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 ある警視、休日にハイキングに出かける。そこで死体を見つけた。あきらかに他殺だが、遺書がある。だれかが自殺と偽装したのだろう。近くでキャンプをしていたひとに話を聞く。ふたりの男性がいい争っていたらしい。もうひとりの行方は不明だ。死体の確認をするために同僚がやってきた。同僚によると、行方のわからない男は会社の金を使いこんだらしい。それがばれて殺人を起こしたのだろうか。しかし、警視は自殺の偽装にしてはあからさますぎると判断した。周囲を探す。廃屋のそばでもうひとりの男が埋められているのを見つけた。葉巻のケースがいっしょに埋まっている。そのケースは同僚の持ちものだった。金を使いこんだのは同僚のほうで、同僚がふたりを殺したのだった。  ひとりの男がもうひとりの男を殺したように偽装した事件でした。言葉で説明するのはむずかしいですね。
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