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「で、結婚はいつ頃を予定しているのかい?」 「はい...実は私の母が現在ハワイに住んでおりまして、まずはハワイへ彼女を連れて行ってから正式に婚約しようと思います。その後、結婚はなるべく早くしたいと思っていますが、まだ日程等は何も決めておりません」 「そうかそうか、お母様はハワイにいらっしゃるのか...じゃあ婚約旅行を兼ねて二人でゆっくり行って来るといい...」 「ありがとうございます」 すると祖父が華子を見て言った。 「華子、良かったな。しっかりした方が一緒になってくれて」 華子は笑顔でうんと頷く、 そこからは、一気にざっくばらんな雰囲気へと変わった。 宗太郎は、陸が以前自衛隊にいたと聞き、急に身を乗り出して話し始める。 「いやぁ私の幼馴染がね、今、陸自のお偉いさんをやっているんですよ。だから私も結構その世界には詳しいんですよ!」 宗太郎は嬉しそうに言うと、あれこれと陸に質問を始める。 「おおっ、あの大規模噴火の際に怪我を...それは大変でしたね...」 そして華子が、 「陸は『第二?くうていだん』とかいう所にいたのよ!」 よく意味が分かっていないくせに、華子は得意気に言う。 祖父はそれを聞いて、更に身を乗り出してきた。 「おおっ、まさか空挺レンジャーですか?」 「はい...」 「それは凄い! 精鋭中の精鋭じゃないか!」 宗太郎はそう言って嬉しそうに微笑んだ。 そこからは、男同士二人で一気に自衛隊談議が始まる。 横にいてもちんぷんかんぷんの華子は、 二人を置いて、祖母がいるキッチンへと向かった。
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