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20「アフレコ」(吉松の)火音side
文鳥が擬人化しました。
【オオノサトシの九官鳥やひよどりの様に】01
束縛という言葉。
私には該当する男性が居る。
私の名前は火音(かのん)
彼の名前は吉松(きちまつ)
彼は「私より美しい命を見たことがない」と話してくれた。
そう「美しい男性」の吉松(きちまつ)と私より似合うカップルなど居ない。
なのに最近の彼ときたら
「私の色の新人の紀真(きま)が闊歩した。カラー文鳥の遺伝子の勉強を始めたよ」
とか
「最新のカラーの情報ではないが、基礎を勉強するのに素晴しい教材を彼女が一人で捜し当て勉学中だよ[笑]」
とか
最近の吉松(きちまつ)は紀真(きま)の事ばっかりだ[怒]
どうして、楽しい夕げの団らんに、そんな一回りも上でアバズレ[絶体吉松(きちまつ)が目当ての仕事の意慾[穢らわしい]の女の話題がでる。いい。言っておくけど「私より美しい命は無い」のよ。
貴方、反省なさい。
でないと、その指の逆剥けをくいちぎってやるんだから(怒)
文鳥が擬人化しました。
【オオノサトシの九官鳥やひよどりの様に】02
火音(かのん)は女盛りの♀のシナモン系アルビノ文鳥だ。
吉松(きちまつ)の家で、シナモン文鳥の金崙(こんろん)・土漫(どまん)姉妹夫婦と、籠をシェアしてる。
何故だか、火音(かのん)だけがアルビノで、吉松(きちまつ)に狂恋している。
姉妹の金崙(こんろん)・土漫(どまん)夫婦は、おっとりと仲睦まじいのに……
訳は吉松(きちまつ)が火音(かのん)に、情熱的なプロポーズを止めないからだろう。
そんな愛しげな目で
吉松(きちまつ)は火音(かのん)をいつも見ている。
コンクリの床に絨毯と壁に壁紙をはりつけた-LDKの七畳の部屋に床から三十センチの位置に鳥籠を設置する棚と鳥籠が二つある。そんな大切な場所で。
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