青い薔薇の咲く場所で

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目を覚ませば日も高く馬に揺られていて、辺りを見れば既に街の中で至る所に青薔薇が咲いている。そして城が見えてきて、城は湖の中に建っていて城が湖面に反射して美しい。 皆おかえりなさいと口々に言っていて、ギルは目もくれず城へ続く橋を渡る。そして馬から降りて俺の腕を掴み、城内へ突き進んでゆく。 俺の生まれ育ったギラギラした嫌な雰囲気の豪華な感じではなく、白を基調とした気品に溢れた内装となっていて俺はキョロキョロしてしまうがギルは真っ直ぐどこかへ進む。 大きな扉の前で止まり、扉を開けて中へ入り天蓋付きのキングサイズベッドに座らされ靴が脱がされてゆく。困惑しながらも部屋の中を見ていれば、白の家具が多く綺麗に片付けられている。 ギルも靴を脱ぎ服を脱ぎ始め、傷が多い体が痛々しくその傷を指でなぞる。だが俺も服を脱がされ始め、裸にされてしまう。昔は痣だらけだった身体も今はもう治っていて、痛々しいギルの身体とはまるで違った。 ズボンごと下着に手をかけたギルが脱げば、俺の淫茎とは全くサイズの違うモノがぶら下がっている。俺のはギルの片手で包める大きさなのに、ギルの物は俺の両手でも足りないほど大きい。 「ぅ…?」 興味津々でギルの淫茎をつついたりしていれば、萎えていたそれが徐々に質量が増してゆく。それが面白くて撫でたりしていればギルが吐息を漏らしていて、痛かったのかと慌てて手を離す。
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