2人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
「ただいまー!」
「……おかえり」
「どうしたの?元気がないようだけど」
「あなた、……浮気してるでしょ」
「な、何の事?」
「証拠はあるのよ。これを見てもシラを切るつもり?」
「え、どうしてこれを……」
「そういう反応をするってことは、本当なのね?」
「い、いや。それは……、あれだ。会社の部下が相談に乗って欲しいって言うから、それで……」
「だからって、こんな場所で相談を聞くんだ?」
「人には聞かれたくない相談だっていうし……」
「あなた、うちで使っているボディソープと違う匂い漂わせて帰って来たことあったでしょ?」
「そ、そんな事あったっけ?」
「こっちは全部知ってるし、証拠も押さえてるんだよ。もういい加減、認めたら?」
「い、いや。その……。……ごめん」
ーー夕食時のリビング。
仕事から帰ったばかりの夫を俯いたままの妻が出迎える。
朝とは様子の違う妻の雰囲気に戸惑う夫。
心配して声を掛ければ、妻からは夫の浮気を問い質す発言が。
夫は知らない振りを決め込もうとするが、妻からは証拠が突き付けられる。
問い詰める妻と、どうにか誤魔化そうとする夫。
執拗な詰問が続き、とうとう観念して浮気を認める夫。
このあとはアドリブでーー
最初のコメントを投稿しよう!