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今日の献立は生姜焼きとポテサラと味噌汁、冷蔵庫から取りだしたタッパーには漬物や酢のものが常備されているのでそれも並べていく。
「「いただきます」」
2人でテーブルを囲んで食べるといつもの日常にほっとしている自分がいる。
最後のお米を口に入れて食器を片していると、慎がテレビの前のソファーに座って俺を見る
「今日部活に行ったら由井が俺に謝りにきた」
「へー、良かったじゃん」
「俺はいいから佐野に謝れって言ったら、『同じこと言うんですね』って。お前あいつに何言ったんだよ」
あーww俺スマートにカッコつけたのに最後の最後でカッコつかないのね(´・∀・`)
不満げな慎の視線に気付かないふりをして手元の食器の泡を流していく。
「…慎には謝っとけよって。俺よりずっと由井と付き合い長かったお前の方がショックだったろ。あいつは良い奴だから、俺のチベット高原よりも広すぎる心で許してやることにした」
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