場違い

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「お前はここで休むのが正解」 「、、、えっ?」 まさか声に出ていたのだろうか いやでもまさかそんな事ってある? なら心を読める超能力的なやつ? 「ふっ、声には出てねーよ でもって、俺は超能力なんか使えねーよ」 「、、、、、、」 ならコイツは一体何者なのだろう 「お前、自分で気づいてないの?」 「???」 気づいてないって何に? 「ぜーんぶ、顔に出てんだよ」 「、、、、、、」 頭が情報処理を忘れたみたいにフリーズする その直後、自分の顔に熱が集まっていくのがわかる 「なっ、!ぇ、ぁっ、、、」 「ふっ、顔真っ赤。熱上がったか?」 少年は私の赤い顔を見て、笑いながらそう言った 「上がってない!!揶揄うな!!」 チャラい この男絶対チャラい きっと誰にでもこういうことしてるんだ どうせ学校とかでモテる人種のお方だ 女たらしだー!! 「はっはっ、お前最高。ほんと面白い」 ああそうですか 面白いですか 一体何がですか⁉︎ そんなに面白い要素ありました? やっぱりコイツ変だ 「おにーちゃん、おねーちゃんお熱なんでしょ?休ませてあげなきゃ」 おお、弟くんナイス! 「あっ、そうか。お前熱あったんだったな」 いやいや、今更? あなたが熱あるから家に来いって言ったんでしょ? 熱のせいか、または別の理由か、さっきから頭がくらくらしてフッと体から力が抜ける 「おっと。大丈夫か?」 倒れそうになった体を少年が抱きとめてくれた 「陽君、お部屋まで運んであげて」 「わかりました」 その会話を最後に私は意識を飛ばした
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