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探偵と逢う、未知との遭遇
「芽衣。ちょっと試しに遊びに来ちゃったあ。うわあ。可愛い。こんな素敵な場所よく見つけたわね。お花畑も可愛い。楽しそう。こんな生活してたら、健康にもなるわあ。いいわね、芽衣も変わっちゃったけど、幸せそう。いいじゃない」
「ケイエイシャってやつ、芽衣もえらくなったもんだわね。あ、モデル仲間の近況聞く?アサミが民放のクイズ番組出てさあ、マイナスを棒って言っちゃったんだ。そうしたら、次のクイズ番組も出れるし、歌手デビューも決まったんだって、私も今後、目立つこと言おうかな」
私はハーブティーを入れるだけの試練の日々。
ある日、ためしにと連絡したら、モデル仲間が遊びに来た。
「う、うえあ、ごめーん、帰るわ。そう言えば、お母さんから、漬物買って来いって言われてたんだよね」」
「げ、ぐ。あ、私も買えるわ。友達と約束してたの、忘れてた」
この二人にも、ハーブティーを出したけど、出したとたん、ひえええ、まずーと慌ててユーターン。
(そんなにまずいわけ?)
私のハーブティーよ。精魂込めて作ったハーブなんですけど?
なんでよ?
「多々園さん。あの事件ですが、考察をまたお願いできますか?」
「うむ、まとめた書類を持ってきたまえ」
あ、またやってる。
田んぼを耕しながら隣を見たら、警察車両が前につき、背広の警察官の木畠良男が来ている。
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