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 ある詐欺師ふたり、農家をだまそうとする。しかし、その農家は詐欺師が思うような田舎の農家ではなかった。スーツを着て、にせものの金塊をすぐに見抜き、都会とやり取りして株式の売買をする。詐欺師のひとりはだませるものではないと、引きさがった。あとのひとりはわたしならだませると農家のもとへ向かう。その詐欺師は農家から金をせしめてきた。昔ならではの単純ないかさまで農家から金を巻きあげたのだ。時代は変わっても根は農家である。  時代は変わっても昔ながらのいかさまで農家をだます話でした。個人的になにかいまいちぴんと来ない話でした。
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