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 ある男性が突然死ぬ。その男性の持ちものからなぞの暗号が出てきた。探偵はその解読に取りかかる。暗号が書かれた紙には古代文字が書かれており、専門家でないと意味がわからない。専門家に翻訳を頼む。そのあいだ、探偵のもとへ男が依頼に来た。探偵はその男が死んだ男性と関係があると推理した。あの暗号文を取りかえしにきたにちがいない。男の依頼に乗ったふりをして、男を捕まえた。しかし、暗号はまだ解けない。専門家の翻訳も期待したものではなかった。だが、探偵はすでに暗号を解いていた。暗号にかかれた文字はフェイクであり、本当の暗号は髪を水にぬらしたときのみ浮かびあがるようになっていたのだ。その暗号は盗賊団が盗んだ金品の隠し場所を示していた。  暗号ものの話でした。古代文字の暗号かと思いきや、水にぬらしたら文字が浮かびあがるタイプの暗号だったという話です。
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