0人が本棚に入れています
本棚に追加
伊藤、井上、吉田、入江が見たら。
井上「おい!入江!」
伊藤「稔麿ーいる?」
二人は、入江たちがいるらしい、旅籠にいた。
吉田「あんまり騒がないでくれない?邪魔。」
入江「新選組が来たら井上さん。囮になってくださいね?」
相変わらずじゃな、なんて思いながら井上は話す。
井上「実はな、俊輔が高杉さんから、上海の異人から貰ったらしい、魔法の鏡をもらったそっちゃ。」
伊藤「自分の年老いた顔が映るんだよ!!」
入江「へー。面白そう!」
吉田「摩訶不思議なことがあるもんだね。」
入江「貸して!」
覗くと、
入江「何も映んないよ?」
何も映らなかった。正確には、若干目が歪んでいたが、入江が気づく前に、伊藤が取り上げていった。
伊藤「ほら、僕は映るもん。」
吉田「ホントだ。」
そう言うと吉田は、伊藤と二人で映るように鏡を傾ける。
伊藤「稔麿だけ映んない・・・。」
井上「ホントじゃ。どういう仕組みじゃ・・。」
伊藤「賢い人は映らない仕組み?」
井上「それじゃと高杉さんは馬鹿になるぞ。」
急いで伊藤は言い直す。
伊藤「美貌?」
井上「別に久坂はともかく入江に吉田は違うじゃろ。あ、でもそれだとわしが映ったことが辻褄合わん。」
吉田「僕たちと同じくらいでしょ、井上さんは。」
入江「むしろ高杉さんや僕達のほうがもてますけどねW。」
癇癪を起こした井上が入江に掴みかかろうとしたときだった。
?「井上くんはいますかー?」
最初のコメントを投稿しよう!