第1章 条件はそれ?

14/21
前へ
/143ページ
次へ
私の疑念を察知したのか、彼はニヤッとした。 「が同じ帰省先なら、都合がいいでしょう?」 ギョッ、⁈ 「ええ、まあ……」 小声で曖昧に応じると、二ヒヒと笑った。 「そちらが帰省するときは僕も一緒に実家に帰れるし」 「帰省……?」 「里帰り出産の時ですよ」 イヒヒと相合を崩した。 その表情にゾゾゾッと背中に悪寒が走る。
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!

66人が本棚に入れています
本棚に追加