ご報告とお詫び

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エッセイは休まずに、治療を始めたらしばらくその間のことなどをぽちぽち書こうかなとも思ったのですが、それでは「徒然・闘病日記」だし、どうせ愚痴になってしまいます。 ほんと柴谷には、映画館で映画を観てお話して皆さんに読んでもらって、じぬぬに癒やされて、たまに友だちとおいしいものを食べるという楽しみしかないのに。それを奪われるなんて! ほらね、すぐ愚痴になる(笑)。 何ごとにもすごく臆病で弱気で小心者な自分は、最初の検診にも次の再検査にも、すごく行きたくなくて怯えていました。 なんの自覚症状も痛みもありませんでしたから、やっぱり行かないでおこうかななどとも思ったのです。 昔、母が生きていたころ、何ごとにもびくびくと怯える自分に「他ん人にできるこつだけん、あんたにもできんはずなかタイ」とよく言われていました。 そう言って、励ましてくれていたんです。
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