話しかけた人の声の意味を理解しなかった。 - そこでわたしは言った、「主よ、わたしはどうしたらよいでしょうか」。そこで彼らは、あなたが行うように 命じられているすべてのことを、あなたに告げるであろう」。 - わたしはその光の明るさで目が見えなくなったとき、わたしと一緒にいた者たちの手によってダマスコ に導かれた。 - アナニヤというある人は、律法に従って敬虔で、そこに住んでいるすべてのユダヤ人に良い評判を持っ ていた。 私を探しに来て、私のそばに立って言った、『兄弟サウル、もう一度視力を得てください』。その時、私 は視力を得て、彼を見上げました。 - すると、彼は言った。私たちの先祖の神は、御心を知り、正しい方を見、ご自分の口からの声を聞く ために、あらかじめあなたをお選びになりました、 - それは、あなたが見聞きしたことについて、すべての人の前で彼の証人となるためである。 - さて、なぜ待ちぼうけなのか。起きて、バプテスマを受け、その名を呼びながら、罪を洗い流しなさい。 - わたしがエルサレムに帰り、神殿で祈っていると、恍惚とした気分がわたしの上に起こった、 - そして、わたしと語り合った者が、こう言うのを見た。 - 私は言った、『主よ、私があなたを信じた人たちを投獄し、会堂で殴ったことを、彼らは知っています 。 あなたの証人であるステパノの血が流されたとき、わたしもその場にいて、それを承諾し、彼を殺した 者たちの服を守っていたほどです。 - しかし、彼はわたしに言った、「行け、わたしはあなたを遠く異邦人のところへ遣わすから」。 - 彼らはこの言葉さえも聞いて、叫んで言った、「このような人を地上から追い払え、彼が生きるのはふ さわしくないからだ! - さて、彼らは叫びながら、自分の外套を投げ捨て、塵を空中に投げ捨てた。 隊長はパウロに命じて、兵舎に連れて行かせ、なぜ彼等が彼に対してこれほど叫んだのかを調べるた めに、鞭打ちの検査を受けさせた。 彼らが彼をひもで縛ったとき、パウロはそばに立っていた百人隊長に言った、「死刑を宣告されていな いローマ市民を鞭打つことは、法律で認められているのでしょうか? - 百人隊長はこれを聞いて、司令官を探し、こう言った。この人はローマ市民だからです。 - 指揮官は来て、パウロに尋ねた、「教えてください、あなたはローマ人ですか」。彼は言った、「はい。 司令官は彼に答えた、「この市民権は、私に多大の費用を要した」。パウロは言った、「まあ、私は生 まれつきの権利で持っています。 - ただちに、彼を尋問しようとした者たちは、叱責された。司令官自身も、パウロがローマ人であること を知り、恐れて、彼を縛り付けたからである。 - 翌日、自分がユダヤ人に非難された理由を知りたいと思い、彼を解放して、祭司長たちやサンヒド リン全員を集めさせ、パウロを彼らの前に連れて来るように命じた 1l「兄弟たち、父たちよ、今、あなた方の前で私の弁明を聞いてください。 「彼がヘブライ語で話したと聞いて、彼らはなお一層沈黙した。そして、彼は続けた: 「わたしはユダヤ人で、キリキアのタルソで生まれましたが、この町で育ち、ここでガマリエルの足もとで、 先祖の律法を忠実に守って、神に対して熱心であり、ちょうど今日、あなたがたがそうであるように、指 導されました。 私はこの道を死ぬまで追求し、男女を逮捕し投獄した、 このことは、大祭司とすべての長老たちが証人である。そして、私はダマスコに行き、エルサレムにいる 者たちを処罰のために連れて行くつもりだった。 「私が旅をして、ダマスコに近づいたとき、正午ごろ、突然、天から大きな光が私のまわりに輝いた。 そこで、わたしは地面に倒れ、『サウル、サウル、なぜわたしを迫害するのか』と言う声を聞いた。 - わたしは言った、『主よ、あなたはどなたですか』。すると、彼は私に言った、『わたしはナザレのイエスで 、あなたがたが迫害している者です』。 「わたしといっしょにいた人たちは、光を見たが、わたしに話しかけた人の声の意味を理解しなかった」 「わたしといっしょにいた人たちは、光を見たが、わたしに話しかけた人の声の意味を理解しなかった。 そこでわたしは言った、「主よ、わたしはどうしたらよいでしょうか」。そこで彼らは、あなたが行うように命 じられているすべてのことを、あなたに告げるであろう」。 わたしはその光の明るさで目が見えなくなったとき、わたしと一緒にいた者たちの手によってダマスコに 導かれた。 アナニヤというある人は、律法に従って敬虔で、そこに住んでいるすべてのユダヤ人に良い評判を持っ ていた。 - 私を探しに来て、私のそばに立って言った、『兄弟サウル、もう一度視力を得てください』。その時、 私は視力を得て、彼を見上げました。 - すると、彼は言った。私たちの先祖の神は、御心を知り、正しい方を見、ご自分の口からの声を聞く ために、あらかじめあなたをお選びになりました、 それは、あなたが見聞きしたことについて、すべての人の前で彼の証人となるためである。 - さて、なぜ待ちぼうけなのか。起きて、バプテスマを受け、その名を呼びながら、罪を洗い流しなさい。 わたしがエルサレムに帰り、神殿で祈っていると、恍惚とした気分がわたしの上に起こった、 そして、わたしと語り合った者が、こう言うのを見た。 私は言った、『主よ、私があなたを信じた人たちを投獄し、会堂で殴ったことを、彼らは知っています。 - あなたの証人であるステパノの血が流されたとき、わたしもその場にいて、それを承諾し、彼を殺した 者たちの服を守っていたほどです。 - しかし、彼はわたしに言った、「行け、わたしはあなたを遠く異邦人のところへ遣わすから」。 - 彼らはこの言葉さえも聞いて、叫んで言った、「このような人を地上から追い払え、彼が生きるのはふ さわしくないからだ! - さて、彼らは叫びながら、自分の外套を投げ捨て、塵を空中に投げ捨てた。 - 隊長はパウロに命じて、兵舎に連れて行かせ、なぜ彼等が彼に対してこれほど叫んだのかを調べる ために、鞭打ちの検査を受けさせた。 - 彼らが彼をひもで縛ったとき、パウロはそばに立っていた百人隊長に言った、「死刑を宣告されていな いローマ市民を鞭打つことは、法律で認められているのでしょうか? 百人隊長はこれを聞いて、司令官を探し、こう言った。この人はローマ市民だからです。 指揮官は来て、パウロに尋ねた、「教えてください、あなたはローマ人ですか」。彼は言った、「はい。 - 司令官は彼に答えた、「この市民権は、私に多大の費用を要した」。パウロは言った、「まあ、私は 生まれつきの権利で持っています。 - ただちに、彼を尋問しようとした者たちは、叱責された。司令官自身も、パウロがローマ人であること を知り、恐れて、彼を縛り付けたからである。 - 翌日、自分がユダヤ人に非難された理由を知りたいと思い、彼を解放して、祭司長たちやサンヒド リン全員を集めさせ、パウロを彼らの前に連れて来るように命じた。。 - パウロは、サンヒドリンに目を留めて言った、「皆さん、兄弟たち、わたしは今日まで、神の前で良心 の呵責に耐えて生きてきたのです」。 - ところが、大祭司アナニヤは、そばに立っている者たちに命じて、彼の口を打たせた。 そこで、パウロは彼に言った、「神はあなたを打たれる、この白壁を」!あなたは、律法に従って私を裁 くためにそこに座り、律法に反して私を打たせているのですか。 - 彼のそばに立っていた人々は言った、 「あなたは神の大祭司をののしるのですか。 - パウロは答えた、「兄弟たち、私は彼が大祭司であることを知りませんでした、それは次のように書か れているからです。あなたは、あなたの民の権威者を悪く言ってはならない。 サンヒドリンが、一部はサドカイ人、一部はパリサイ人で構成されていることを知ったとき、パウロは叫 んだ。'皆さん、兄弟たち、わたしはパリサイ人の子です!私は、希望と死者の復活とについて、裁か れているのです! - 彼がこの言葉を言ったとき、パリサイ人とサドカイ人との間に大きな不和が生じ、群衆は分裂した。 サドカイ派の人々は、天使も霊も復活はないと宣言しているが、ファリサイ派の人々は、これらのこと をすべて認めているからである。 そのため、大声が上がった。すると、ファリサイ派のある律法学者が立ち上がって、争って言った。私た ちはこの人に悪を見いだせません。また、霊や天使がこの人に話しかけたのでしょうか。 騒ぎが起こったので、隊長は、パウロが彼らに引き裂かれるのを恐れて、衛兵に命じて彼を追い出し、 兵舎に連行させた。 - 次の夜、主は彼のそばに立って言われた、「勇気を出しなさい!エルサレムでわたしについて証言し たように、ローマでもわたしについて証言しなければならない。 - 朝になると、ユダヤ人たちは集まってきて、パウロを殺すまでは、食べも飲みもしないと誓った。 - この陰謀に加わった者は、四十数人であった。 これらの者は祭司長や長老たちのところに来て言った、「わたしたちは、アナテマ(異端)を恐れて、 パウロを殺すまでは、何も食べず、何も飲まないことを誓います」。 そこで、サンヒドリンとともに司令官に通告して、あたかも彼の事件をもっと詳しく調査するように、彼 をあなたがたの前に連れて来させ、彼が来る前に、わたしたちは彼を殺す用意をしておきます」。 - しかし、パウロの姉の息子は、その企てを聞いて、行って城に入り、パウロにすべてのことを告げた。 - そこで、百人隊長のひとりを呼んで言った、「この若者を大尉のところに連れて来なさい、話したいこ とがあるようです」。 - そこで、彼は彼を連れて行き、司令官のところに連れて行き、こう言った。囚人パウロが私を呼んで 、この若者をあなたの前に連れてくるように命じました。 - 司令官は彼の手を取り、脇に立って彼に尋ねた。私に何を伝えたいのですか? - 彼は答えた:ユダヤ人たちは、明日、パウロをサンヒドリンの前に連れてくるようにと、あなたに頼む ことにしています。 「しかし、説得されてはなりません。四十人以上の者が、アナテマのもとに、彼を殺すまでは食べも飲 みもしないと、自分たちの間で合意しており、今、彼らは準備して、あなたの約束を待っているのです。 - そこで司令官は若者を退け、自分がこの情報を持ってきたことを誰にも言わないようにと忠告した。 二人の百人隊長を呼び、彼は命じた:夜三時から、兵士二百人、騎兵七十人、槍兵二百人を カイザリアに行く用意をさせなさい; - また、パウロが乗って、総督フェリクスのもとに安全に行くことができるように、動物を用意しなさい。 - そして司令官は、次のような言葉で手紙を書いた: 「クラウディウス・リシアスから、最も優れた総督フェリクスへ、ご挨拶申し上げます。 この人はユダヤ人に捕らえられ、殺されようとしたとき、衛兵とともに来た私は、彼がローマ人であること を知っていたので、彼を自由にした。 彼らがなぜ彼を訴えたのかを知りたいと思い、私は彼を彼らの評議会に連れて行った; 「私は、彼が、彼らを支配している法律に関することで訴えられていることを知ったが、死や投獄を正 当化するようなことは何もなかった。 - この男に対する陰謀があることを知らされたので、私は彼を遅滞なくあなたのもとに送ることにし、ま た告発者たちを呼び寄せて、あなたの面前で彼に不利なことを話すようにした。[乾杯](Cheers.) - そこで、兵士たちは、命じられたとおりにパウロを連れ、夜のうちにアンティパトリスまで連れて行った ; - 翌朝、彼らは城に帰った。ただし、馬を残して彼と一緒に行った; - カイザリヤに着いてから、総督に手紙を渡し、またパウロを総督に差し出した。 - 総督はその手紙を読んで、彼が何県から来たかを尋ね、彼がキリキアから来たと聞くと - 彼は言った:私は、あなたの告発者が来たら、あなたの話を聞こう。そして、彼をヘロデの宮殿に留 め置くように命じた。 