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いい夫婦の日
11月22日(いい夫婦の日 )作品募集
「 普段言えない感謝の気持ち」
お互いに 伝え合ってみませんか?
エピソード募集中。
あの日のときめき 素敵な思い出
800字以内で奮ってご応募ください。
私は如月 千歳。(きさらぎ ちとせ)
どこにでもいる普通の主婦。ただし 更年期に入り、体のあちこちに支障をきたすお年頃である。
夫は1人、子供は2人。大学生と高校生。
今日は、久しぶりに住民票の証明が必要となり 市役所にやってきた。市民課にて、順番待ちのため 長椅子に座っていると、壁に貼ってある ポスターの応募要項が目に入る。
市役所が主催するイベントの一環で「いい夫婦の日」
にちなんで婚姻率をあげようとする取り組みらしい。
優秀作品を前面に紹介して結婚の素晴らしさを後押ししたいという目論見が明らかに透けて見える。
結婚して数十年が経ち、子どもはもうすぐ成人する 今、私は思う。
大体 結婚なんて 個人の自由でしょうが。
昔は仕方がなかったが今の時代は1人でも生きていけるし、こんな体験談で「結婚したい」と思う人間なんかいるわけないわ!
一人で悪態をつきながら、時計に目をやる
それにしてもまだ 呼ばれない ……
月曜日に来たのが間違いだったと反省しながら、
次は自分の番に違いない、他にやることないから仕方がない。とため息をつきながらポスターの応募要項を読んでいく。
すると、なんともときめきを感じる数字が出てきた。
大賞5万円 優秀賞 3万円 佳作 1万円
ここではない 。もっと下の部分。
参加者全員に1000円のクオカード 進呈
やるじゃん 市役所! 早速 応募だ!
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