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異質な後輩?
「――本日もお疲れ様です、冬樹先輩! 是非、熱々のコーヒーをどうぞ!」
「えっと……すっごい冷めてますよね、これ。……ですが、ありがとうございます藤島さん」
「いえいえ、お気になさらず! 30分ほど前、お客さんが注文したんですけど、やっぱりオレンジジュースが良いとのことで。ですが、このまま廃棄になってしまうのも忍びないので、是非冬樹先輩にと」
「……なるほど」
勤務後、休憩室にて。
そう、すっかり冷めた薄茶色の紙コップを差し出し告げるミディアムショートの女の子。彼女は藤島陶奈さん――僕の三つ歳下の大学生で、僕なんかにもこうして眩いばかりの笑顔を見せてくれる、ある意味僕以上に異質な存在だ。……うん、流石に失礼かな?
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