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3:ヒートの先
連れていかれた場所は穴場中の穴場である古いラブホテル。
「は?···ちょ····」
「うるせぇ!恨むなら薬飲んでねぇ自分を恨め!」
薬は飲んでいる。
飲んでいるけれどきいていないんだ。
簡単にチェックインをされて無理やり部屋まで連れて行かれてベットに押し倒された。
「ゃ、ま···」
待てと言ってもヒートに当てられてラットになった昊は話を聞く気はない。
何で此奴、番解消したΩのヒートに当てられているんだ?
段々と身体の疼きが激しくなり少年はその疑問も考える余裕が無くなってくる。
無理やり服を脱がされ、生まれたままの姿にされれば顎を掴まれキスをされた。
「ん゛·····んぅ゛!んん゛ぅ!!」
またαに襲われる。
合意の上でない行為はこれで二回目。
口の中に舌が入ってきた瞬間、全身に痺れが走った。
入っただけなのにだ。
「ふ···ん····んんっんぅ····は···んぅ」
舌を絡められ唾液が絡み激しいキスだけで目の前に火花が飛ぶ。
「·····っは····甘ぇ····」
口を離せば少年の顔は快楽により蕩けた顔をしていた。
随分と良さそうな顔に昊は「悪くない」と、気分を良くした。
「顔···髪で見えずらかったけど可愛い顔してんじゃん」
前髪を横にずらされ顔をさらけ出す。
甘い顔が快楽にのまれた姿がなんとも妖艶で可愛らしい。
「····ぁ、は···んぁっ!」
耳を舐り甘噛みをしながら右手は滑らかで汗で湿った裸をなぞり飾りをつまめば良い反応をする。
ヒートの所為で抗う力も頭もなく、快楽を受け入れつつあるのは直ぐにわかった。
同意の上でなくてもこの激しい疼きを止めてくれるのなら欲を求めてしまう。
それがΩのヒートである。
それをわかっているから昊は目の前の少年の身体を堪能する。
「初めてってわけじゃねぇだろ?」
身体を愛撫する度に少年は体を跳ねさせ感じている。
触ってもいないのに少年の可愛らしいサイズのソレは先走りをして震えている。
肌を触るだけでピク付き感じるΩの姿はβと比べてもクルものがある。
ラット状態でも喋れる余裕があるのはヒートの時にあえて薬を飲まないで誘うお客さんのおかげかもしれない。
縋るものが欲しくて枕を胸に抱きしめ息を荒らげる少年の足を肩に乗せて穴を探る。
「んぃっ!」
孔をなぞっただけなのに腰を浮かせてソコに指が入ってくるのを待っている様だった。
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