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 ある銀行の金庫から金が盗まれる事件が起こった。銀行には銀行を経営している男性とその妻と子どもが住んでいた。夜には警備員を見張りに立ててあった。犯行があった夜、警備員は金庫のある部屋に鍵がかかっているのを確認した。夜中に妻がやってきていった。あなた、こんなところでなにをしているの。男性がいたらしい。妻は寝室へ戻っていった。さらに時間がたって、男性が金庫のある部屋へ入った。そのときには金庫から金が盗まれていた。男性が盗んだのか、妻が盗んだのか、警備員にもうたがいがかかったが、警察は真実にたどり着けなかった。事件の話を聞いて探偵は真相を探りあてた。金を盗んだのは男性の息子だった。妻がやってきたときに息子の犯行現場を目撃したのだ。息子をかばうためにうその証言をしたのである。  この話もあらすじを書くのがむずかしい話です。銀行で窃盗事件があって、犯人が息子だったという話でした。
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