来来来世。

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 生まれ変わったら一緒になろう。そう誓い合って俺達は輪廻の輪に飛び込んだ。  何度も転生を繰り返し、ようやく巡り会った彼女は相変わらず美しかった。  しかし俺にあの頃の面影はない。彼女は気づいてくれるだろうか。 「あっ蚊」パシッ。  彼女の手のひらが俺を叩き潰した。  畜生、今度は絶対に人間に生まれてやる。
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