苦痛としか感じない

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苦痛としか感じない

精肉加工工場を辞めた。次は短期のアルバイトを選んだ。今度は有名な配送業にした午後22時00分から午前02時00分にした。覚えるのは苦痛ではなかった。ただ、アルバイトの男性1人とは、馬が合わなかった。いつも、罵声を浴びせる。短期とはいえ、ここまで罵声をあげなくてもいいではないか。と考えた。精肉加工工場で働いたお金で漫画喫茶で寝泊まりしていた。私の頑張っている姿に施設のメンバーの班長福田さんが、私に班長やってみないか?と相談してきた。周りの人の方がいいと思います。と発言した。福田さん曰く、周りのメンバーと話し合い、私がいいのではないかとなったそうだ。みなの考えに私は、また成果を出した。嬉しかった。部屋に戻り泣いてしまった。静かに泣いた。班長の仕事は大変だった。みな、犯罪者で言う事を聞かない人ばかりだ。テメェ殺すぞと脅す新人もいたが、私は、今仮釈放だろうがといい、また刑務所戻るか?バカタレと周りが止めに入るまでお互い怒鳴る。夜の仕事をし、昼に班長をして、私は頼りにされていると感じた。そして2ヶ月して契約が切れた。私は、50万まで貯金をした。今度は派遣会に務めた。イベントスタッフとして頑張って働いた。そこでは、あまり印象に残っている仕事はない。夏だった。とても暑い。イライラしていた。友人の1人加藤と仮名しよう。彼の自宅を訪ねた。若い女性が現れた。自己紹介した。彼女は妻です。と答えた。加藤の嫁さんだった。お茶菓子を用意していたので、話しが、進む。夕食を頂いた。そして泊めてくれた。結婚祝いとして5000円渡した。これが良くなかった。彼は仕事しながら、彼女を愛し子宝に恵まれた。そして、仕事を、育児休暇を貰えたそうだ。仕事は配送業だった。そして子どもが生まれた。祝いの言葉と3万円渡した。次の日の休日彼から電話がきた。お前から貰った3万円失くしたからもう1度くれとわけのわからないことを言う。休日だから無理だと伝えると、今近くのコンビニに来てると言う。仕方ないと考え、焼き肉屋に合流した。彼女も連れてきた。お腹が大きい。栄養つけてくださいねと言い、奢る。そして、仕事を聞いた。そしたら辞めたらしい。生まれた子どもを連れて職場の人間と口論になり、辞めたそうだ。私は、彼をおもちゃみたいに扱うことにした。それからは毎日LINEしては、金くれと言い始めた。もう10万も彼に課金したので、金の話しならお断りすると伝える。すると、別の話題をだし、またお金を貸してくれと言い、私は彼とLINEのやり取りは無駄と感じ、ブロックした。朝の夜勤疲れもあり彼の非常識に我慢できなかった。周りの友人達にもLINEで、子ども生まれた、ご祝儀寄越せ、お金くれ、お金貸してくださいとLINEでしてきた。証拠品としてみたが、彼には結婚は無理だし、子ども育てる人格はない。と、判断した。10万円は大金だったが彼の話しは私を喜ばしてくれた。彼は散々人をけなしていたから、必ず天罰が下ると思っていた。そして私は派遣会社を辞めた。いろいろと面倒臭くなったのだ。全てがメールでやり取りしていた。何日にこういう仕事があります。やりませんか?という内容が毎日届いた。このやり取りが面倒だった。だから辞めた。新しい場所に移動を考えた。そして、住み込みバイトに応募した。そして受かり、鈴木さんと湯川さんにここを出ていきますと伝える。新しい場所は私の地元だ。土地勘もあった。そこでは電気自動車の部品作りの仕事だった。さっそく荷物を整理し、施設を出た。1人暮らしは何年ぶりだろうと感じた。すごいボロボロのアパートだった。しかし中は良かった。そして次の日、仕事をした。基板があり、それをコピーし、別の担当に渡す作業だった。主に夜勤が多く、アパートに帰るとすぐに寝た。そして時間になったら出勤した。しばらくして身体が壊れた。そして休む。この仕事は私には合わないと感じ、観察所に相談して、別の施設に移動した。要らない荷物は置いていった。そして、別の施設に引っ越しした。この施設でも私は苦痛になるとは思わなかった。
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