令草くんの華麗なる年越し☆

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 「あ、あれは世の中が勝手に作ったイメージだ。  いい迷惑だぜ、まったく」  「そうだったのか!」  泥棒のハッタリを信じて目を輝かせる令草くん。超純粋である。  泥棒は急にモジモジし出した。  「どうされました、サンタさん?」  「部屋を汚されたくなければトイレ貸しな!」  驚いた令草くんが案内する前に、泥棒はトイレへ直行。  「すごい! サンタは何でも知っている!」  間取りが3階と同じだけである。  「あなたは一体どんな力を秘めているというのです!?」  「ちょ、待って」  外からトイレの扉をバンバンされて戸惑う泥棒である。  令草くんは好奇心、探究心共に旺盛なのだ!
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