48人が本棚に入れています
本棚に追加
/371ページ
「あらいらっしゃい、あらーナツイくんやっぱりイケメンになってる! あらあなた誰かな?」
「ふっはは、ちょっとお母さんやめてよ」
「有泉廉と申します、初めまして」
「あら、廉くんあなたもイケメンさんね、いらっしゃいいらっしゃい、茉季ちゃんにももちゃんもどうぞ」
「もういいから二階行くから。コンビニ寄ってきたから何もいらないよ」
「はいはい、りんごいる?」
「いらない!」
そんなやり取りをして二階へ行った。
あ、さっきお母さんナツイを見たけどなにも変なリアクションしなかった。
みんなを部屋に誘導してから私だけ下に戻った。
「お母さん、あ、お父さん! ただいま」
みんなの圧で父親が見えなかった。
「おお、たまには帰ってこいよ」
「うん、そうだね」
「なに、やっぱりりんご欲しくなった?」
「違うって、今日はごめん」
「なにが?」
「こんな時間に押しかけて」
最初のコメントを投稿しよう!