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 ある男性、いままでにない探偵を生みだそうとしている。しかし、どれも既存のアイデアばかり。そんななか編集者からゴーストライターを務めないかという提案をされる。ただし無条件ではない。男性のほかにひとり候補がいて優秀なひとりを採用する形だ。男性はそのもうひとりに呼びだされた。その帰り道、そいつに殺されかける。だが、事故でそいつは死んだ。男性はそいつの住所を探って自宅をたずねた。すると、女性が出てくる。先ほどのやつは女性が仕向けた殺し屋だった。男性はこのことを黙っている代わりにゴーストライターの候補から降りろと告げる。男性は作品を編集に提出するが、出版社の方針が変わったので、代筆の件はなかったことになる。だが、男性は女性をモデルにした探偵を編集に提案した。それは新しいとなる。男性はその物語を書きはじめた。  この話を読んで改めて思ったのですが、この世にはいろいろな探偵がいますね。
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