「五日たって、大祭司アナニヤが下って来て、ある長老たちと、テルトゥルスという弁士とが、総督の前 でパウロのことを訴えた。 彼が呼ばれたとき、テルトゥルスが通りかかり、彼を非難して言った、「フェリクス閣下、わたしたちは、 あなたによって永遠の平和を享受し、また、あなたの摂理によって、人々の利益のために顕著な改革 を成し遂げてきました、 私たちは、常に、どこでも、あらゆる感謝をもって、このことを認めます。 .そこで、あなたを長く拘束しないために、あなたの慈悲深さに従い、少しの間、私たちにお付き合いく ださいますようお願いいたします。 この男は疫病神であり、世界中に散らばるユダヤ人の間で扇動しており、またナザレ人という宗派の 主要な扇動者であることを確認したからである。 彼はまた、神殿を冒涜しようとしたので、わたしたちは彼を逮捕し、(わたしたちの法律に従って彼を 裁くために しかし、司令官リシアスがやってきて、大変な暴力をもって彼をわれわれの手から奪い取った、 -彼の告発者たちにあなたがたの前に来るように命じた。]あなたがたは、彼を調べれば、わたしたちが 彼を告発しているすべての事柄を知ることができるだろう。 - ユダヤ人たちも、この告発に同意して、これらのことがそうであると断言した。 パウロは、総督が手招きして言わせたとき、こう答えた。「あなたが長年、この国の裁判官であったこと を知り、私は自由に自分を守ることができます」、 - 私が礼拝のためにエルサレムに上ってから、まだ十二日もたっていないことは、あなたがたにお分かり いただけるでしょうから; - そして、わたしが神殿でだれかと論争したり、会堂や町で群衆をあおったりしているのを見たことがあ りません; - また、彼らが今、私に対して起こしている告発を、あなたがたに証明することもできない。 しかし、私は、彼らが宗派と呼んでいる道に従って、先祖の神に仕え、律法と預言者の書物にあるこ とをすべて信じていることを、あなたがたに告白する、 - 神を望み、彼らもまた望みを抱いているように、正しい者も不正な者も復活するのである。 - だから、わたしも、神と人との前で、常に清い良心を持つように努めている。 - 何年かたってから、私は自分の国に施しをもたらすために、また供え物をするために来た、 - そのとき、アジアから来たユダヤ人たちが、暴徒も騒動もなく、神殿ですでに清められたわたしを見つ けた、 - その人たちは、私に不利なことがあれば、あなたの前に来て、あなたを告発するはずでした。 - あるいは、サンヒドリンに出頭したとき、私の中にどんな不義があったかを、この人たち自身に言わせ ればよいのである、 - ただし、私が彼らの間に立って叫んだ次の言葉は別である:『今日、私は死者の復活について、あ なたがたに裁かれる。 - しかし、フェリクスは、道に関することをよく知っていたので、この問題を延期して言った、「司令官リシ アスが下りてきたら、私はあなたの事件を完全に把握しますよ」。 - そして、百人隊長に命じて、パウロを逮捕したままにしておき、寛大に扱い、自分の部下が彼に仕え るのを妨げてはならないようにさせた。 - 何日かして、フェリクスはユダヤ人である妻ドルシラを伴ってやってきて、パウロのもとに遣わし、イエス・ キリストの信仰に関する話を聞きはじめた。 - 彼が義と自制と来るべき裁きについて理屈を述べたので、フェリクスは恐れて言った、「今は出発し てもよい、暇があれば、あなたを呼ぼう」; - また、パウロが自分に金をくれることを期待して、もっと頻繁に彼を呼んで話をした。 二年後、フェリクスはフェストゥスを後継者としたが、ユダヤ人の支持を得たいフェリクスは、パウロを獄 に閉じ込めた。 さて、フェストゥスが州の政治を引き継いだとき、三日たってから、カイザリアからエルサレムに上った; - すると、すぐに祭司長やユダヤ人の有力者たちが、パウロについて彼に知らせたので、彼らは彼に尋 ねた。 パウロをエルサレムに送りたいのですが、パウロを道中で殺そうと企んでいるのです。 しかし、フェストゥスは、パウロはカイザリヤで保護されており、自分も間もなくそこを出発するところであ ると答えた。 「そこで、あなたがたのうちで能力のある者は、わたしと一緒に降りてきて、この人に何か罪があれば、 その人を告発させなさい」と、彼は言った。 - そして、8 日か 10 日以上彼らの間にとどまることなく、カイザリヤに下って行った。翌日、彼は裁き の席に座り、パウロを連れて来るように命じた。 - 彼が来ると、エルサレムから下って来たユダヤ人たちが、彼の周りに立ち、証明できない多くの重大 な罪を、彼に対して持ち出した。 しかし、パウロは自分を弁護して、次のように言った。「わたしは、ユダヤ人の律法に対しても、神殿に 対しても、カイザルに対しても罪を犯したことはない。 - しかし、フェストゥスは、ユダヤ人の支持を得ようとしたので、パウロに答えた。 - パウロは彼に言った、「わたしは、裁かれるべきカイザルの裁きの座の前に立っています。 「それゆえ、もしわたしが死に値する悪や罪を犯したなら、わたしは死ぬ用意がある。しかし、彼らがわ たしを非難することが真実でないなら、誰もわたしを彼らに引き渡して喜ばせることはできない。私はカ イザルに訴えます。 - そこでフェストゥスは、議会と協議して答えた、「あなたはカイザルに訴えたのだから、カイザルのもとに 行きなさい」。 - 何日かして、アグリッパ王とベルニケがフェストゥスを迎えるためにカイザリヤに来た。 - 彼らがそこにしばらく留まったので、フェストゥスはパウロのことを王に告げた。「フェリクスは、ある男を ここに縛り付けておきました、 私がエルサレムにいたとき、祭司長たちやユダヤ人の長老たちが、彼を死刑にするようにと、訴えを持 ってきました。 - 彼らに、私は答えた。「ローマ人の習慣では、被告人が告発者を立ち会わせ、告発に対して弁明す ることができなければ、だれでも断罪することはないのです。 - そこで、彼らが集まったとき、遅滞なく、翌日、私は裁きの座に座り、その人を連れてくるように命じ た; 告発者たちが立ちあがったとき、彼らは彼に対して、わたしが有罪であると考えた罪について、何らの 訴えもしなかった。 - 彼らは彼に対して、自分たちの宗教について、とくに、パウロが生きていると断言したイエスという名の ある死人について、ある質問を持ちかけたのである。 - これらのことをどのように調べたらよいかわからず、私は彼に、エルサレムに行って裁判を受ける気が あるかと尋ねた。 しかし、パウロがカイザルの裁判のために身柄を拘束されるよう訴えたので、私は被告人をカイザルに 送るまで拘束しておくように命じた。 - そこで、アグリッパはフェストゥスに言った、「わたしもこの人の話を聞きたいのですが」。彼は答えた、「 明日、あなたは彼の話を聞くことになる」。 実際、翌日、アグリッパとベルニケが盛大にやってきて、町の重役や高名な人たちと謁見したとき、フ ェストゥスの命令でパウロが連行された。 そこで、フェストゥスは言った、「アグリッパ王と、われわれと一緒にいるあなたがたは皆、この人を見な さい。この人のために、ユダヤ人の大勢がエルサレムでもここでも私に訴え、これ以上生きてはいけない と叫んでいる。 「しかし、私は、彼が死に値するようなことは何もしていないことを知ったが、彼が皇帝に訴えたので、 私は彼を皇帝のもとに送ることにした。 - しかし、私は彼について君主に書くべき積極的なものがない。そこで、私は彼をあなたの前に、特に あなたのアグリッパ王の前に連れてきた。検査の後、何か書くべきことがあるように; なぜなら、囚人を送るのに、その囚人に対する罪状に言及しないのは、私にとって妥当とは思えない からである。 「そこでアグリッパは答えてパウロに言った、『あなたは弁明をすることを許される』」。そこで、パウロは手 を伸ばして、次のように弁明しはじめた: アグリッパ王よ、今日、あなたの御前で、ユダヤ人たちが私にかけたすべての罪に対して弁明できる特 権を、私は幸運に思っています; - 特に、あなたはユダヤ人の間にあるあらゆる習慣や疑問に精通しておられますから、どうか辛抱強く 私の話を聞いてください。 - 青年期からの私の生活については、私の民の間やエルサレムで初めからそうであったように、すべての ユダヤ人がそれを知っています; 彼らが証言してくれるなら、わたしは初めから彼らに知られていたのです、わたしたちの宗教の最も厳 しい宗派に従うパリサイ人として生きていたのですから。 そして今、わたしは、神がわたしたちの先祖になさった約束の望みのために、裁かれているのです、 私たちの十二部族が、日夜熱心に神に仕えている、達成したいと切望しているものである。 神が死者をよみがえらせるということが、どうしてあなたがたの間で信じられないと思われているのです か。 「わたしは本当に、ナザレのイエスの名に反して、いろいろなことをしなければならないと思った; 「それで、私はエルサレムでそうした。また、祭司長たちから権威を受けたとき、多くの聖徒を牢に閉じ 込め、彼らが殺したとき、これに対して票を投じた。 「わたしは何度も、すべての会堂で彼らを懲らしめ、神を冒涜するよう強要したこともあった。そして、彼 らに対して非常に憤慨し、外国の町まで行って、彼らを迫害した。 このような思いで、私は祭司長たちの許可を得て、ダマスコに向かって出発した。 王よ、正午になって、私が出て行くと、空に太陽よりも明るい光があり、私と私と共にいた人々のま わりを照らしていた。 14 - そして、私たちが皆、地面に倒れたとき、ヘブライ語で私に語りかける声が聞こえた、「サウル、サ ウル、なぜ私を迫害するのか。刺客を拒むのは、あなたにとってつらいことです。 - そこで私は、「主よ、あなたはどなたですか。主よ、あなたはどなたですか?すると主は、『わたしは、あ なたが迫害しているイエスである』と答えられた。 しかし、立ち上がって、その足で立ちなさい。わたしがあなたに現れたのは、あなたがわたしを見たことと 、わたしがまだあなたに現れることとについて、あなたを大臣と証人にするためである、 - わたしがあなたを送る人々のところから、また異邦人のところから、あなたを救い出すためである、 それは、あなたが彼らの目を開き、彼らを闇から光に、サタンの力から神に向かわせ、彼らが罪の赦し を受け、私を信じる信仰によって聖別された人々の間で相続権を得るためである。 それゆえ、アグリッパ王よ、わたしは天の幻に背くことはなかった、 ダマスコとエルサレムとユダヤの全地域と異邦人とに、悔い改めて神に立ち返り、悔い改めにふさわし い行いをするようにと、まず宣言しました。 - このため、あるユダヤ人たちは、私が神殿にいるとき、私を捕らえて、殺そうとした。 しかし、神からの助けを得て、今日まで立って、小さい者にも大きい者にも証しをし、預言者たちとモー セが言ったことが実現すること以外は、何も言っていない、 キリストが苦しみを受け、死者の中から最初によみがえり、人々と異邦人に光を宣べ伝えるということ である。 彼が弁護のためにこれらのことを述べていると、フェストゥスは大声で彼を遮った、「パウロ、あなたは狂 っている!多くの手紙があなたを狂わせます! - しかし、パウロは答えた、「優れたフェストゥスよ、わたしは狂っていません!それどころか、私は真理と 分別のある言葉を話しているのです。 「このようなことは、すべて王が知っておられることであり、わたしは、王に向かって率直に言っているの です。 「アグリッパ王、あなたは預言者たちを信じるか。私はあなたがそうであることを知っている。 「それから、アグリッパはパウロのところに来て、『あなたが私を説得して、クリスチャンになったのは、少し 前のことです』と言いました。 - パウロは答えた,「ですから,王よ,あなただけでなく,今日,私の話を聞くすべての人が,この 縛りを除いて,少しずつでもいいから,私と同じようになるように,神がお与えください」。 - さて、王は立ち上がり、総督も立ち上がり、ベルニケも、また彼らと一緒に座っていた者たちも立ち上 がった。 - 彼らが立ち去ってから、互いに言い合って言った、「この人は死にも縛りにも値しないことをした」。 - そこでアグリッパはフェストゥスのところに来て言った、「この人は、もしカイザルに訴えなかったならば、 釈放されたかもしれない」。 「イタリアに向けて出航することが決まると、パウロとほかの囚人たちを、朝廷のユリウスという百人隊 長に引き渡した。 - アジアへ向けて出航しようとしていたアドラミティウムの船に乗り、私たちは海に出た。テサロニケ出身 のマケドニア人アリスタルコスは、私たちと一緒に行った。 翌日、私たちはシドンに上陸し、ユリウスはパウロを親切に扱い、彼の友人のところに行って援助を受 ける許可を与えた。 そこから、風が逆風であったので、キプロスの庇護のもとに航海した; - そして、キリキアとパンフィリアを通って海を渡り、リキヤの町ミラに来た。 - そこで百人隊長は、イタリアに向かうアレキサンドリアの船を見つけ、私たちを乗船させた。 - 何日もゆっくり航海し、クニドゥスの対岸に難なく到着し、逆風のために進むことを許されなかったの で、クレタ島の保護のもとに、サルモナのあたりを航行した。 - それに沿って難航しながら航海していると、フェアヘイブンと呼ばれる場所に至り、その近くにラセアと いう町があった。 - 長い時間がたって、航海が危うくなり、断食日の時刻が過ぎたとき、パウロは彼らを戒めた。 こう言った。「先生方、私は、この航海はつらい旅になり、荷物や船だけでなく、私たちの命も傷つき、 大きく失われるだろうと思います。 - しかし、百人隊長は、パウロが言ったことよりも、水先案内人や船頭の言うことを信用したのである。 - そこは越冬に適した港ではなかったので、彼らの多くは、北東と南東に面したクレタ島の港であるこ とを見て、そこから航海してフェニスに行き、そこで冬を過ごせないかという意見であった。 南風がやわらかく吹き、彼らが望むものに到達したと思ったとき、彼らは錨を下ろしてクレタ島により 近づいて航海した。 - ところが、ほどなくして、ユーロクエイクと呼ばれる台風が、島の側に近づいてきた; - 船は激しく翻弄され、風に耐えられず、操船をやめて、流されてしまった。 - Cauda と呼ばれる小島の保護の下を通り、我々は何とか苦労してディンギーを回収することができ た; - それを持ち上げて、あらゆる手段を使って船を帯状にし、シルチスにぶつかるのを恐れて、道具を下 げて航海した。 - 嵐にひどく打ちのめされたので、翌日、彼らは船を軽くした。 - そして三日目には、自分たちの手で船の艤装を海に投げ捨てた。 - 何日も太陽も星も見えず、大嵐に見舞われたとき、ついに救出の望みは絶たれた。 - 彼らが長い間、食事をとらなかったとき、パウロは彼らの真ん中に立って言った、「皆さん、私の言う ことを聞いて、クレタ島から出航しなければ、このような損害を避けられたかもしれません。 「しかし、今、私は、あなたがたに元気でいるように勧めます。 - この夜、私の傍らに、神の天使が立っていたからである、 - こう言った、『パウロ、恐れてはならない。パウロよ、恐れるな。あなたはシーザーの前に出なければなら ないが、見よ、神はあなたと一緒に航海するすべての人々を、寛大にもあなたに与えてくださった。 「ですから、皆さん、元気を出してください!私は神に信頼して、私が言われたとおりになることを信じ るからである。 「しかし、われわれはある島に行かなければならない。 - 14 日目の夜が来て、真夜中ごろアドリア海を往復していると、船員たちは、どこかの陸地に近づい ているのを感じた。 そして、彼らは測線を引いてみると、20 ファゾムあった。少し進んでから、また測線を引いてみると、15 ファゾムあった。 - そして、岩場に追いやられるのを恐れて、船尾から四つの錨を放し、日照を祈った。 - 船員たちが船から逃げ出そうとして、船首から錨を降ろすという口実で、舟を海に下ろしたので パウロは百人隊長と兵士たちに言った、「この人たちが船に残っていなければ、あなたがたは救われな い」。 - そこで、兵士たちは舟の綱を切り離して、舟を放した。 - 夜が明けると、パウロは彼らに食事を与えるよう勧めた。「今日で、あなたがたは、何も味わわず、食 べ物なしに過ごして、十四日目になります。 - わたしは、あなたがたに食物をとるように勧めます。あなたがたの安全は、これにかかっています。 - こう言って、一斤のパンを取ると、皆の前で神に感謝し、それを割ってから食べ始められた。 「皆は勇気を出して、また食べ始めた。 船の中には全部で二百七十六人がいた。 - 食事に満足したので、彼らは船を軽くして、麦を海に投げ捨てた。 - 朝になると、彼らは陸地がわからなかったが、浜辺のある入り江が見えたので、そこで船を座礁させ ることができないかと、自分たちの間で相談した。 - そして、錨と舵綱を放し、風に向かってヘッドセイルを巻き上げ、岸に向かおうとした。 - しかし、二つの潮流が交わる所にさしかかったので、そこで船を座礁させたが、舳先は固まって動かず 、船尾は海の激しさのために開いてしまった。 - 兵士たちの忠告は、捕虜を殺すことで、一人も泳いで逃げないようにすることであった; しかし、百人隊長は、パウロを助けようと思って、それを阻止し、泳げる者が最初に海に出て、陸に上 がるように命じた。 - 残りの者については、ある者は板の上に、ある者は船の残骸の上に、救われるようにと。こうして、 彼らはみな陸で救われた。 - 陸に上がると、その島がマルタと呼ばれていることがわかった。 蛮族たちは、雨が降り、寒かったので、火を焚いて私たちを歓迎してくれたので、珍しく親切にしてくれ た。 パウロが棒の束を集めて火にかけたとき、暑さから逃れてきた毒蛇が彼の手にとまった。 