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「これが今からお前の中に入るんだぞ」
「ぅ??」
俺の中に入る?どういう意味だろうと首をかしげれば、ギルは透明な液体の入った瓶をベッドサイドテーブルの引き出しから取りだし手に垂らしている。
「俺に尻を出せ」
「ん…」
四つん這いになって尻を向ければ、ぬるっとした物が秘肛にぬりつけられてゆき俺はその手を掴んで止める。
「ぁ…!ぅぅ…!」
「嫌か?」
その問いにぶんぶんと首を振る。ギルを向いてぺたんと座り込み、濡れていない手を取り久しぶりに手に文字を書いてゆく。
『汚い場所だから触らないで欲しい』
「汚い?」
『排泄器官だし、父様は俺の中は不浄で穢らわしいとよく俺を殴った』
「汚くない。むしろ神聖な場所でそこを俺が今から穢す」
ギラついた眼差しは俺の身体を求めてくれているのがわかり、俺は体の奥が熱くなるのを感じる。いつも体の奥底から冷えきっていたように思うのに、今はとても…熱い…
それでもこんな可愛くも華奢でもない男を求めるなんて、ギルは変わった男なのだろう。顎を掴まれまた顔が近付き唇がゆっくり重なる。
そのまま時が止まったように感じていたが、ゆっくり唇が離された。顔が熱い…俺は熱を帯びた瞳で見つめられ、小さく頷きまた四つん這いになればまたゆっくり秘肛を撫でられ吐息を漏らしてしまう。
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