第6章 サインは出してません!

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運転者は車から降りることはできない。 運転席から降りてはいけない。 それがせめてもの救いだ。 同乗者を降ろしたら、車を即座に移動しなければならないからだ。 今日一番のだ。 振り返るのをよそうと思ったが、3メートルほど歩いてから車が発車するのを確認したくてチラリと運転席を見た。 Mr.Dは身を乗り出していた。
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