こんな話を読んだ2024

３

　ある飛行場で飛行機乗りが仲間の帰還を待っている。だが、仲間は帰ってこなかった。全員が死んだと思った。数日後、その仲間が帰ってきた。なにがあったと聞いても記憶が飛んでいる。また後日、その仲間とともに出撃したとき、仲間が記憶を取りもどした。仲間から話を聞く。任務に向かっている最中に雲に突っこんだ。どこまでもつづく雲を抜けると、飛行機が一列に並んで空の端から端までつづいていた。わたしはその列に引き寄せられた。光が見えて、飛行機がそこへ吸いこまれていく。わたしも光のもとへ行きたかったが、わたしは列からはぐれた。そのまま意識を失い、気がついたらもとの世界へ戻ってきたというわけだ。その数日後の任務でその仲間は死んだ。墜落していく飛行機のなかで仲間はわたしは運がいいと叫んでいた。

　前にも読んだことのある作品です。紅の豚のワンシーンのモデルになった話ですね。
　戦闘機乗りを扱った話ですが、登場人物はうつくしく死んでいきますね。実際はどうか知りません。