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妹は何度も姉に会いに行こうとしたが、その度に血相を変えた親に怒鳴られ、止められていた。
会ってはいけない理由を訊いても親は言葉を濁すばかり。
「会いたいよ、お姉ちゃん。地下は暗くて、陽も射さないから、きっと寒くて、寂しい思いをしてる……何で皆、お姉ちゃんの事を避けるの?」
地下への扉の前に、もたれ掛かりながら胸中を溢す。
周りから姉に会わないことを強制されればされるほど、日に日にその想いは強まっていくのだった。
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