蛮族たちは、彼の手にぶら下がっている毒蛇を見て、互いに言った。この人はきっと人殺しだ。海から 逃げれば、正義は彼を生かすことはできないからだ。 しかし彼はその生き物を火の中に振り落としたので、何の害も受けなかった; しかし彼らは、彼が突然膨れ上がるか、死んで倒れるかと思った。しかし、多くの待ち時間の後、彼 に害が及ばないのを見て、彼らは考えを改め、彼は神であると言った。 その場所の近くに、プブリウスという島の長の所有する場所があり、彼は私たちを受け入れ、三日間 、丁重にもてなした。 プブリオスの父は、赤痢にかかり、熱を帯びていたことがあった。そこでパウロは彼に会いに行き、祈って から、彼の上に手を置いて、彼をいやした。 この出来事が起こったとき、島の他の病人たちも来て、いやされた、 その人たちは、わたしたちに多くの栄誉を与え、わたしたちが出航しようとしたとき、必要なものをすべ て船に乗せてくれた。 - 三ヶ月の後、私たちはこの島で越冬していたアレキサンドリアの船に乗り込んだ。 シラクサに着いて、三日間滞在した、 そこからレギウムに向かった。翌日、南風が吹き、2 日でプテオリに到着した、 - そこで何人かの兄弟たちを見つけ、7 日間滞在するようにと頼まれた。 そこで、兄弟たちは、わたしたちの話を聞いて、アピイ・フォーラムとスリー・セールスのあたりまで来て、わ たしたちを迎えに来た。そして、パウロは彼らを見て、彼らのために神に感謝すると、励まされた。 - ローマに着いてから、パウロは、自分を警護していた兵士を同行させて、自分ひとりで生活することを 許された。 三日後、彼はユダヤ人の長老たちを呼び集め、集まってから彼らに言った、「兄弟たち、私は民衆に 対しても、父の習慣に対しても何もしていないので、エルサレムからローマ人の手に縛られて来ることに なりました; - ローマ人たちは、わたしを調べると、わたしには死刑になるような罪はないという口実で、わたしを自 由にすることを望んだ。 - ユダヤ人の反対に遭って、私はカエサルに訴えなければならないと思ったが、私には自分の国を非 難するものがなかった。 - だからこそ、あなたに会って話をしようと、あなたを呼んだのです。私がこの鎖で縛られているのは、イ スラエルの希望のためなのですから。 - 彼らは彼に言った、「わたしたちは、あなたについてユダヤから手紙を受け取っていませんし、兄弟た ちの中にも、わたしたちに告げ口したり、あなたについて悪口を言ったりする者はいませんでした」。 「しかし、わたしたちはあなたがたの考えを聞きたい。 - 彼らが一日を定めたとき、彼らは大ぜい集まってきて、パウロの家でパウロに会った。そして、朝から晩 まで、彼らに神の国を説き、モーセの律法と預言者の両方によって、イエスについて説得した。 - ある者は彼の言うことに説得されたが、ある者は信じないままであった。 - そして、自分たちの間で意見が対立すると、彼らは出発して、次のように言った。「聖霊は、預言者 イザヤを通して、あなたがたの先祖にこう語られました。 「この民のところに行き、彼らに言いなさい:あなたがたは、聞いても、理解できず、見ても、悟ることが できない。 「この民の心はかたくなになり、耳で聞いて、目を閉ざし、目で見ず、耳で聞かず、心で理解し、立ち 返って、わたしによっていやされないようにするためである。 「だから、この神の救いが異邦人に送られたことを知りなさい。そして、彼らはそれを聞くであろう。 [これらの言葉が語られたとき、ユダヤ人たちは自分たちの間で大きな争いをしながら出発した]。 - パウロは二年の間、自分の借家にとどまり、そこで、自分のところに来る者をすべて受け入れた、 - 神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストに関することを、大胆に、しかも妨げられることなく教えていた 。 End 1. ローマ人への手紙 - 第2章 - イエス・キリストの僕であるパウロは、使徒として召され、神の福音のために取り立てられた、 - それは、神の預言者たちを通して過去に聖書で約束されたものである、 ダビデの子孫から生まれた御子に関するもので、肉によるものである。 そして、死者の中からの復活によって、聖なる霊による力をもって神の子とされた、すなわち、私たちの主イエス・キリストである、 この方によって、私たちは、その名のために、すべての異邦人の間で信仰によって従順になるように、恵みと使徒職とを受けたのです、 あなたがたもまた、イエス・キリストに属する者として召された者たちです。 ローマにいる、聖徒として召された、神に愛されたすべての人たちへ、私たちの父なる神と主イエス・キリストから、あなた方に恵みと平和がありますように。 まず、あなたがたの信仰が全世界に宣べ伝えられていることを、イエス・キリストを通して私の神に感謝します。 私が御子の福音に霊的に仕えている神は、私があなたがたについて絶えず言及していることを、私の証人であるからです。 - 私のすべての祈りの中で、神の御心によって、ある時、あなたがたを訪問する良い機会が与えられることを懇願しています。 - わたしがあなたに会うのを待ち望んでいるのは、あなたに霊的な賜物を授けて、あなたがたが確立されるようにするためです、 - つまり、あなたがたの会社で、あなたがたの信仰と私の信仰とによって、互いに慰め合うことができるようにするためです。 - 兄弟たちよ、わたしがあなたがたのところに来ようと思ったのは、異邦人の間でも、あなたがたの間でも、何らかの実を結ぶためであったことを、あなたがたに知られたくないからです。 わたしは、ギリシア人にも野蛮人にも、賢い人にも無知な人にも、恩義があるからです; - だから、わたしにある限り、ローマであなたがたに福音を宣べ伝える用意があるのです」。 - わたしは福音を恥と思わない。