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私と裕太は、鼻をズビズビいわせながら、しゃくり上げて泣いた。
テレビからは、たどたどしい"星に願いを"のベルの音が優しく流れてくる。
恒太が小さい体で両腕を大きく広げて、私と裕太に抱き着いてきた。それから、私たちを慰めるように小さい手で背中を叩く。
それは遠慮がちに、ポン・ポン・ポンと三回。
私は驚きのあまり、体を起こして恒太の顔を見た。
恒太は眉を下げ、口を一文字に結んで、泣くのを我慢しているようだった。
「コタ…何で?」
私の問いかけに、恒太は潤んだ瞳で私を見つめた。
「ママ…泣かないで?大丈夫だよ」
私はその恒太の言葉に、さらに涙が止まらなくなってしまった。そして結局は恒太まで泣き出して、三人で体を寄せ合ってわんわん泣いた。
テレビに映し出された園児たちの"星に願いを"の演奏が終わり、拍手喝采を浴びて得意げな顔の裕太が映し出される。そこで録画は停止された。ディスクはチャプターメニューに戻り、部屋の中が静かになった。
ただ、私たちのグスグスと泣いている音だけが響いていた。
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