第6章 サインは出してません!

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完全に相手の有利な領域に入ってしまったのだから。 車に乗って3分と経たないうちに、Mr.Dが陽気に話し出した。 「正直に言います」 一呼吸おき、助手席の私に顔を向けた。 「すっかりイヌカレました」 イヌカレタ? 犬枯れた? 犬の声が枯れた? ペットの話だろうか。 「?病気ですか?」
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