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再会
もう子供でない
母親が目覚めることがないことも
理解している
寂しくないと言ったら嘘になるが、、、、、、
それでも、、、、、、、、それだけだ、、、、、
数日後、、、、、、
特別に見舞いの許可がおりて
三年ぶりに、、、、、
兄貴と二人で母親に再会できた
一緒に面会に行った
兄貴は、うっすらと涙を浮かべていたが
俺は、涙が出てこなかった
話すことも、、、、特に浮かばなかったが
病室には、、、、、、、確かにあった
（この絵は）
母親のために描いたウサギの親子を描いた絵
懐かしい
短い時間で母親に報告した
小学校を卒業した
友達の事を
中学校の出来事を報告して
最後に
「母さん、俺は、大丈夫だよ。テストの成績は悪いけど
元気に過ごしているから心配しなくていいからね」
病室を後にした
次に会える日は？
生きてるうちに会えるか？
わからない、、、、、、、、が、、、、、、、
それでも
別れの挨拶はできなかった
「別れの挨拶をしたら、、、、二度と会えなくなるかも」と思ったから
兄貴と病院を出て
空を見上げた、、、、、、、、、、、
「もう少しだけ、、、、、、、側に、、、、、、、、」と
小さく心に願った
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