伊藤、井上、吉田、入江が見たら。

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伊藤、井上、吉田、入江が見たら。

井上「おい!入江!」 伊藤「稔麿ーいる?」 二人は、入江たちがいるらしい、旅籠にいた。 吉田「あんまり騒がないでくれない?邪魔。」 入江「新選組が来たら井上さん。囮になってくださいね?」 相変わらずじゃな、なんて思いながら井上は話す。 井上「実はな、俊輔が高杉さんから、上海の異人から貰ったらしい、魔法の鏡をもらったそっちゃ。」 伊藤「自分の年老いた顔が映るんだよ!!」 入江「へー。面白そう!」 吉田「摩訶不思議なことがあるもんだね。」 入江「貸して!」 覗くと、 入江「何も映んないよ?」 何も映らなかった。正確には、若干目が歪んでいたが、入江が気づく前に、伊藤が取り上げていった。 伊藤「ほら、僕は映るもん。」 吉田「ホントだ。」 そう言うと吉田は、伊藤と二人で映るように鏡を傾ける。 伊藤「稔麿だけ映んない・・・。」 井上「ホントじゃ。どういう仕組みじゃ・・。」 伊藤「賢い人は映らない仕組み?」 井上「それじゃと高杉さんは馬鹿になるぞ。」 急いで伊藤は言い直す。 伊藤「美貌?」 井上「別に久坂はともかく入江に吉田は違うじゃろ。あ、でもそれだとわしが映ったことが辻褄合わん。」 吉田「僕たちと同じくらいでしょ、井上さんは。」 入江「むしろ高杉さんや僕達のほうがもてますけどねW。」 癇癪を起こした井上が入江に掴みかかろうとしたときだった。 ?「井上くんはいますかー?」
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