福音は、信じるすべての人に、まずユダヤ人に、またギリシア人に、救いをもたらす神の力だからである; - なぜなら、神の義は、信仰から信仰へと、福音のうちに明らかにされるからである:正しい者は、信仰によって生きる。 - 不義によって真理を抑圧するすべての不敬虔と倒錯した人間に対して、神の怒りが天から現われるのである; - 神について知ることのできることは、神が彼らに示されたので、彼らの間に明らかになったのである。 - 神の見えない属性、すなわち、神の永遠の力と神性とは、世の初めから、造られたものによって知覚され、はっきりと見えていたのである。そのような人は、それゆえ、許しがたいのです; - なぜなら、神を知っていながら、神を神としてあがめず、感謝もせず、自分の理屈で虚しくなり、その愚かな心は暗くなったからである。 - 自分では賢いと思っていたのに、愚かな者となった。 -そして、朽ちることのない神の栄光を、朽ちることのない人間、鳥、四つ足の動物、這うものの姿に変えてしまった。 - それゆえ、神はこのような人々を、自分の心の欲によって汚れに導き、自分たちのからだを自分たちの間で汚させたのである; - 彼らは神の真理を偽りに変え、永遠に祝福される創造主よりも被造物を崇拝し、これに仕えたからである。アーメン! このために、神は彼らを下劣な情念につかわされたのである。女たちも、その自然な交わり方を、自然に反するものに変えてしまった; - 同じく男たちも、女の自然な交わりを離れて、互いに官能を昂ぶらせ、男どうしで淫行を行い、その誤りの当然の罰を自ら受けている。 - 彼らが神を知ることを軽んじたので、神ご自身は彼らを、見苦しいことを実践する、非難されるべき心の性質に渡された、 - すべての不義、悪、貪欲、悪意に満ち、ねたみ、殺人、争い、欺き、悪に取りつかれ、中傷する者である、 - 中傷する者、神を憎む者、横柄な者、高慢な者、自慢する者、悪を発明する者、親に従わない者です、 - 賢くない、偽善者、自然な愛情がない、慈悲がない。 さて、このようなことを行う者は死に至るという神の宣告を知ると、彼らはそれを行うだけでなく、それを行う者を承認する。 ローマ人への手紙 第2章 1 「だから、人間よ、あなたが裁くときは、誰であろうと許せないのである。 「神の裁きは、そのようなことを行う者たちに対する真理に基づくものであることを、わたしたちは知っています。 - 人よ、あなたは、そのようなことを行う者を非難し、同じことを行えば、神の裁きから解放されるとでも思っているのか。 それとも、あなたは、その善意と寛容と寛容の富を軽んじて、あなたを悔い改めに導くのは神の善意であることを知らないのか。 - しかし、あなたがたは、その硬さと偽善的な心によって、神の正しい裁きの怒りと啓示の日のために、自分に対する怒りを蓄えているのである、 神は、その行いに応じて、すべての人に報いを与えるのである: 善を行うことを忍び、栄光と誉れと朽ちないものとを求める者には、永遠の命が与えられる; しかし、真理に背き、不義に従う不信心な者には、怒りと憤りをお与えになるのです。 悪を行うすべての人の魂には、まずユダヤ人に、またギリシア人に、患難と苦悩が襲いかかる; - しかし、善を行うすべての人には、まずユダヤ人に、またギリシア人にも、栄光と誉れと平和がもたらされる。 神には偏愛がないからである。 「それでは、律法なしに罪を犯した者は、すべて律法なしに滅び、律法とともに罪を犯した者は、すべて律法とともに裁かれることになる。 単なる律法を聞く者は神の目に義とされないが、律法を行う者は義とされるからである。 それゆえ、律法を持たない異邦人が、生まれつき律法に従って行動するとき、律法を持たない彼らは、自分自身に対する律法となるのである。 これらの人々は、心に書かれた律法の規則を示し、その良心と思いもまた証言して、互いに非難したり弁護したりする、 神が、キリスト・イエスを通して、私の福音に従って人の秘密を裁かれる日に。 しかし、ユダヤ人と名乗る者で、律法に安住し、神に栄光を抱いているあなた方は そのみこころを知り、律法の教えを受けて、すぐれたものを認めている者である; 自分が盲人の導き手であり、暗闇にいる者の光であると確信している人、 - 無知な者の指導者、乳飲み子の教師であり、律法の中に知恵と真理の形を備えているのです; 「では、人に教えるあなた方は、自分にも教えないのですか。盗んではいけないと説くあなたがたは、盗みをするのか。 あなたは、人は姦淫してはならないと言いながら、姦淫しているのか。あなたは偶像を忌み嫌い、その神殿を奪うのか? 律法を誇るあなたは、律法を犯すことによって、神を辱めるのか。 書いてあるように、あなたがたのために、神の名は異邦人の間で冒涜されているのである。 あなたが律法を行うなら、割礼は役に立つ。しかし、あなたが律法を犯すなら、あなたの割礼は無割礼となる。 - もし無割礼な者が律法の儀式を守るなら、それは割礼とみなされないであろうか。 もし生まれつき割礼のない者が律法を行うなら、文字と割礼とにかかわらず、律法の違反者であるあなたを必ず裁くであろう。 - 外見上そうであってもユダヤ人ではないし、割礼も肉にのみあるものではないからである。 - しかし、彼は内的に一人のユダヤ人であり、割礼は心のもので、文字によらず、霊によったものであり、その賛美は人によるものではなく、神によるものである。 「それでは、ユダヤ人の利点は何でしょうか。また、割礼は何の役に立つのでしょうか。 「あらゆる点で、大いにあります。主に、ユダヤ人が神の託宣を託されたからです。 「だから何なのだ、もし信じない者がいたとしても、その不信仰が神の忠実さを取り消すことになるのか? とんでもない!それは、あなたが自分のことばを正当化し、裁かれるときに打ち勝つためである」と書かれているとおりです。 しかし、もし私たちの不義が神の義を明るみに出すとしたら、私たちは何と言うだろうか。