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古来より、日本では言霊信仰が行われてきた。
言葉のもつ、不思議な力。
それは、現代でもなお、影響を及ぼしうるのだ。
そう、「引き寄せの法則」としてー。
引き寄せの法則とは何なのか。
それは、ポジティブに考えると良いことが起き、ネガティブに考えると悪いことが起きるという法則のことだ。
願いが叶うように、目標達成に必要な潜在意識を、自分の中から引き出そうという考え方。
そもそも、我々に起きる、全ての出来事は、その善し悪しに関わらず、良い出来事も、我々が思考し続けたことによって起こったものである。
つまり、あらゆる出来事の発端が、私たちの「思考」にあるというわけだ。
そこで、
「かわいくなりたい」
「ピアノがもっと上手く弾けるようになりたい」
「医師になりたい」
「強い心を持ちたい」
などと、なりたいもの、やりたいことを自分の中で、まずは言葉にしてみよう。
そうすることで、自分の中にふわふわと存在していた想いは、言葉という媒体を通して、この世界に具現化される。
そうして、想いは無意識のうちに、目標に変わるのだ。
しかし、最も大切なのは、それを「口に出すこと」だ。
先程も述べたように、日常で起こっている、全ての出来事を引き寄せているのは「思考」である。
しかし、「思考」の元となるのは「感情」だ。
ポジティブな感情無くして、思考は生まれないし、夢を実現するための行動は起きない。
さて、ここで問おう。
あなたは、自分の感情をコントロールすることができるだろうか。
恐らく、喜怒哀楽のコントロールができる天才は、ほんのひと握りだろう。
だからこそ、口先だけは、「医師になる!」「できる!」などと言い続けてほしい。
仮に、私に「医師になりたい」という想いがあるとしよう。
始めこそ、そんなの無理なんじゃないか…という後ろ向きな感情に苛まれるかもしれない…
口に出すこと自体が怖いかもしれない…
しかしそれでも、2回、3回…10回、100回と繰り返しているうちに、自分の中の想いは、より確固たる目標に、ゴールになる。
するとふしぎと、医師になれるような気がしてくる。ポジティブな感情がどこかから生まれてくるのだ。
そして次第に、医師になって活躍する自分の未来が描けるようになる。
医師になりたいという想いが、医師になりたいという目標に具現化され、口に出すことで、医師になるのだという覚悟に変わる。
それはもう、夢が実現する兆候、確定演出だ。
夢を口に出すことのメリットは、他にもある。
自分の夢を聞いて、手助けをしてくれる人が現れるかもしれない。
先生、家族、友達は、あなたの夢を聞いて、力になりたいと思ってくれるかもしれない。
もしくは、夢を語るあなたに触発されて、自分も頑張ろうと思ってくれるかもしれない。
だからこそ、夢はどんどん口に出していこう。
残念ながら、明日を切り開くための武器は、皆に平等に配られる訳ではない。
それでも、「言葉」を操ることだけは、平等に与えられた機会だ。
このチャンスを逃さず、自分の夢を臆せず語れる、叶えられる世界に、私はしていきたい。
これを読む全ての人が、あなたの言葉によって、望む未来を引き寄せられますように。
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