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翌日、華子は仕事が休みだったので、朝食作りを買って出た。
家にある材料で、トーストとベーコンエッグ、それに
生野菜のサラダを添える。
買い置きのヨーグルトとコーヒーを添えて、
陸と向かい合い、いつものように一緒に食べた。
その後、陸は車で仕事へ向かった。
家に残った華子は、掃除洗濯を手早く済ませる。
その後、キッチンを集中的に片付け始める。
片付けながら、自分が使いやすいように少し配置を変えていった。
『陸が好きにしていいって言ったから、いいわよね?』
華子が使いやすいように、
オリーブオイルや調味料類、そしてフライパンや鍋の置き場所を
変えていく。
自分好みにレイアウトすると、俄然使いやすい。
配置を整えた後は、
シンクや棚の中、そしてIHクッキングヒーター周り、それに冷蔵庫の扉から
シンク下の引き出しまで、
全て一度綺麗に拭いてから、本当に必要な物だけをしまう。
もう使っていないような物は、段ボールにまとめておき、
陸が帰って来たら捨てていいかを聞こう。
全ての作業が終わると、そこにはお気に入りのキッチンが完成していた。
『ちょっと殺風景だから、美容院の帰りにキッチン雑貨でも見て帰ろう!』
華子は急にワクワクして来た。
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