書き留めた恋文、綺麗な君へ。

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君のそばにいたって 腐れ縁だと片付けられて終わり 分かっちゃいるよ 君が僕を恋愛対象に 入れていないことぐらい それでも密かに 想い続ける愛を抱き締めて離さない 覚えてるかな 今でも覚えていて欲しいこと  君が僕の見つめる視界に ひょっこり入ったあの瞬間を 何かを見つめるでもなく ただ見つめ返されたかった僕は 君の澄んだ瞳に見つめ返されたことで 無色透明な世界に 光沢のある色が一筋流れてきたんだ 色変わり 心模様 それは花開くようで 配色 采色 どれをとっても素敵だ まるで一つの絵画 名前なんて付けるのすら 躊躇われるほどの唯一無二   一目惚れした事実を 胸に隠し通して これからも 安定した関係性で 終わらせることは楽なんだ 当たって砕けろ 言うは易し 抱え込んでも鳴り止まない 胸の跳ねる鼓動   難しいね 「好きだ」と素直に簡単には 言わせてくれない自制心 煩わしいけど 頼りにもしてる 寄せる引く波に揉まれてまた 堂々巡り それでも この声が この愛が どこまでも続いて   出逢い別れるそんな時が来ても 褪せることなく抱き締めていたい 声が響くかぎり 愛が届くかぎり 君のそばにいて 腐れ縁だと片付けられて終わり だとしても 君が僕を恋愛対象に 入れていないことぐらい 分かってるんだ   ....嗚呼、そうだね   僕は   ずっとずっと 一目惚れしている 恋してるとか 愛してるとか 以前に ずっとずっと 一目惚れしているだけなのかもしれない あの時の君が やけに綺麗すぎたから それでも 君を想う気持ちは何一つ変わらない 愛し愛すことが人の定めなら 誰かと寄り添い合うのが定めなら どこまでも続いていくだろう 声が響くかぎり 愛が届くかぎり 僕は君が好きだ
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