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プロローグ
俺の名前は、只野純(ただのじゅん)。
年齢は15歳、普通ならば中学3年生なのだが、俺は普通とは少しだけ違うから中学3年生ではないのかも知れない。
1月の第三月曜日の昼間の2時過ぎに、チマチマとスマホをいじっているくらいだから、普通の中学3年生では無いと判断されても仕方ない。
そんな、普通では無い15歳の俺の、普通では無い毎日が、本当はどんなに退屈で普通どおりなのかを、俺は身に染みて感じる事になるのだけど、それはまだもう少し先の話しだ。
とりあえず、今は、時間をちょっとだけ巻き戻して思い出話でもしてみるとするかな。
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