3.十八才 大学一年生 春から夏

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 かがりのジャージを脱がせた。  ジャージの下には白地に淡い花柄のレオタードを着ていた。  レオタードに乳房が浮かび上がっていた。  レオタードの脱がせ方が分からなかったので、片方の肩からはだけるように、肌を露出させた。  かがりはまばたきを忘れていた。何が起こっているのか理解できていなかった。  かがりの視線から逃れるように、俺はかがりの胸に顔を埋めた。顔を埋めるにはあまりにささやかな、育ちかけのような小さな胸だった。  汗の匂いと肌の匂いにくらくらした。  胸の先端に舌を這わせた。  俺は全てをかがりのせいにした。  かがりが俺をこんなに心配させたからだ。かがりが俺をこんなに疲れさせた。  かがりがこんな暗がりに隠れていたせいだ。  かがりの方から、誘ったんだ。
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