HAPPYENDを目指して。

いつかの記憶

周りを少し見渡したあと、ボクはベッドからおりた。
机の近くにある椅子に座り、また部屋を観察した。

今さっきはベッドの隣が壁だったから見えなかったが
隣にまだ空間があるようだ。
そこには小さな棚が1つ。近づいてみる。

本が1つ。そして棚についている引き出しを開いてみる。

『　実験体No.209専用カルテ　』と書いてある
一冊の日誌のようなものが1つおいてあった。あとで読むことにしよう。

隣にも引き出しがあったため開いてみた。
『　日記　』とだけ書いてある手帳と、メモ帳やら何やらが入っていた。
文房具が好きなのだろうか、色々な種類がある。

…日記、カルテ。
実験体209とはボクのことだろうか。
…読んで見ればわかる。そう思いながらカルテを開いた。