神はその怒りを加えることによって不公平なのだろうか(私は一人の人間として語るのだが)。 - 確かにそうだ。そうでなければ、神はどのように世を裁くのでしょうか。 また、私の嘘のために、神の真実がその栄光のために際立っているとしたら、なぜ私はまだ罪人として非難されるのでしょうか? また、ある者が中傷的に断言するように、なぜ私たちは言わないのでしょうか。善が来るように、悪を行おうではありませんか。これらの者の非難は正しい。 結論はどうでしょうか。わたしたちは,何か利益を得たのでしょうか。いいえ、まったくありません。ユダヤ人もギリシア人も、みな罪の下にあることをすでに示しましたから; - 書いてあるとおりです:正しい者はひとりもいない、 - 理解する者はひとりもなく、神を求める者はひとりもない; - すべての人は迷い、すべての人は役に立たなくなり、善を行う者はひとりもいない。 - 彼らののどは開いた墓穴であり、その舌で偽りを企て、その唇には毒蛇の毒がある、 - 彼らの口はのろいと苦味に満ちている; その足は血を流すのに速い、 - その道には破壊と悲惨とがある; -彼らは平和の道を知らない。 彼らの目の前には、神を恐れることがない。 - さて、私たちは、律法が言うことは何でも、律法に生きる者に言うのであって、すべての口が止められ、すべての世が神の前に罪を犯すことができることを知っている. - なぜなら、律法の行いによって、だれも神の前に義とされることはないからである。 しかし、今や、律法から離れた神の義は、律法と預言者とによって証しされ、明らかにされているのである; - イエス・キリストを信じる信仰によって、信じるすべての人に、神の義が与えられるのである、 - すべての人が罪を犯し、神の栄光を受けられなくなったからである、 キリスト・イエスにある贖いによって、その恵みによって自由に義とされるのである、 神は、その寛容さによって、以前に犯した罪を克服されたので、ご自分の義を示すために、信仰によって、その血による代価として、キリスト・イエスを定められました; それは、イエスを信じる信仰を持つ者を義とし、義とするためである。 - では、どこに誇りがあるのか。それは完全に排除されているのです。どんな律法によってですか。業によるのか?いいえ、信仰の律法です。 したがって、人は信仰によって義とされるのであって、律法の業とは無関係であると結論づけられる。 彼はユダヤ人だけの神なのか。異邦人のものでもないのか。そうです、異邦人のものでもあります、 神はひとりであり、信仰によって割礼を受けた者を義とし、信仰によって割礼を受けていない者を義とされるからである。 .それでは、私たちは信仰によって律法を無効にするのでしょうか。いいえ、そんなことはありません!私たちは律法を確認するのです。 「それでは、肉による私たちの父アブラハムが見出したものを、私たちは何と言えばよいのか。 - もしアブラハムが業によって義とされたのなら、彼には誇るべきものがあるが、神の前ではそうではないからである。 聖書はなんと言っているか。アブラハムは神を信じたので、それを義とされたのである。 - さて、働く者には、賃金は恩恵としてではなく、負債としてみなされる。 - しかし、働かないで、不敬虔な者を義とする方を信じる者には、その信仰が義とされるのである。 このように、ダビデはまた、神が行いとは別に義を与える人は幸いであると宣言している: その咎が赦され、その罪が覆われる者は幸いである; 主が決して罪を負わせない人は幸いである。 この祝福は割礼を受けている者だけに与えられるのか、それとも割礼を受けていない者にも与えられるのか。私たちが言うように、信仰はアブラハムに義のために付与されたのです。 では、どのようにして、その信仰が彼に認められたのでしょうか。割礼を受けたときか、割礼を受けていないときか?割礼を受けたときではなく、無割礼のときです。 - そして彼は、割礼を受けていないときに持っていた信仰の義の印として割礼のしるしを受け、割礼を受けていないにもかかわらず、信じる者すべての父となり、義が彼らに認められようとした、 - また、割礼の父、すなわち、割礼を受けただけでなく、割礼を受ける前に私たちの父アブラハムが持っていた信仰の歩みをする人たちの父となるためです。 - 世の相続人となる約束がアブラハムやその子孫に下ったのは、律法によるのではなく、信仰の義によるのです。 もし律法の者が相続人となるなら、信仰は無効となり、約束は取り消されるからである、 なぜなら、律法は怒りをかき立てるからであり、律法のないところには、違反はない。 - それが、信仰から出たものであるのは、恵みによるものであって、約束が、律法の下にある者だけでなく、アブラハムの持っていた信仰に基づく者にも、すべての子孫のために堅固であるためである(アブラハムは、わたしたちすべての父だからである、 「わたしはあなたを多くの国民の父とする」と書かれているように)、彼が信じた神、すなわち、死者に命を与え、存在しないものを存在させる神の御前で。 アブラハムは、「あなたの子孫もそうなるであろう」と言われたとおり、多くの国民の父となるようにと、望みに反して信じたのである。 彼は、百歳の自分の死体や、サラの老齢を考えても、信仰を弱めることはなかった。 不信仰によって神の約束を疑うことなく、信仰によって自分を強め、神に栄光を帰した、 - 約束したことを実行することができると、十分に確信したのである。 - それゆえ、それはまた、彼に義として認められたのである。 - また、彼のためだけでなく、彼のために計算されたとも書かれているのである、 それは、私たちの主イエスを死者の中からよみがえらせた方を信じる私たちにも、あてはまるからである、 - 私たちの罪のために引き渡され、私たちの義のためによみがえられた方です。 第2章終了
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