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しかし、沙織は全く気にする様子もなく、
「そう来なくちゃ!」
と言って笑った。
美羽も嬉しそうな顔をしている。
二人の反応を見た華子は、思わずホッとする。
そしてこの日、華子は二人からの誘いを受け、
ランチをご馳走になる事にした。
それから華子は、どんな髪型にするかを沙織と相談し、
いよいよカットが始まる。
沙織の手さばきは、カリスマ美容師そのものだった。
以前華子が通っていた銀座の美容院よりも、技術力が高い。
ここで美容院を開く前は、
おそらく都内の有名店にいたのではないだろうか?
沙織の見事な手つきを見ながら、
どんな髪型に仕上がるか、楽しみだった。
そして華子はこの後のランチ会の事を考えると、
少しワクワクした。
『これが女子会っていうやつよね? フフッ、まさかこの歳になって女子会デビューするとは思ってもいなかったわ!』
そう心の中でそう呟くと、
華子はこの後のランチ会がとても楽しみになってきた。
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