28人が本棚に入れています
本棚に追加
宋代の中国。丐幇の幇主・喬峯は、誰からも慕われる英雄的な存在でした。
しかしある日、副幇の馬大元が何者かに殺害され、馬夫人の証言でその犯人とされてしまいます。
さらに喬峯は自分が漢民族ではなく、契丹人であるという出自を明かされ、丐幇から追放されることになってしまうのです。
自分を陥れた人物を探し出し、さらに自身の出生の真実をつきとめるため、喬峯は旅に出ます。
しかし、彼の行く手にはさらなる罠が仕掛けられていました。
故郷に戻った喬峯はそこで惨殺された両親を見つけ、ここでも犯人扱い。さらに修行を積んだ少林寺でも師匠殺しの濡れ技を着せられるのです。
次々と襲い来る刺客たち。武林最強の技「降龍十八掌」を駆使して彼らを倒していく喬峯は、戦いのさなかで阿朱という女性に出会い、傷を負った彼女を救うのですが──。
最初のコメントを投稿しよう!